シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 困る

先日買い損ねた目覚まし時計が気になって色々調べていたのですが、オークションを眺めてたらうっかり買ってしまいました。

Qooの目覚まし時計です。可愛らしいでしょ。アラーム設定時刻になるとQooが踊りながら「子供だってぇ〜♪」と例のメロディが流れるんですってよ。落札価格が上がる様なら諦めようと思ったら、誰も入札しなくて落札しちゃいました。
で、実際に届いた時計を見て思ったんですが、今更ながらこれは目覚まし時計としてはいかがな物か。まず、ポイントを集めると「必ず貰える」景品だという事。40ポイントですから2Lのドリンクを40本購入すると貰える景品です。スーパーで1本200円で買えるとすると、8000円分で貰える品物です。8000円分の飲料水の利益がどの程度かは知りませんが、それ程大した額ではないでしょう。それで貰える景品の原価もそれ程大した金額じゃないはずです。つまりかなりコストが削られている製品という事になります。目覚まし時計に求められる性能として一番重要な事は、設定した時刻になったら「必ず鳴る」という事です。起きなければならないから目覚ましをセットするのであって、起きなければならないのに起きられなかったら大問題です。目覚ましの存在意義を失います。そういう大役にコストが掛けられていない信頼性に欠ける製品を使うのは気が引けるのです。加えて、アラームの設定スイッチが分かりにくくて、ONにしているかどうかが一目で判断出来ないというのもネックです。ONにしたつもりが鳴らなかった、では済まないです。
実際に、電池を入れてアラームを鳴らしてみると、一回の動作でQooが踊らなくなりました(笑) まぁQooが踊ろうが踊らなかろうが目覚まし時計としての機能は変わりませんから問題ないと言えば問題ないのですが少々残念です。秒針はコチコチと音がするステップ秒針ではなく、スムーズに回転する時計になっている点は、目覚まし時計としては評価できますが、文字盤は時刻表示しかなくてアラームの設定時刻がかなりアバウトになってしまいます。アラームの設定に関してはデジタル時計の方が分単位で細かく設定出来るので便利ですが、アラーム設定を変更する際はアナログの方が手間が掛らなくて楽ですから、どっちもどっちでしょうか。ただ、アナログでも文字盤に10分単位で目盛りを付けて欲しいです。
もう1つ買ってから気付いた事があって、例えベル音じゃなくても不愉快なものは不愉快だってこと。「子供だって〜♪」と大音量で流れるのはネタとしては面白いですが、それを枕元で毎朝鳴らされたら叩き壊してしまいそうです。やはり優しいメロディとボリュームの変更が出来る時計が理想的ですね。
そんな訳で、買ったは良いけど結局目覚まし時計には使っていません。色々な点で目覚まし時計として使うには不向きで、ただの置時計となっています。こんな事なら最初から素直にジブリの目覚まし時計を買っておけば良かったと思うのですが、オークションで見かけたミッフィの目覚まし時計もミッフィの声で「起きてくれないと私困っちゃう〜」と言われると本当に困ってそうで、人が良い僕は起きなきゃいけない気分になりそうなので良いと思います。ムダに目覚まし時計ばかり増えて、違う意味で困っちゃいそうな気はしますけど。