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目指すのはジャンガリアンな生き様

 立山〜剱岳 立山で半遭難と、半インチキ劔岳











コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。


2014年7月13日(日)曇りのち暴風雨
       14日(月)雨
立山周回〜剱岳



13日
07:00 立山駅よりケーブルカー
07:30 美女平より立山高原バス
08:15 室堂
10:15 一ノ越山荘
11:15 雄山
14:10 剣山荘



14日
06:00 剣山荘
08:00 剱岳
09:35 剣山荘
11:15 剣御前小舎
12:50 室堂





13日
歩行距離 9.1km 5時間55分(休憩含む)
室堂標高2440m 最高点:雄山標高3003m 標高差563m 累積標高1715m
14日
歩行距離 9.0km 6時間50分(休憩含む)
最高点:剣岳標高2990m
道中の飲料水 携帯お茶2.0L内0.7L使用
着衣(上) 長袖ヒートシャツ カッパ フリース(室内) ウインドブレーカ(未着用) ULダウン(未着用) 防水風防パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン カッパ
靴 トレランシューズ ゲイター アイゼン
他 ヘルメット ピッケル(未使用)





会社の休日調整でどういう訳か平日の月曜日が休みになった。平日の月曜日なんて家族誰も居ないしどっか山でも行こうか。って考えてたら、そうか日曜日も使って普段行けない山に行こう。夢の北アルプスに行こう。北アルプスなら何処に登る?何か良く分からないけど、次に何時行けるか分からないから一番の難所と言われる劔に登ろう。劔岳から眺めれば、北アルプスがどういうもので、今度は何処を目指したくなるか分かるはず。こうして僕の初北アルプスの計画が始まった。



アクセス
岐阜方面からだと、東海北陸自動車道を北上し、北陸自動車道に入り立山ICまで。僕は1区間ケチって富山ICを使う。高速を下りて富山地鉄立山線の立山駅を目指す。立山駅前に無料駐車場有り。
立山駅からケーブルカーに乗り、立山高原バスに接続、室道まで。
ケーブルカー&高原バスの往復運賃は大人4310円。荷物が10kg以上になる場合は、高原バスで追加300円(片道)。ケーブルカーの荷物料金加算は無し。
G割(ぎふわり)という高速道路料金割引サービスが有る名神と中央道の一部、東海北陸自動車道全線の区間内で2日間走り放題5千円。平日だと片道でも5千円オーバーするので、名古屋方面から向かう場合は使い方によってはお得。事前に登録が必要。
ケーブルカーの始発は7時。室堂から下る高原バスの最終は17時。時期によって時刻表が変わる為、予め調べておいた方が良い。







今回のルート
山旅ロガーでGPSのログを取り、カシミールで表示させています。
地形図を作りたい場合は、カシミールから地図を印刷する手順をまとめたのでそちらを参照下さい。
13日
室堂から室堂山〜龍王岳を経由して一ノ越山荘、雄山に登り大汝山、真砂岳、別山を経由して剣御前小舎、剣沢を下り剣山荘まで。
14日
剣山荘から剣岳、剣山荘に戻り剣御前小舎、雷鳥坂を下りミクリガ池を通り室堂まで。





立山駅前駐車場。天気は下り坂。早めに行動したいけどケーブルカーの始発は7時。登山者と観光客半々位かな。ヘルメットを持っているのは僕以外に1人だけだった。


何気にケーブルカー楽しい。楽しいのに写真を撮っているのは僕だけだった。早朝のケーブルカーは静まり返ってる。


高原バスを乗り継いで室堂へ。高原バスからちらっと剱岳が見えた。天気しばらく持つかなって期待したけど、バスターミナルを出たら既に雨だった。まだかろうじて山が見える。
8:15 室堂スタート


去年立山を歩いた会社の友人が「立山はハイキングコースみたいだった」って言うからイージーなんだろう。じゃあ雄山(一ノ越)を目指さずにまずは室堂山から登るか(これがアダとなる)。


室堂山へ向かう登山者はとても少ない。前方に1人見えるだけ。雪渓を登る。


雪渓から岩の急登。結構ハード。天気が悪くてテンション上がらない。


雷鳥さんこんにちは。人が近寄っても逃げない。


すっかりガスって何が何だか分からないまま小屋が現れた。大学の研究施設と書いてある。この後一ノ越へ下るルートが分からないから小屋の人に尋ねてみた。雨の中親切に行き先を教えてくれた。ありがとう。


一ノ越へ向かって下る。天気が良ければ行き先が見えるから迷うことも無いんだろう。室堂付近の雪渓が見える。


10:15 一ノ越山荘。一ノ越は登山者で賑わってた。


一ノ越から室堂方面。雪渓を登ってくる登山者。


一ノ越から雄山に向かう岩の急登。全然ハイキングコースじゃないんだけど。しかも風が強い。でも登れない状況じゃないから立山を周回して行く事に。


岩の急登から一ノ越を見下ろす。登る人、下る人が交錯する。結構しんどい。室堂山を経由した事を少し後悔する。


11:15 雄山神社。急登でペースが上げられなかった。意外に時間を体力を使ってしまった。でもここまで登れば後は稜線伝いだろう。雨をしのいで手早く軽く食事して出発する。先が長いからのんびり食事してられない。


雄山神社を過ぎると登山者見かけなくなった。ひっそりとした山小屋。映画の舞台となった小屋らしい。ここまではまだ余裕が有ったけど、この後猛烈な突風に曝される。どれ位猛烈かというと、息が出来ない位、真っ直ぐ歩けない位で、身の危険を感じる。突風でよろめく度に踏ん張るから、ペースは全く上がらず疲労していく。既に随分進んでいるから戻るに戻れない。なるべく早く稜線を抜けるしかない。
もう時間とか写真とかそんな余裕は全く無い。ここからは音声のみでお届けします。

「あばばばば!」(息が出来ない)
「あかん!ヤバい!遭難する!」
「メガネ!メガネヤバい!」(メガネが飛ばされそう)
「ぼへぇ!」(ハイマツに突っ伏して体勢を整える)
「こっちで良いんかいな」(地図をゆっくり見る余裕も無い)
「道無いやんけ」(別山から剣沢に下るルートが真っ白けで分からない)
北斜面に入ってしまえば風がしのげるからとりあえず真っ白けの雪渓を下るか、強風覚悟で明瞭なルートを下るかしばし悩んで、ルートを外さない事を選んで剣御前小舎へ向かう。
やっとの事で剣御前小舎に着く。遭難せずに済んだ(*´Д`)=з 剣御前小舎は登山者で賑わってた。小屋の人に剣山荘までの道のりを尋ねる。雪渓を下るとキャンプ場が有り、その先に劔澤小屋が有り、その横を抜けて行くと剣山荘が有ると教えてくれた。雪渓はマーキングが有るものの、この天気では不明瞭かもしれないので無理しないようにって教えてくれた。


雪渓をトラバースしていく。剣御前小舎に向かう登山者とすれ違う。劔澤小屋までの行き方を教えてもらう。晴れていればなんて事は無いルートのはずが、視界不良と強風で困難になる。稜線を下れば風が収まるかと思ったら、雪渓の上も強風。剣山荘まで行けないかもしれない。


強風にあおられて雪渓を下ると、雪渓を横切るマーキングが見えた。劔澤小屋から剣山荘方面に向かうルートだ。ルート上に点々と石が置いてあってルートが分かりやすい。たどって何とか剣山荘にたどり着けた。着いたものの、入口が頑丈な板でふさがれてる。勝手口を叩いて入れてもらう。良かった。たどり着けないかと思った。


剣山荘はとても綺麗だった。悪天候と翌日が平日という事で宿泊客は僕を入れて4人だけ。だから個室になった。広い部屋を1人で使えてありがたい。シャワーと水洗トイレが使える。食事も美味しかった。
一日暴風雨に曝されてテンションガタ落ち。正直なところ剱岳どころじゃなく、半遭難状態で剣御前小舎に着いた時点で僕の北アルプスは既に終わった気分だった。劔に向かう人はみんなちゃんとした装備を持ってる。グリベルの3種の神器(ピッケル・アイゼン・ヘルメット)だ。中国製のオモチャみたいなアイゼンと手作りのピッケル持ってる人なんか居やしなくて、「ふざけてるのか?」って言われそう。しかも、上着は沢山持ってきたのにパンツとズボンの替えが無い。濡れたズボンを穿いたままだと尋常じゃない震えが。仕方ないのでパンツだけでガマンし、その間にカッパを乾かし、カッパを穿いてズボンを乾かした。とても惨めな気分だけど、個室で助かった。
剣山荘には二人組みの青年が居て、今日の午前中に剱岳に登って来たと言う。午前中は天気が持って良かったらしい。そこで剱岳の状況を色々教えてもらった。翌日の天気予報は曇り。天候の回復を願って食ったら寝よう。19時位には寝てしまう。
朝4時に起きて外を見ると、相変わらず強い風と雨が降ってる。こりゃダメだ登れそうに無い。寝直す。5時に再度起きて5時半に朝食、天気予報は相変わらず曇り。風が少し収まった。昨日の暴風雨の後だから行くか行かないかかなり悩んだ末、行ける所まで行ってみる事にする。
重いザックは小屋に置いていく。昨日の青年にピッケルは要らなかったと聞いたから、ピッケルも持たない。アタックザックに最低限の荷物を入れ、極力身軽にする。
6:00 剣山荘出発


小屋からの序盤に雪渓をトラバースする。ステップが切ってあるから歩きやすい。アイゼンを必要としたのはこの序盤のみだった。


劔に向かう途中で今日も雷鳥さん。雷鳥は天気が悪いと現れるんだよね。って宿に泊まったおじさんが話してた。雷鳥トラウマになりそう・・・


鎖場を幾つも越えていく。マーキングが有るものの、視界が悪いとルートが時々分からなくなる。登山者は全く見掛けない。ただ、予想していたよりも風が無い。登山道は丁度稜線の風下側を通ってるから比較的穏やかに歩ける。


梯子と鎖場。コルは風の通り道だから気を遣う。ガスで真っ白けで今自分がどの辺りを歩いているのか、頂上までどれくらいなのか見当つかない。


ひたすらマーキングを辿り、鎖をたぐる。剱岳といえばカニのタテバイ、カニのヨコバイが有名だけど。それ以外もハードな鎖場が連続する。


鎖場を下る。矢印が上を向いてる。これ下山道の鎖場だ。誰も居ないからまぁ良いか。


トイレ。こんな所によくトイレなんか作ったよな。って思うけど、片道3時間、往復で6時間近い行程になるからそりゃトイレも必要だよね。登山者で渋滞している中、岩場でおしっこなんか出来ないしな。


トイレ過ぎて、カニのヨコバイ。あれれ?登りはカニのタテバイだよね? 実は宿で一緒だった青年が「人が少ない時はヨコバイから登ると楽なんだそうですよ」って教えてくれた。なんだかインチキ臭くて正直ヨコバイで登るのはどうなんだろう?って思うものの、じゃあタテバイ以外で登るのは剱岳を登ったとは言わないのか?というとそれも違うだろうし、そもそもこの悪天候で誰も登っていない状況下で剱岳にどうやって登ろうがどうでも良いんじゃないか?という事でとりあえず山頂まで行く為にヨコバイから登る。


ヨコバイをクリヤして剱岳山頂。看板持って記念撮影するのはお約束だそうだから、僕も撮影するけど感動もへったくれもありゃしない。山頂付近の風が心配だったけど、どういう訳か穏やかだった。お陰で無事に山頂に立てた。助かった


再びヨコバイで下る。ハンパ無い高度感だけど安全帯が有るから安心感が有る。足がかりは有るけど手がかりは鎖しかない。鎖が無ければ普通は歩けない場所。


ヨコバイ後のアルミ梯子。丁度風上側になって風にあおられる。梯子は安全帯つけられない。雨で滑りやすいから注意して下る。


何だろう?平蔵の頭?ガスって良く見えない。


下山道は比較的歩きやすいものの、風が強い。でも昨日に比べたらピクニック気分。


岩場を下る。鎖場じゃなくても危ない。鎖場じゃない方が危ないかもしれない。
9:35 大きなトラブルも無く剣山荘まで戻ってきた。往復3時間半で予想よりも遥かに早く戻ってこれた。支度してオーナーにお礼を言って室堂へ向かう。


剣御前小舎に向かう雪渓が地味にしんどい。昨日は下りで風にあおられてたからあっという間だったけど、地味に急斜面で地味に長い。早めに劔から戻ってこれて良かった。バスの時間を気にしながらこの登りはキツい。


やっと剣御前小舎。一息ついて室堂へ下る。


室堂(雷鳥沢)へ下るルートはとても明瞭。沢山の登山者が歩いてるんだろう。平日にも関わらず何人も登山者とすれ違う。


雪渓に出て下る。雷鳥沢キャンプ場付近が見える。下から登山者パーティが登ってくるのが見えた。


パーティは今日剣山荘へ泊まるそう。明日は晴れそうで良かったね・・・


立山。散々だったけど、最後に少しだけ見れた。


雷鳥沢キャンプ場付近を見下ろす。剣御前小舎から室堂まではすぐだろう。って思ってたら、結構下って結構登る。


あぁ、やっと室堂着いたよ。って思ったら雷鳥沢ヒュッテだった。室堂はさらにここから登ってぐるりと回る。


さようなら立山


ミクリガ池を抜ける。この辺りは観光客も多い。


室堂に着いてカッパ脱いだら丁度バスの発車時刻だった。小綺麗な観光客に混じってよれよれで湿ったおっさんがバスに揺られる。平日にも関わらずその後ケーブルカーも観光客でぎゅうぎゅう。
こうして僕の初めての北アルプスが終わった。





ルート
室道から一ノ越山荘間と、雷鳥沢キャンプ場から剣御前小舎に向かう途中はかなりの雪渓有り。剣御前小舎から先の剣沢もかなり雪渓有り。
一ノ越山荘から雄山〜大汝山〜真砂岳〜剣御前小舎間は積雪無しでピッケル、アイゼン不要。
剣山荘から剱岳へ向かう序盤は雪渓有り。それ以降積雪無し。雪渓はステップが切って有るので軽アイゼンでも歩けそうだけど、剣山荘に至るまでに雪渓をかなり歩く為まともなアイゼンは有った方が良い。ピッケルは今回は終始使う場面無し。剱岳へのルートはマーキングが有るものの、一部迷いやすい所も有る。特に天候が悪いと先が読みにくいのと、滑りやすいので難易度が上がる。また、登山道と下山道が交錯する為、下山道で登ったり、登山道で下ったりしてしまった。初めて登るなら、なるべく良い天気の日に、渋滞を覚悟で登山者が多い時期に行く事をお勧めする。登山者について行けばルートで悩む事もなく、難所の歩き方も参考に出来る。剣山荘の受付前に剱岳までのルートの詳細な解説と参考写真が有る。カニのヨコバイの最初のステップ等は参考になるので一見の価値有り。



感想
今回一番の難関は初日(13日)の立山での暴風雨だった。冬の鈴鹿で強風は何度も体験していたけど、ここまで酷い突風は初めてだった。まっすぐ歩けない、息が出来ない位の激しい風に曝されながら稜線上を歩くのは、僕の対処出来るレベルを超えていた。あぁなるほど、みんなこうやって遭難するんだって思った。無事に下山出来たのは運が良かったとしか言い様がない。
初日がそんな状態だったから、天候不順な中を剱岳へ向かって良いものかかなり悩んだ。だけど、ほぼ同じルートをピストンするから帰りのルート状況は把握出来るし、無理そうなら早々に諦めるとして行ける所まで行ってみようと思う。やや風が有るものの登山道はほとんど稜線の風下側を通っていて、強風に晒される事はほとんどなかった。山頂も僕が到着した時は予想に反してとても穏やかだった。下山道は風を受けるものの、結果さほど苦労する事無く登ってこれた。ただ道中の眺望は全く無し。単に山頂へ行ったというだけ。

一般登山道最難関とされる剱岳よりも、友人曰く「ハイキングコースみたいだった」という立山の方が遥かに怖かった。難易度が高いと言われるルートも条件が良ければ困難ではないし、例えハイキングコースレベルだとしても条件が悪ければ遭難する。そんな当り前の事を痛感させられた。散々な山行になったけど、これほどギリギリの体験をする事もそうそう無いだろうからとても貴重な体験になった。自分の限界を超えてしまいそうな程のギリギリの山行をする事は非難されても仕方がない。読みが甘かったのは間違いない。僕だってこれほどの強風に見舞われるのが分かっていたら登らなかった。でも自分で体験してみなければ本当の事は分からないし、未熟さ故にアテが外れる事もある。強風がどれほど困難かは、僕があれこれ言った所できっと体験した人にしか分からないだろう。「遭難するかと思った」って奥さんに言ったら、「そんな訳ないやろ」って鼻で笑われた。知らない人からすればそんなもの。

今回、剣山荘から剱岳往復で3時間半だった。剣山荘で一緒になった青年二人組は往復6時間ほど掛かったと言っていた。剱岳を満喫したのはどちらか?と言えば、間違いなく彼らだ。速く歩けるに越した事はない。だけど、登山は競技じゃない。どうせ登るなら天気の良い日に、渋滞すら楽しめるだけの余裕を持って登りたい。「登り2時間でした」と言ったなら、「あらもったいない」って言うべきだ。そう、僕は初めての北アルプスなのに、全然満喫出来てないんだ。登山者の憧れである北アルプスがこんなもので良いはずがない。

覚書に今回の教訓を書いておく。
・カッパはなるべく良い物を。軽量コンパクトとか透湿性とかではなく、とにかく丈夫な物。暴風雨の中でカッパが破損するって事は本当に命に関る。
・メガネはメガネバンドで。視力が悪い人が悪天候の中でメガネを無くすという事は、即遭難に繋がる。今回「風が強かったら困るかも」程度の考えでとりあえず百均のメガネバンドを持って行ったけど、激しいスポーツにも耐え得るバンドを持っていた方が良い。
・ヘルメットは実際に被って確認。さすが北アルプス。ヘルメットを持っている人をちらほら見掛けた。剱岳に登るなら必須だろう。ヘルメットは実際に被って自分に合うか確認した方が良い。僕は長時間被ると頭が痛くなった。
・ハーネス(安全帯)推奨。精神的な安心感が違う。タテバイ/ヨコバイ以外でも普段経験する事が無い高度感を味わう事になるから、ハーネスじゃないにしても安全帯は持参した方が良い。市販のスリングとカラビナで簡易的な物が作れるし、切り売りのザイルを使っても良い。登山用品店で尋ねると教えてくれるはず。カラビナは頻繁に掛け替えるから、ケチらずに使いやすい大き目の物を。
剱岳に登るならアタックザックを使用した方が良い。身軽な事は物凄く有利になる。
・前線でも荒れる。気圧の谷間は風が強いの分かるけど、前線でもこれほど荒れるとは知らなかった。天気図は事前に何度も確認して停滞前線が掛かり雨が近付いているのは分かっていたけど、停滞前線でこれほど荒れるとは思わなかった。