※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
2021年7月18日(日)曇り
尾西谷遡行
07:50 白山神社
13:45 白山神社
駐車場発〜駐車場着 5.3km 3時間25分(休憩含む)
駐車場標高:437m 最高点:994m 標高差:264m 累積標高登り:m
道中の飲料水 0.5L(お茶0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ シェルジャケット(未着用)
着衣(下) タイツ ショートパンツ
靴 モンベル サワタビ
他 ヘルメット ハーネス
以前からこのブログを読んでいるという人が、「良かったら沢登りに行きませんか?」と誘ってくれた。沢は興味有るけど危険過ぎてソロでは行けず、かといって周りでやっている人もおらず機会が無かったんだけど、良い機会なので連れて行ってもらう事にした。
アクセス
揖斐郡揖斐川町春日の白山神社が目安。一応この辺りではメジャーな沢らしいけど、教えてもらったルートなので詳細は割愛する。
ルート
今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。
本来はログのループ部分下側(南)を遡上する予定だったけど、沢出合で進む沢を間違えて直進している。
今回はウッスさんに案内してもらって初沢登り。若いのに沢歴5年だそうで、僕よりも遥かに知識と技術が有る。
堰堤を越えた辺りでとりあえずロープワークの練習。めっちゃ参考になる。独りでは身に着けるのが難しい。
ロープを使って沢を登る。まぁウッスさんはフリーで登って支点作ってんだけど。
沢登りっぽい!
沢登りっぽいよ!
ウッスさんが撮ってくれました。写真だけだと何だかヤレる人っぽい。
岩穴くぐるよ。
意外に滑らないのね。
源流まで登り詰めたけど、予定の沢とは違った。
一旦尾根に出て、登る予定だった沢を目掛けて下る。藪漕ぎというレベルではないけど、ほんとにここで良いの?って思える様な斜面。
下りは更に難しい。
懸垂下降。
なるほどこれは良い沢ですね。
3回ほど懸垂下降して下ってきた。
ロープやギヤ類からお世話になりっ放しで申し訳ないです。
ルート
尾西谷
沢の事はさっぱり分からないけど、 この辺りでは良い沢だそうです。歩いている人もそれなりに居る様。
感想
本格的に登山を始めてから9年ほど経つ。ある程度経験を積むと、メジャーな山のメジャーなルートを歩くだけでは満足出来なくなってきた。確かに気持ち良いけど、全てが予定調和でアドベンチャー的な要素がとても少ないからだ。
更に突っ込んだ山行をしようとすると、雪山、藪漕ぎ、沢登り、クライミングなどになって行くのかな。藪は夏にやりたくないのと、沢登りとクライミングはビギナーがソロで出来る様なものではなく、かといってサークルやクラブ、山岳会に入るほど自由でもないから今まで機会が無かった。ウッスさんが誘ってくれたのは渡りに船というか、よくもまぁこんな得体のしれないオッサンに「一緒に行こう」なんて言えるもんだなと感謝。
実際に沢登りしてみて、あぁやっぱりこれはソロでやるもんじゃないと痛感した。何気ない所で転んだし、一度5,6m程滑落した。幸い擦り傷くらいで済んだけど、落っこちながら「あぁこれはヤバイなぁ骨折したら困るなぁ」と思いながら文字通り転げ落ちてた。独りで、電波も入らない谷底で行動不能になれば即遭難する。失敗しておいて良かった。楽しいだけの沢登りだったら舐めてたかもしれない。怪我しない程度の失敗はしておいた方が良い。
沢は究極のバリエーションルートだ。メジャーな沢なら踏み跡は有るかもしれないけど、基本ルートなど無くて自分で判断して進んでいかないといけないし、一般的な登山道と比べて遥かにリスキーだ。ソロの雪山でもここまで危険を感じた事は無い。登山で遭難したら下ってはいけない、というのはセオリーだけど、登山に詳しくない人は簡単に下れると思っている節がある。一般的な登山道をまともに下れない人が沢を下れる訳がない。
とても良い経験が出来た。誘ってくれたウッスさんには感謝しきれない。