シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 現金

今日はホワイトデーです。なぜホワイトと言うのか分かりませんが、目の前が真っ白になったり、頭の中が真っ白になったりする事を思えば、確かにホワイトデーかもしれません。
そんな世の中浮かれムードのホワイトデーですが、家族以外から1個たりとも貰わなかった僕にはさして気にすべきイベントではないのですが、かといって完全に無視する訳にもいきません。一応義理ではあるものの、娘や奥さんからも貰っているからです。イベント事はきちんと網羅して、アットホームでデキるダンディな父親像を作り上げなければなりません。
娘は先日ホワイトデーコーナーに陳列してあった子犬のぬいぐるみとハンカチセットを熱望してくれたので話は早かったのですが、問題は奥さんです。何が欲しいのか。しかも僕が買える金額の物で。うやむやのうちに月日が経ってしまい、何も決まらぬまま14日になってしまって、僕は「義母さんのお返しを買いに行く」という奥さんに対して、じゃあ奥さんの分も何か買ってきて。と、とんでもない事を言ってしまいました。自分のお返しを自分で買え、と。デキる父親どころか、自分で言っておきながらとんでもないロクデナシです。
本当は全く何も考えていなかった訳でもなく、ある程度目星を付けて今回は今まで買っていなかったスイーツにでもしようかしら。などと思っていたものの(スイーツという時点で既に安易ですが)、同居のお義母さんのお返しを買うという事は我が家の口にも入る訳で、つまりスイーツが重なると塩梅が良くない訳で、しかも日持ちがしない物だと美味しく頂くはずが何だか拷問みたいになりかねないので、急遽予定を変更せねんばなりません。直前になって都合がつけられる物など限られているし、花は既に何度もあげているしなー、お肌に優しい化粧品はクリスマスにあげたしなー、どうしよう。どうしよう。そういえば靴が欲しいとか言っていたので、それの足しにと現金をあげる事にしよう。
しかし、現金は良くない。ロクデナシの上塗りです。プレゼントは、相手の事を考えて送るからプレゼントなのであって、そのプロセスを飛び越えて金だけ渡すのは無神経過ぎるというもの。更に僕は去年の暮れの結婚記念日にも現金を渡しているのです。結婚記念日も10年目となり、世間ではスイートテンダイヤモンドなどと言われていますが、僕の小遣いからダイヤモンドを購入出来る金額など出てくるはずも無かったのですが、何故か僕は10万円入った封筒を手渡していました。うわっ!ポンッと10万出せるなんて、こときちさんったらセレブだったのね。私も愛人にしてして♪ と世の中の女子が殺到すると困るので言っておきますが僕の小遣いから出た金ではなく、タイミング悪く 良く手持ちのバイクを処分した直後だったから少しまとまったお金が有ったからで、貧乏人が持ちなれないお金を持つのもなんだし、ダイヤモンドなんて要らない人には全く要らない物だし、結婚10年目ならキリ良く10万円。という単純な理由からなんだけど、その後何か大きな買い物をした様な気配も無い所を見ると、もしかしたらそのまま生活費に消えてしまっているかもしれませんorz
プレゼントが現金だなんて、いくらその方が都合がいいからと言っても味気ないものです。本当は今までに色々考えるだけの余裕が有ったはずなのですが、バイクやギターや小説やギャルゲーに没頭するあまり、考えそびれてしまいました。次回のイベント(誕生日)にまたもや現金を渡す事にならない様、次はちゃんと考えたいと思いますが、「え? 何? 現金の方が良かったのに。」と、言われたりしてorz