シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 原付

だんだん春めいてきたことだし、経費削減の為に、しまいこんであったスクーターに乗ってみようかとガレージの奥から引っ張り出してみました。昔奥さんが乗っていたホンダのジョルノ。
まず、残っていたガソリンを灯油ポンプで出来るだけ吸い取って、近所のガソリンスタンドで新しいガソリンを入れます。キャブレターに残ったガソリンも抜こうと思ってドレンを開けてみましたが、ガソリンは出てきません。長期保管の為に以前抜いておいたのかも。
屋内保管だし、すぐにエンジンかかるだろうと思ってキックしてみたのですが、一向にかかる気配がありません。さっきまで肌寒かったのに、暑くなってきましたよ(-_-;) いくらキックしてもかからないので、多分どこか異常なのでしょう。原因を調べようと、まずキャブレターのドレンを開けてみたのですが、ガソリンが一滴も出てきません。キャブレターまでガソリンが来ていないようです。
憂鬱です。スクーターは手軽で便利ですが、いかんせん整備性がすこぶる悪いです。以前1回バラした事があるのですが、非常に面倒な上、整備中にうっかりメットインを開閉するワイヤーを外したまま閉めてしまってシートを破壊するハメになりました。かといって眺めていてもエンジンはかかりません。仕方ないのでシートを外し、カバーを外し、整備にかかります。結局こうなるのか・・・トホホ。
ジョルノには負圧式の燃料コックが付いています。エンジンがかかっている時だけ開いてガソリンを送り、エンジンが止まっている時は閉じる自動コックです。エンジンに繋がるチューブを抜いて吸ってみると、勢い良くガソリンが出てきます。コックの異常ではないみたい。
次にキャブレターを外して分解してみます。内部は意外に綺麗です。特に目立った汚れも無いし詰まった感じもありませんが、一応洗浄してエアーブローして組み立て。オーバーホールしたキャブレターを取り付けて再度キックしてみますが、やっぱりかかりません。キャブのドレンからガソリンも出てきません。おかしいですね。もう一度燃料コックのチューブを外して吸って、強制的にキャブレターにガソリンを送り込んでおいて、もう一度キック。やっとエンジンがかかりました。キックでは吸い込む力が弱いのか、エンジンの圧縮漏れで吸気が弱いのか、何だかよく分かりませんが一応エンジンはかかりました。エンジンが安定するのを確認して、カバー類を元に戻します。久しぶりにバイクの整備しました。やれやれ。
最近は大型スクーターが流行ですが、あれもきっと整備性悪いんでしょうね。その上、スクーターに好んで乗る人達がメンテナンスに気を使うとも思えないし、きっと乗りっ放し状態なんでしょうね。排気量に関わらず、中古のスクーターは気をつけた方が良い様な気がします。
原付スクーターは手軽で便利ですが、制限速度が30km/hという自転車並みの速度を強いられます。足に使うなら80cc前後のバイクを使うのが一番良いように思えます。ホンダAPE100とか、スズキ・ストリートマジック100辺りなら楽しそう。雨降りや冬場の事を考えると、機能や信頼性、整備性の面でカブが良いかな。
とりあえず、そのうち自賠責保険に入ってスクーター使ってみます。暖かい春の日に40km/hくらいでうらうらと走るのも良いんじゃないでしょうか。