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目指すのはジャンガリアンな生き様

 海がきこえる2/リレキショ

海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)

海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)

★★★★☆
あらすじ
大学1年の夏、杜崎拓は故郷高知に帰省した。親友・松野と里伽子のわだかまりも解け、気分良く東京に戻った拓の部屋に、年上の女性、津村知沙が入り込み泥酔し寝ていた。「その年上の女、たたるぞ」という松野の言葉が拓の脳裏に蘇る。不倫の恋に傷ついた知沙。離婚した父とその再婚相手との間で傷つく里伽子。どうしたら人は人を守れるのだろう? さまざまな思いと痛みが交錯しながら拓は東京ではじめての冬を迎える−(本書裏表紙より)
レビュー
書店で見かけて、コレってスタジオ・ジブリのアニメーションの原作じゃね?って事で買って読んでみました。アニメのその後的な話です。前作読んでないしアニメも見てないけど。
性格のキツいワガママな女の子が出てきて振り回されながら、それでもそれなりに傷つきながら進んでいくっていう話なんですが、イラつく(笑) 若いうちはワガママも可愛いくて許せちゃうんだけど、好きかどうかも分からないのにワガママに振り回されてそれでも笑っていられる程若くなくなっちゃった。そういうのって凄く疲れるんだよね。もう読んでるだけで疲れる。もう放っておけば良いじゃんって思ってしまいます。ただ、恋人という立場に執着せずに一歩引いて、「幸せだといいなって、祈りたいような、守りたいような気持ちになる」っていうのは分かるかも。多分、それだけ大人になったって事なんだと思います。不倫は良くないけどね。
小説としては可も無く不可も無く★3つ程度の印象ですが、所々に散りばめられたイラストが良いです。イラストでプラス★1つ。前作を読むか、アニメを見てから読んだ方が良いのでしょうが、何だかもう良いやって気分。

リレキショ

リレキショ

★★★★☆
あらすじ
姉さんの所に転がり込んで弟になる。リレキショを書いてガソリンスタンドでバイトする。繰り広げられるささやかな生活と、ちょっと素敵な出来事。単行本なのであらすじはありません。
レビュー
著者の代表作みたいなので、図書館で借りて読んでみました。
面白いです。この著者独特の、何がどうという話ではないし、あっと驚いたり、感動に打ちひしがれたりする事も無いのですが、ただただまったりと話が進んでいきます。
どういういきさつで弟になったのかとか、はっきりとした明確な結末ではなったりしますが、まぁそれで良いんじゃないのって思わせる様なまったり感。
とりあえず、涙が出るほど優しいキスが出来る男になりたい(笑)