シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 距離

澄み渡る秋晴れの日曜日。奥さんは子供と出掛けることになり、期せずして1人の時間が出来たのでバイクに乗りに出掛けました。先週見事に雨にやられたので、一緒に出掛けるはずだったバイクのお師匠さんを誘ったのですが、これまたたまたま日曜日が仕事という事で、仕方なく1人で乗りに行く事にしました。
すっげー良い天気! 超気持ち(・∀・)イイ!! と思ったのもつかの間、上り坂でスタックして上れません。以前お師匠さんと走りに来て、その時FANTICでは難なく上れたはずなのに、TLRでは上れません。坂の途中でタイヤが空回りしてしまい、そのままズルズルと落下。上れない坂の途中で止まるという事は、そこから再スタートするのは不可能という事で、まずそんな急斜面ではエンジンを再始動させられないし、ブレーキ掛けててもズリ落ちてしまいます。やむなくバイクが1台やっと通れる程の細い山道を少しなだらかになった所までバタバタとバックして、再始動して、再度アタック! 着込んでいたジャケットを脱ぎ捨て、シャツ一枚になってハァハァ言いながら汗だくになってアタックするものの、やっぱり上れませんorz。サスペンションのせいなのか、はたまたチビたタイヤのせいなのか、恐らくその両方と僕のテクニック不足のせいで、4、5回繰り返したものの結局上れませんでした。トライアルバイクはシートが無いのと等しいくらいペッタンコであるとか、車体が超細いとか、その形状の意義を切実に実感しました。
トライアルバイクで楽しく走れる所って意外に難しくて、あまりにイージーではつまらないし、かといって難し過ぎると進めないし、その微妙なギリギリのラインを探して60kmほど走りました。もうクタクタ。
ガソリン代はハイオクを使っても500円。あとはおにぎりが3つ。それでクタクタになるまで腹いっぱい走れました。バイクの楽しさは走る距離とは無関係で、1日1000km走るより、僕には20m程度の急坂を走りきる事の方が価値がある事。とりあえず次はタイヤを交換することにしよう。

山は紅葉のトンネル