シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

白山 平瀬ルートから御前峰

 

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2022年7月24日(日)晴れ
白山に平瀬ルートから登る

 

コースタイム

04:55 平瀬登山口

07:00 大倉山

09:25 室堂

10:00 御前峰

10:15 室堂

12:20 大倉山

14:00 平瀬登山口

 

駐車場発〜駐車場着 14.9km 8時間40分(休憩含む)
駐車場標高:1231m 最高点:2702m 標高差:1471m 累積標高登り:1604m
道中の飲料水 2.2L(お茶2.2L)
着衣(上) 長袖シャツ 中間着(未着用) ハードシェル(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄手)
靴 adidas TERREX SWIFT R Go
他 グローブ 帽子 サングラス ストック

 

 

ポイント

・登山道までの道路状況

林道(白山公園線)は現在10/31まで工事中となっている。但し土日と、8/11~8/21は規制解除となっている。それ以外の平日は通れないかもしれない。国道156号は御母衣ダム付近で2ヶ所ほど工事しており片側交互通行になっている。大雨や災害で通行止めになる可能性があるので、行く前に確認は必要。

・アイゼン要る?

雪渓のトラバースが1カ所だけ有る。みんなアイゼンは使用してないし難易度は高くないけど、不安なら念のため軽アイゼン(チェーンスパイク)が有れば持って行った方が良いと思う。ピッケルは不要だけど、万一仲間が滑落した時に登り返す為に、短いクライミング用を持って行っても良かったと思った。トレランやハイキングレベルの装備の人を多数見掛けたのでそこまでの装備は不要かもしれないけど、自分や気象の状況に合わせて。

 

 

アクセス

岐阜方面からだと、国道156号を北上。国道158号との三叉路を左折して国道156号のまま。白川郷の看板を目指して走ると分かりやすい。御母衣ダムを過ぎると白山公園という看板が有るので左折。林道を13kmほど走ると白水湖畔の駐車場に着く。林道はすれ違い困難な細い林道でカーブミラーは乏しい。日中は対向車に注意。

 

ルート

今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

白水湖を起点に平瀬ルートで御前峰まで登る。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら。ただし現在はヤマレコ有料会員でなければ他人のGPSログを流用する事は出来ない。

 

 

今回は森の友達Mックマさんと登る。好天の週末だけあって5時で満車に近い。

 

登山口。用意して5時スタート。

 

序盤は地味だけど良く整備されていて歩きやすい。

 

地味な林を抜けると御前峰と剣ヶ峰が見える。かなり遠くてかなり高い。

 

尾根に出ると開放的で気持ち良い。

 

スタート地点の白水湖が見える。白水と言いながら思い切り緑色。

 

別山を望む。別山からのルートもとても良かった(けど辛い思い出)。

 

お花畑。

 

1ヶ所だけ雪渓のトラバースが有る。踏み跡も有り難しくはないけど、うっかり滑落すると数百メートルは落っこちそう。

 

崩落地を抜けて

 

カンクラ雪渓を横目に

 

登り切ると室堂へ向かうフラットな地形に。

 

白山は何度か登っているけどクロユリを見た事が無かった。今回初めて見れたよ。

 

クロユリ

 

クロユリ!?

 

クロユリ!!? あれ?クロユリってこんなに群生してんの? 道中1,2輪見られるだけかと思ったら、めっちゃクロユリ。一面クロユリ

 

とても開放的。別山綺麗。

 

室堂に着いた。

 

森の友達Mックマさんは室堂でもういいと言うので、僕だけ御前峰に登る。何度か登っているので無理に登る必要は無いけど、せっかく良い天気なので。

 

荷物をデポしてきたので身軽で速い。待たせているので、そそくさとお参りする。

 

眼下に室堂。

 

山頂はめっちゃ人が居る。

 

遥か下方に白水湖が見える。

 

剣ヶ峰登りたい。良い天気だからお池巡りも良いけど、Mックマは体力を使い果たした様で室堂でバナナ食ってる。

 

下る。ゴールは遥か下方。

 

崩落地を下り

 

雪渓を下り

 

沢山のトンボの下をくぐって

 

開放的な尾根を下っていく

 

終盤は地味な林の中だけど、歩きやすいのでペースを維持しやすい。

 

ルート

白山 平瀬ルート

よく整備された登山道で、難所もほとんどない。登山者も多く、困った事になる事も少ないとは思うものの、15kmほどの長い距離と累積標高1500m超の標高差で日帰りで歩くにはそこそこ健脚向き。メジャーなルートで比較的チェレンジしやすいけど、距離が長いので道中でトラブルが発生すると困難になる。時間、体力には余裕を持って。また途中に水場は無いので飲料水不足にならない様に。

 

感想

白山に登りたいと思っていたけど、平瀬ルートに向かう林道は工事中になっていたので当分登れないと思っていた。そんな折、森の友達Mックマさんが「白山に行こう」と言う。なんでも、土日は通行止め解除になるらしい。

高山なのでそれほど飲料水は要らないだろうと思っていたら、思った以上に消費して手持ちの分(ペットボトル4本)を全部飲んでしまった。ギリギリだった。室堂で購入出来るけど、多めに持って行った方が良い。重いけど。

久しぶりの白山は快晴で、とても良かった。登山者が多くてうんざりするかと思ったらそうでもなかった。どうやら同行者のペースが上がらず、先行者を追い越すよりも後続に抜かされる方が多かったから、あんまりストレスを感じなかったみたいだ。白山は楽しいけどハードなルートだ。僕も前回の山行から随分と間が空いてしまっていたので、気負い無くのんびり歩けて良かった。

 

 

 

 

室堂の白山神社でだるまのストラップを買った。ちいさなだるまで可愛い。

 

目出だるま、とか書いてあって何で目出?と思ったら、目が飛び出る。おめでたいからなのか、ビックリ仰天なのか。

 

 

愛用してたトレッキングシューズ(adidas TERREX SWIFT R Go)のソールが剥がれた。登山口まで残り1km地点だったから良かったけど、登りの途中とか山頂とかだったら嫌だな。補修用のガムテームで固定して帰ってきた。

 

まぁ結構使ったからな。安い割には充分持った方だと思う。新しい靴買わないといけない。

 

参考

残雪+視界不良だと難易度がかなり高くなる。あと、登山者が少ないというのは静かにマイペースで歩ける反面、ルート取りなどは他人をアテに出来ない。その分、登山としてはシーズン全盛の頃とは違って面白い。

singlesmile.hatenadiary.jp

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象印 ステンレスキャリータンブラー SX-JA30

 

 

 

先日ステンレス保温ボトルを買ったばかりなのに、また買っちゃったよ。象印の真空ボトル。

www.zojirushi.co.jp

 

300mlと400lmのサイズが有るうちの、300mlの方。スタンレーのマグボトルも店頭で見掛けて良いなぁと思ったけど、象印は構造がシンプルなのと漏れに対する信頼性は高そうな印象。

 

シンプルでムダが無く、でも野暮ったくない秀逸なデザイン。カラーバリエーションはパステルカラーがメインだけど、男性でも違和感ない色もある。

 

構造が極めてシンプルなのが良い。フタは1個だけで、しかもフタとパッキンが一体化されている。飲み口も広いので掃除の手間が掛からない。フタの先端部分だけゴム素材の柔らかい材質になってる。パッキンのみの交換が出来ないので漏れる場合はフタ毎交換する事になるけど、交換が必要になる頻度は少ないだろう。フタは容量、カラーに関係なく共用で990円

 

内面は象印特有のフッ素コーティングではなく一般的なステンレス素地で、タイガーほどの鏡面仕上げでもない。飲み口の少し下の段付部分がフタのシール部になるので、飲み物を入れるのは段付より下までにしておかないといけない。で、この段付構造のせいか、タンブラー本体がやけに厚い(外壁と内壁がかなり離れている)。なので容量の割に外寸が大きくなる。タイガーのボトルがめちゃくちゃ薄かったので余計に分厚く感じる。また、この飲み口部分から熱が逃げる様で、保温性、保冷性は一般的な真空ボトルと比べるとかなり劣る印象。

 

メリット

・おしゃれで持ち運びしやすいデザイン

・構造が極めてシンプルで掃除しやすい

・飲み口が大きくて飲みやすい

・飲み口が大きいのでコーヒーや紅茶に適している

・持ち運びせずタンブラーとして使える

 

デメリット

・保温性は通常の真空ボトルに比べると劣る

・本体部が厚く内容量に対し大柄になる

・通常のスリムボトル形状と比べると収納性が悪い

 

 

先日ステンレス真空ボトルを買ったばかりだったので、更に買い足すのは非常に憚られるものの、買い物に出掛けた先でHOPカード会員様特価で千円引きの値段(税抜き1,980円)で売っていた。1,980円なら安い。けど、いくら安くてもこれ以上ボトルは要らないだろう、と悩んだものの物欲に負けて買ってしまった。

デザインも良く使い勝手は良さそうだし、性能や信頼性も申し分無さそうだし、でも少し容量が大き過ぎるかな、と購入を見送っていた物。実物を見ると思ったよりも大きくない。サイズ違いの400mlは、タンブラー形にしては少々大きい印象。

先日買ったタイガーの200mlボトルは非の打ち所がない秀逸な製品なんだけど、今の時期に使うには少々小さ過ぎた。コーヒーSサイズ1杯分くらい。それも見越してもっと飲む時は入れ直すつもりで買ったんだけど、アイスコーヒーだと2,3口で無くなってしまうので面倒くさい。冬場のホットコーヒー向けなサイズだ。ただ、それ故に非常にコンパクトで収納性はバツグンで、お弁当入れに一緒に入ってしまう。小さい割に保温性も良く、これはこれで素晴らしい。

もう少し容量が欲しいなら手持ちのサーモス350mlで良いじゃないか、と思うんだけど正にそれで充分で新たに象印のタンブラーを買う必要性は全く無かった。単にタンブラー型がおしゃれで欲しかっただけなんだ。

実際に使うと、入れやすい、飲みやすい、持ちやすい、掃除しやすいと秀逸。コーヒー2杯分くらいなので、アイスコーヒーだと丁度良いサイズ。難点は先に書いた通り保温性がそれほど高くないのと、本体に厚みが有る分大柄になること。

冷たい飲み物を入れておくと、飲み口付近が露吹いていて熱が逃げているのが分かる。スタンレーのタンブラータイプも保温性については評価が低かったし、構造上どうしても熱が逃げやすいんだろう。温度を保ちたかったら飲み口付近をリストバンドなどで保温してやると多少はマシかもしれない。保温性については一般的な真空ボトルに比べ、かなり劣る印象。実際に温度を測定した訳では無いけど、感覚的には分かる程度なのでかなり悪いと思う。ただ、この手の製品の用途としては登山やハイキングで10時間後に飲むとかそういう使い方ではなく、コンビニやコーヒーショップのコーヒーを移してせいぜい2,3時間で飲み切る、または自宅で入れて会社の休憩時に飲む、という様な用途がメインかと思うので、その程度の時間であれば実用的かもしれない。

本体はムダな厚み部分を薄くすればもう一回りは小さくなると思うので残念な所。かなり厚みがあるので、収納時には不利になる。

短時間で飲み切る、または冷めても(ぬるくなっても)構わないというケースなら悪くはないと思う。コーヒーショップで直接入れてもらうにも抵抗が無いデザイン。ただ、長時間の持ち歩きには明らかに不利なので、一般的な真空ボトルを選定した方が良いかと思う。これを買って使ってみて、個人的には逆にタイガーの真空ボトルの評価が上がってしまった。

 

これでステンレス保温ボトルが6個になった(自分のだけで)。ちょっと持ち過ぎだと思うけど、実際に使って見ると意外にそれぞれにメリット/デメリットがはっきり出ていて面白い。

 

 

 

楽なことは良いことか

 

 

 

僕のマイカー(パジェロミニ)は先日トランスミッションの故障により修理に出してしまい、その間代車のトヨタ・サクシード(プロボックスの姉妹車)で通勤している。既に2週間ほど通勤の度に90kmほどの距離を走り、混雑した市街地から深夜のバイパスまで走って思った。こりゃマジで楽だな。

エンジンが1500ccだから軽自動車に比べればパワーに余裕が有るのは当然として、商用車だから荷物を満載する事を想定してピークパワーではなく低速トルクを重視してるんだろう。低い減速比と相まって加速にストレスが無い。エアコンをONにしても難なく加速するし、トップギヤは高めになっているみたいでスピードの乗りも悪くない。加えて、出勤時間の調整で駐車場でエアコン掛けて寝てたりするのに燃費は15km/Lを超えてる。運転しやすい、加速も良い、おまけに燃費も悪くない、室内は広くて荷物も沢山載る。更に商用車だからか煽られる比率が低い上に、車間距離を空けていても山道では前を行く車が道を譲ってくれる。もう非の打ち所がない。スピードが出る車だと抑制するのが大変かと思ったら、別にそんな事は無くてちゃんと自制出来てる。これだけの距離を毎日車で通勤するなら、普通車にしておけば良かったと思ってしまう。

ただ、楽だけど運転が楽しいとは思えない。さすがに飽きてきた。僕が車で必須と思える装備は唯一「エアコン」だけ。最近は酷暑だというのもあるけど、今の日本の真夏にエアコンを掛けずに車に乗るのは不可能に近いし、雨の日は曇って視界が悪くなって危ない。だからエアコンは欲しいけど、それ以外は必須じゃない。必要最低限の人が乗れて、必要最低限の荷物が積めれば良い。それ以上は「余計な物」でしかない。そういう意味では、特別な装備は何もないパジェロミニは全ての操作を自分でやらなければならず、それはそれで良かった。

最初はエアコン使う時期の間は代車の方が楽で良いかなと思っていたけど、今は早く車の修理が終わらないかなと思ってる。