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目指すのはジャンガリアンな生き様

 登山靴は何故あんなに硬くて重いのか










先日テン泊用の荷物を背負って歩いた時にどうも足を痛めたみたいで、時折何かの拍子に右の足首が痛む。重い荷物を背負って山道を歩くには、しっかりとした硬い靴じゃないとダメなんだって事を身をもって実感した訳なんだけども。
夏場の日帰り登山なら、本当に別に靴なんて何でも良いと思ってた。今もトレランシューズを使っているし、これで20kmとか激しいアップダウンや険しい岩場とか歩いたけれど特に何の問題も無かった。ただ、それは負荷が軽かっただけなんだ。重い荷物を背負った状態でトレランシューズの様な柔らかい靴を履いていては足を痛めてしまう。
幸いというか、冬山用に買った靴は夏の縦走(大荷物)にも使える靴だからそれを使えば良いんだけど、テン泊本番ならともかく、テン泊の練習にちょっと重い荷物を担いで歩いてみようかって時に定価44000円もする靴をおいそれと履けやしない。履かないのももったいないんだけど、練習の為にこんな高価な靴買った訳じゃない。モンベルのツオロミーでも買おうかと思ったものの、テン泊練習用に新たに靴を買うってのもどうなのよ?それならasolo履けば良いじゃん。などとぐるぐると頭を抱えている次第です。


そもそもが、僕の体重は66kg前後で、例え20kgの荷物を背負ったとしても掛かる荷重は86kgなんだよ。ちょいと体格が良い男性なら86kgくらい普通に居ると思うんだけど。それに耐え切れないっていうのは、靴の問題ではなくて僕の身体が貧弱だからじゃないんだろうか。かといって今から鍛えても間に合わないし余計に身体を壊してしまいそうな気もするし、だから足りない筋力や貧弱な骨格を補う為に硬い登山靴を履かなきゃいけないって事なんだろうと思った。
例え体重が90kgの人でも骨格と筋力がしっかりしているなら別に貧弱な靴でも問題は起きないだろうし、同じ90kgの人でも脂肪がウェイトを占めている人が貧弱な靴を履いて歩いたら足を痛めてしまうって事なんだろう。
ネットでもショップでも、大抵は硬くて重くて値段がバカ高い登山靴を勧めている。何でいきなりこんな靴履かなきゃいけなんだよ。ってずっと思ってたんだけど、テン泊装備を担がなくてもそれを履かなければいけない人が居るんだって事がようやく分かったよ。
これは他人をバカにしているんじゃなくて、人それぞれに適した靴を履くべきであって、でもそれは雑誌や店員の情報を鵜呑みにする事では無いんだという事。