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  登山靴 ASOLO シエルパGV  インプレッション







asoloのシエルパを履いて歩いてみる。アルパインブーツは硬くて重いから、これをいきなり履いて長距離やハードな行程を歩く事は出来ない。履き慣らしと、不具合が無いか検証する為にとりあえず短めの距離を歩いてみる。歩いたのは近くの南宮山





初期の印象
店頭で試し履きした時はホールド感が良いと思ったんだけど、実際に歩くとそうでもない。これは履き方もあるかもしれない。



・踵が擦れて痛い。
右は良くて左がダメ。合わないというよりは履き方の問題?靴を履く際にしっかり踵を付けていなかったからかも。



・足の甲が痛い。
これも右は良くて左が酷い。履き方なのか? 2時間程度歩いただけで翌日まで痛みが残ったから、解消しないと大問題になる。


・脛が痛い。
以前も他の靴で経験が有る(メレルのミッドカット)。その時は脛の部分の靴紐を緩めにしてたけど、履き方で解決出来るのかな。


・ソールが良く滑る。
最初に見た時から滑りそうだなとは思ったけど、やっぱり滑る。粘土質の路面、木の根とかは非常に気を遣う。硬い靴で歩きにくいから尚更気を遣う。ただ、元々そういうシチュエーションを想定していない靴(雪渓や岩場がターゲット)と考えたらそんなものか。








登山靴は「買う前にしっかり試し履きする」っていうのがセオリーだけど、店内で履いてみても不具合が分からない。今回も、



・店頭での試し履きはフィットして好印象


・自宅での試し履きでは親指付近が気になった



にも関わらず、全然別の所で問題が出てる。
様々な物を経験しているベテランなら合う合わないの判断が出来るかもしれないけど、良く分からない初心者が店内を歩き回った程度では不具合が洗い出せない。きっと1時間以上店内を歩いたって分からないだろう。重い荷物を背負って不整地を歩けば色々見えてくるだろうけど、買う前にそれは不可能だ。少なくとも僕には無理。だから実際に歩いてみるまで安心出来ない。ちなみに、アルパインについて色々調べている時にこのサイトの記事も参考にした。踵のホールド性を言及する辺り、かなり信頼性高い印象。ただ、合う合わないは個人差が激しいからあくまでも参考。

履き方の問題なのか、歩き方の問題なのか、靴の問題なのか。他の靴なら痛みは出ないんだろうか。硬いアルパインブーツは足の動きに追従しないから、歩き方もそれなりに変化させる必要は有りそう。履き方や歩き方は試行錯誤するかもしれない。定価4万超の靴をシーズン中の低山で使うのはもったいないんだけど、冬になる前にもっと履いて使える様にしとかないといけない。変化が有れば追記するかもしれない。





登山に関しては、「高い靴=良い靴」じゃないと思う。シチュエーションに合った物を選定しないと全くムダになる。ハイキングコースでアルパインブーツは無駄というよりも危険とさえ思えた。まだスニーカーの方がマシかもしれない。逆に冬山はトレッキングシューズでは無理が有る。
まだ沢山経験している訳ではないけど、最も好印象だったのはモントレイルのトレランシューズ。履き慣らしもせずにいきなり長距離をガッツリ歩いても何の問題も出なかった。ビブラムのソールじゃないけど、あらゆる状況でも滑りにくい。シーズン中の日帰り登山なら最強かもしれないし、前回歩いた劔岳もこの靴を使ったけど問題は無かった。逆に硬くて重い登山靴であの劔を歩くのはかなり疲れるかもしれない。難点は、防水性がさほど高くない事と、ソールが柔らかいから耐久性が劣りそうという事、重装備で歩くと足に負担が掛かるというくらい。でも比較的安いから1〜2年で買い換えても充分な気がするし、日帰り装備なら軽くて歩きやすい方が良い。
靴の性能は歩く山の状況ももちろん、ユーザーの体力や体格、歩き方等もかなり影響しそうなので一概には言えないだろうけど、僕の場合はシーズン中の日帰り登山ならトレランシューズもしくはトレランをベースにしたトレッキングモデルを選ぶ。









追記(2014.9.15)
前回の失敗を踏まえて、慎重に履き慣らしする。今回はしっかり履いて、少し距離を伸ばしてみる。




履き方
これは何処のショップでも言われる事なんだけど、靴に足を入れたら踵をトントンしてしっかりヒール部分に押し当てておく。その状態から靴紐を締めていく。足先から甲の部分はややキツめにしっかり締めてみた。靴紐をフックに掛けて緩まないようにして、ハイカット部分はほんの気持ち緩めにしてみた。ベストな履き方はまだ分からない。履き方は今後色々試すかもしれない。



歩き方
一歩一歩丁寧な足運びをする。ソール全体をそっと置く様な感じ。重くて硬い靴でその歩き方を長時間続けるのは体力が必要かもしれない。でも乱暴に歩くと足を痛める。経験上、足や膝を痛めるのは登りで乱暴に歩いた事によるものがほとんど。下りで膝が痛むんじゃない。登りや平坦路で既にダメージを与えているからだ。アルパインブーツなら尚更丁寧な足運びが必要になる。



それらに気を配りながら、8km5時間ほど歩いてみた。歩きやすい土路面から岩ガレ、急登等、様々なシチュエーションを歩いたけど、特に大きな問題は出なかった。やっぱり履き方と歩き方が悪かったんだ。10時間以上歩いても大丈夫なくらい慣らしておきたい。ただ、岩場を歩くと4万円が減っていく様な気がして貧乏人には精神的衛生的によろしくない。出来れば雪の上だけを歩きたい。そんなにみるみる減る様なものじゃないだろうけど。
その後、2014年末〜2015年春までの期間、雪の中をこの靴で散々歩いた(100km以上)。一日中雪の中に足を突っ込んでいても濡れないし、保温材無しでも意外に足が冷えない。僕は血行が悪くて足先が冷えるんだけど、真冬の低山では寒くてたまならいという事は無かった。硬い靴にも慣れて長時間歩ける。最長で1日20km歩いたけど大丈夫。高いだけあって冬場は絶大な安心感が有る。ASOLOが特別良いという訳じゃ無いだろうけど、ASOLOも悪くは無いと思う。


追記(2016.06)
購入してから雪山、残雪はこの靴を履いてきたけど、何の問題も出ない。20km以上、累積標高2000m以上を歩いても足に痛みが出ないし、硬くて重いのに膝も痛まない。値段だけで決めた靴だけど、実は雪山以外でもかなり良い靴なのかもしれないって思えてきた。靴は個人差が有るから一概には言えないけど、僕には上手く合っているんじゃないかと思う。