ほとんど毎晩ギターを弾いてますが、大体夜の8時から9時までくらいを練習時間にしてます。あまり遅いと近所迷惑になるし、平日にそれより早く時間を作るのは難しいし。でも、仕事で遅くなる時もあるし、夜更けに音楽を聴いたらふと弾きたくなったりもするし、そんな時はサイレントギターが有ると便利だと思います。
サイレントギターっていうのはその名の通り静かなギターで、ヘッドホンを付けるとアコースティック風な音色が聞えるというもの。メジャーな所ではヤマハとアリアが販売してるのですが、僕は以前アリアのサイレントギターを買いました。
これで夜更けでも気兼ねなくギター弾きまくり。と思ったのですが、何だか妙に弾きにくくて結局全然使っていませんでした。で、何で弾きにくいのか良く見てみると、まずナイロン弦モデルなので普通のフォークギターと比べると弦に違和感が有ります(123弦が太い)。それよりも問題なのは、ネックが反っていて弦高が高くなっているみたいで、5フレット辺りでも既にとても押さえにくいです。
こんな事なら少々高くてもヤマハにしとけば良かったなぁ。と思いながら楽器屋さんでヤマハのサイレントギターのナイロン弦モデルを眺めてたら、店員さんが「ちょっと音出してみましょうか?」と言うのでちょっと触らせてもらう事にしました。サイレントギターだと周りにはほとんど音が聞えないので、ヘタクソが弾いても大丈夫なのです。画期的。が、しかし、ヤマハのナイロン弦モデルはネック幅が広くて非常に違和感が有って弾きにくい。というかまともに弾けない。良かったサイレントで。
僕が試奏した物はクラシックギター寄りのモデルなのでしょうが、でもヤマハの普通のクラシックギターと比べるとネック幅は若干狭いし、そうするとフォークギターよりは太いけどクラシックギターよりは狭いので、普通のギターを弾こうとすると違和感を感じる事になりそう。ヤマハのサイレントギターは他に鉄弦のフォークモデルと、クラシックギターと同じネックのクラシックモデルが有るので、買うならそのどちらかにした方が良いと思います。店頭にはフォークモデルもクラシックモデルも置いてなかったので、実際に触る事は出来ませんでしたが。
それに比べればアリアのナイロン弦モデルのネックははほぼフォークギター感覚です。音はナイロンの音がしますが、まぁそれはそれで良いです。ペグが後ろ側に有って非常にコンパクトだし、ヤマハよりも軽くてシンプルだし、僕の持っている製品は少し前の物らしく、フレームに巻かれたウレタンクッションが一部だけしかなくて、それが本家ソロエッテの製品に似た感じで見た目もなかなか良い感じなのですが、弾きにくい。何とかならないもんかいな。
実はクラシックモデルと間違えて買っちゃったんだけど。クラシックモデルはもっとネックが太くて、ストラップを留めるピンが無くて、カッタウェイ(ギター前方下側のえぐった部分)が有りません。まぁ、今思えばクラシックじゃなくて良かったと思うけど、どうせならフォークモデル(鉄弦)を買えばよかった。ついでにナテュラルなカラーが良かった。中古を勢いで買うもんじゃないって事ですね。
ソロエッテのHP画像風なアングルで撮ってみました(今はTOP画像が違うモデルになってますが)。こうして見ると一見野暮ったそうなアリアもカッコイイじゃありませんか。なんかウッカリ欲しくなっちゃいそうでしょ。まぁ、格好だけじゃ意味が無いんだけど。