※コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。
2016年4月3日(日)曇り
濁河ルートから御嶽山(継子岳、飛騨山頂)に登る。
05:45 駐車場 無風 5℃
06:05 仙人橋 無風 1℃
06:40 湯の花峠 弱風 1℃
07:05 のぞき岩 微風 1℃
09:10 継子岳 やや強風 1℃
09:50 飛騨山頂 やや強風
11:30 のぞき岩 無風 0℃
11:45 湯の花峠 無風 3℃
12:05 仙人橋 無風 5℃
12:25 駐車場 無風 6℃
駐車場発〜駐車場着 9.6km 6時間40分(休憩含む)
駐車場標高:1792m 最高点:2859m(継子岳) 標高差:1067 累積標高登り:m
道中の飲料水 0.6L(お茶0.3L 紅茶0.3L)
着衣(上) 長袖シャツ カッパ 防水防風パーカ ウインドブレーカー(未着用) マイクロフリース(未着用) ULダウン(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 冬対応登山靴 冬用ゲイター
他 ヘルメット グローブ ピッケル ワカン(未使用)
先日東の空を見たら、白く雪をたたえた御嶽が見えた。春霞の向こうに見える御嶽は白い頂部分が浮いているみたいだ。御嶽に登りたい。雪が有る今。
アクセス
岐阜・名古屋方面からだと、国道41号を北上。下呂を過ぎて県道437号へ。県道437号へは左折ではなく、国道41号から左へ下って国道下を通る。濁河温泉、御嶽山の大きな標識が有る。県道437号から県道441号へ入るけど道なりに直進する形になる。道中は「濁河温泉まで○○km」という標識が2kmおきに出てくるので迷う事は無いと思う。県道の舗装状態はかなり良いけど、鈴蘭高原を過ぎると1.5車線のやや狭い林道を延々と走る事になり、日中は温泉客の車やバイクが往来するので運転には注意が必要。
今回のルート
濁河温泉を起点に、五の池小屋方面を目指す。
冬でも歩いてる人は居るみたいだけど、この日は天気がイマイチなせいか僕だけだった。以前から冬の御嶽に登ってみたかったんだけど、濁河温泉までの林道が厄介。僕がまだ若かった頃、濁河温泉スキー場に行こうと思って林道を走ってたらスタック&スピンしてそのまま帰ってきた事があって、それ以来冬の濁河温泉はトラウマなのです。ネットで調べたら直近歩いている人が居て、どうやら林道も大丈夫そうなので出掛けてみた。電光掲示板には冬用タイヤ推奨と表示されているけど、今回は夏タイヤでも問題なさそうだった。
神社を過ぎると雪。
仙人滝。自然の氷瀑が。
20分ほどで仙人橋。雪はほとんど無いけど、アイゼン履いちゃったから雪の上を踏んでいく。
湯の花峠。上の方はガスってるけど、予想通り荒れた天気ではなさそう。
のぞき岩。しっかりとトレースついてる。
思ったよりも天気良いかも?って期待しちゃったりして。
しっかりしたトレース、締まった雪質で歩きやすいんだけど、しんどい。はぁはぁ言う。空気薄い。
森林限界抜けた!
ガスが晴れた!凄いぞ冬の森林限界!
雪は少なめだけど。
森林限界超の斜面はキツい。
夏道はトラバースしてるんだけど、冬は滑落しそうで危なっかしい。
しんどいけど良い眺め。
雪の斜面が急&カチンコチンで気を遣う。
アイゼン刺さらないよ。ピッケル必須。
やっとの事で登り終えたらガスってる(-_-;)
雷鳥さんみつけた。冬毛の雷鳥!よくこんな過酷な環境で生きていられるな。僕なら一晩ももたない。もう少し近づけば鮮明な写真が撮れそうだったけど、この先は人が踏み込むべきじゃないと思ってやめておいた。
とりあえず継子岳に登ったけど何も見えん(-_-;) 前回登った時に「五の池小屋からはアップダウンが無くて楽」なんて言ってたけど、ごめんなさい。嘘でした。しんどい・・・。
五の池小屋方面へ向かう。うわっ!誰か居る!って思ったら石像だった(-_-;) いや、マジでガスって何も見えないのよ。びっくりするやんけ。
飛騨山頂。あわよくば、って思ったんだけど、強風と視界不良でとても進めない。
五の池小屋。五の池も小屋も雪に埋もれてる。小屋の陰で風をよけて軽く食事をとる。
眺望も期待できないし、風も強いから早々に下る。降下ポイントを覚えておいて良かった。視界不良で何処から下るか分からなくなる。下りの急斜面&ガスって見えないで、滑落しそうで緊張する。
森林限界見えた。あとはまっすぐ下るだけ。
森林限界以下は穏やか。独り静かな山歩き。
仙人橋では日差しも。でも山頂付近はずっとガスってた。
帰ってきた。道中は誰にも会わず。
ルート
御嶽 濁河温泉から
冬でも歩いている人は居て、森林限界以下はしっかりとトレースがついている。天気が良ければスノーハイクレベル。森林限界より先は氷の斜面で気を遣う。ピッケル、アイゼン、ヘルメット、それらを扱える技術は必要。穏やかな天候ならそれほど難しくは無さそうだけど、トレースが無かったり悪天候になったりすると相当難しいと思う。今年は暖冬で恐らく例年の残雪期レベルだったんじゃないかと思うんだけど、それでも山頂付近は厳しい。穏やかな天気でも天気の急変に備えて防寒具やバラクラバ、ゴーグルは携帯するべきだと思う。
参考
感想
週末に登るなら比較的天気が穏やかな土曜日だろうけど、僕は日曜日しか空いてなかった。天候不順で登れるような山じゃないし、また今度にしようかと思ったんだけど、天気図を見る限りはそれほど荒れた天気にはならなさそう。ダメなら引き返す事にして、行ってみた。雪の御嶽なんて本当なら相当難しいはずだけど、トレースに助けられた。眺望は諦めていたけど、やっぱり晴れた日に眺めてみたい。
今回は濁河温泉入ってきた。一番奥まった(登山口寄り)湯の谷荘。ひなびた温泉で、以前も今回も貸切だった。お湯がめっちゃ熱いんだけど、露天風呂は少しぬるくて気持ち良かった。日帰り入浴500円。
今シーズンの雪山はそろそろ終わりかな。回数は少なかったけど、歩き応えの有る山を歩けて良かった。残雪期とはいえ雪の3千m峰(正確には継子岳2850mだけど)に自分が登れるとは思ってもみなかった。雪の御嶽に登り、ふと残雪期の富士山に登ってみたいと思った。シーズン中の富士山の行列はうんざりするけど、山開き前なら面白いかもしれない。
先日作ったピッケル使った。意外に使いやすい。これからのメインになるかも。