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目指すのはジャンガリアンな生き様

恵那山 前宮ルート

※コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。

 

2016年4月24日(日)曇りのち晴れ
前宮ルートで恵那山に登る。

 

 

05:30 恵那神社駐車場 無風

05:45 登山口 無風 9℃

08:10 空峠 やや強風 5℃

09:30 神坂ルート分岐 微風 5℃

09:55 避難小屋 無風 7℃

10:05~10:25 山頂 無風 8℃

10:50 神坂ルート分岐 無風 8℃

12:05 空峠 無風 12℃

13:45 登山口 無風 17℃

14:05 恵那神社駐車場 無風 18℃

 

 

駐車場発〜駐車場着 18.5km 8時間35分(休憩含む)
駐車場標高:662m 最高点:2190m 標高差:1528 累積標高登り:m
道中の飲料水 1.0L(お茶0.7L コーヒー0.3L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー 防水防風パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 トレッキングシューズ
他 グローブ

 

 

恵那山は以前一度登った事が有るんだけど、広河原ルートであっけなく登ってしまったのと、天気が悪くて何も見えなかったから何とも釈然としない。もう一度登る機会をうかがっていた。今回は前宮ルートで登ってみる。恵那山の登山道では一番きっついルートだ。

 

 

アクセス
岐阜方面からだと、国道19号を北上。国道363号へ右折。恵那神社の看板を目安に左折し、恵那神社まで。神社までの道路は細く曲がりにくねってる。集落が有るので徐行で。高速を使う場合は、最寄のICは中央道中津川IC。

 

今回のルート

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恵那神社を起点に恵那山を目指す。距離18km、累積標高1600mのタフなルート。なので登山者は少ない。

詳細地図、GPSのデータはこちら

 

 

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前の晩に雨が降った。天気予報は曇りだけど、予報図を見る限り崩れそうな感じはしないので登る事にする。前宮ルートで登る物好きは少なく、ひっそりしてる。行程が長いから早めにスタートする。準備して5:30スタート。

 

 

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本当はもう少し林道を詰めれるんだけど、工事していて通れない。4/30以降は通れるみたいよ。仕方なく歩く。

 

 

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15分ほど歩いて登山口。他の人の記事を見ると、神社からここまで15分と書いてあった。僕はわりと頑張って歩いて15分強なので、記事の人はかなり健脚っぽい。コースタイムは割り増ししないといけない。

 

 

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林道から川を渡った向こう側に登山口が。

 

 

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丸太橋を渡って登山口へ。大雨で増水するとおっかないかも。濡れた丸太と岩がスリッピーで気を遣う。

 

 

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序盤は非常に歩きやすい明瞭な道。傾斜もゆるくて、これ直登できるんじゃね?って思うんだけどジグザグ登る。

 

 

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しばらく歩くと渡渉。水量はそれほど多くなくて難なく渡れた。

 

 

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キンギョソウでもギョリンソウでもないギンリョウソウはこれからでしょうか。中央アルプスではよく見かける。

 

 

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急登は無いかと思いきや結構しんどい。

 

 

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大枯桧。デカい。途中、ソロの男性に会った。大枯桧の写真を撮りに来たそう。前宮ルートで会ったのは彼一人だけだった。

 

 

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不動明王像。っていうか、今何処? 五合目の看板見かけて、あれ?もう五合目?オレ超速くね?って思ったら、そういや前宮ルートは長いから二十合目まで有るって書いてあったっけ。紛らわしい。っていうか、五合目、十三合目、十六合目の看板しか見かけなかったんだけど(-_-;)

 

 

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あれ?結構な笹薮。雨で濡れた笹を掻き分けて歩くとズブ濡れ(-_-;)。汗で濡れたシャツとズブ濡れのズボンに強風(-_-;) テンションがた落ちだよ。

 

 

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空峠。晴れてきた。良い眺めだけど、ここまで2時間半かかってる。地図見てびっくり。これまだ半分くらいじゃね?

 

 

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恵那山は遥か遠く。手前にそびえるピークを越えて行くのか・・・

 

 

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意外に岩場も有るよ。ここは向かって左よりに巻きながら乗り越えていく。

 

 

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と、岩場に石仏が。

 

 

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空峠からはわりと開放的な尾根道が続く。いいね。向こうは御嶽かな。相変わらず空に浮かんでます。

 

 

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やっぱアレ登るんだよなぁ。疲れちゃったよ。

 

 

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ピークの前に空八丁という看板が。よし、登るで!

 

 

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空八丁を越えると傾斜ゆるくなる。良いね。ズボンも乾いてきてテンション上がってきた。

 

 

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でもまだ十六合目なのね。思ってたよりキツい。

 

 

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残雪を乗り越えて一ノ宮。

 

 

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結構残ってるじゃん。アイゼンが要る程じゃないけど歩きにくい。

 

 

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神坂ルートとの分岐。山頂まではもう少しなんだけど、残雪で歩きにくい。

 

 

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でも晴れてよかった。結構良い天気じゃない。

 

 

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不意に赤い避難小屋が現れた。この辺りは登山者がちらほら。でも4、5人くらいかな。ちょっと少ない。

 

 

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小屋の後ろから眺望が得られると書いてあったので岩を登ってみたけど、この程度。恵那山で眺望は期待できない。

 

 

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スタートから4時間半で山頂。穏やかな天気だけど誰も居ない。

 

 

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一ノ宮から六ノ宮までコンプリートすると、恵那Gが授けられるのです。周りに誰も居ないので恵那Gを開放させると身体が中に浮くのです。ちなみにセルフタイマーだから3回ほど失敗して、ちょっとクラクラした。

 

 

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帰ろ。

 

 

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天然ベンチ。どうせ誰も歩いてないし道の真ん中で休憩する。

 

 

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あぁ良い天気。雲が近い。

 

 

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下る。さよなら恵那山。

 

 

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まだまだ相当下る。こんなに登ってきたのかよ(-_-;)

 

 

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恵那神社から先の林道は普通乗用車でも充分通れそう。

 

 

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帰ってきた。登山者は僕とソロの男性だけ。あとは神社の車。

 

 

ルート

恵那山 前宮ルート

恵那山に登る最もハードなルート。往復18km、累積標高1600m、コースタイムは6時間位。日帰りでこなすにはかなりハードだけど、代わりに歩いている人は少なくて静かな山歩きが出来る。トレランには良いかもしれない。僕は走りたくないけど。

初めて恵那山に登ろうという人はまず選ばないだろう。このルートを歩こうなんて思う人は相当物好きで健脚な人のはずだから、他人のコースタイムを鵜呑みにしてはいけない。このコースを歩こうなんて思う人は相当な物好きで健脚だろうから、余計なお世話だとは思うけど。

序盤は歩きやすい杉林、滑落や崩落しそうな細いトラバース、スリッピーな木の根の急登、岩もよく滑るし楽なコースではなかった。空峠から先は開放的で気持ちが良いけど、空峠までが長い。

行程が長いから日帰りで歩くなら早朝スタートになると思う。そうすると朝露は避けられない。カッパか防水or撥水のズボンは必須。地味な恵那山だけど標高は2千mを超える。積雪期じゃなくても天候が崩れればただでは済まない。例え夏場でも防水のグローブは用意しておいた方が良いと思う。ポケットに手を突っ込みながら暴風雨の登山道は歩けない。

正直なところ、これだけハードなら岐阜県側から木曽駒ケ岳とか、岐阜県側から空木岳とか歩いた方が絶景を堪能できる分充実感が得られると思うけど、道中に祭られている一~六までのほこらのうち一ノ宮だけは前宮ルートを歩かなければ参拝出来ない所を見ると、恐らくかなり歴史の有るルートなんだと思う。そういう時代に思いを馳せながら静かに歩くのも悪くは無い。多分2度は行かないけど。

 

 

感想

 何処を歩けば満足できるかな?って考えて、恵那山の前宮ルートにしてみた。がむしゃらに歩いて、手に入れたものってなんだろう? 途中で会った大枯桧を撮りに来ていた男性は、山頂は踏まずのんびりしていた。それでも充実した感じだった。長いタフなルートは体力がある内に歩いておきたいっていうのはあるものの、そろそろただひたすらに歩くっていう行程はどうかと思った。