※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
2016年10月23日(日)晴れのち曇り
笙ヶ岳 養老山に登る。
06:30 養老公園駐車場 弱風 12℃
06:50 尾根取付(登山口)
08:00 表山 微風 10℃
08:25 裏山 微風 10℃
09:10 笙ヶ岳 微風 9℃
10:25 笹原峠 弱風 12℃
10:35 小倉山 微風 13℃
10:55 養老山 微風 13℃
11:10 小倉山 微風 13℃
11:25 笹原峠 弱風 13℃
11:50 旧牧場分岐 無風 11℃
12:55 登山口 弱風 14℃
13:30 養老公園駐車場 微風 17℃
駐車場発〜駐車場着 17.9km 8時間35分(休憩含む)
駐車場標高:115m 最高点:908m 標高差:793m 累積標高登り:1373m
道中の飲料水 1.0L(お茶1.0L)
着衣(上) 長袖シャツ ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄手)
靴 登山靴
他 グローブ 帽子 サングラス
土曜日に違う山に登る予定が仕事になってしまって、日曜日は夕方から用事が有るので時間が限られていて、丁度紅葉のもみじ峠を見に行きたかったから養老山方面に登る。もみじ峠は笙ヶ岳方面になるんだけど、起点の養老公園から通常のルートで歩くとピストンになる。良い道なのでピストンしても良いんだけど少々物足りないので、表山、裏山経由で周回する。
アクセス
養老公園(養老の滝)を目指して下さい。
滝の上駐車場は週末1000円、平日は500円(多分)。養老公園駐車場は300円。
ルート
今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。
養老公園駐車場を起点に、表山、裏山を経由して笙ヶ岳を目指す。のち小倉山、養老山に登って周回。下山は三方山を経由する通常のルートではなく、一旦旧牧場跡まで戻って林道を下る。
スタート付近のGPSログが飛んでる。地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。
天気予報は晴れのち曇り。悪くない天気だけど麓でも風が強い。養老公園駐車場から登山口までが分かりにくい。駐車場から養老の滝方面に進み、公衆トイレを過ぎた辺りで右に上る。滝の上駐車場に向かう林道まで進んで(神社が有る所)、林道を途中まで上っていく。
滝の上駐車場へ向かう林道を進んで、尾根に取り付く。つづら折れの林道は歩きならショートカット出来るんだけど、かなりの勾配と滑って歩きにくいので登りは無難に林道歩いた方が良いかも。
よく見ると、林道脇ヘアピンカーブの尾根取付にちっちゃな手書きの標識が。
序盤は歩きやすいんだけどね。中盤結構歩きにくい所も。
第1痩せ尾根。尾根は風が有って汗冷えする。
開けた所。表山までの尾根で眺望が良いのはここ位かな。
麓の町並み。曇りだけど悪くない。
駐車場から1時間半で表山。低木に覆われて眺望は良くない。向こうに見えるのが裏山。
前回悩んだ、表山から裏山へのルート。良く見ると表山から裏山へ向かう小さな尾根沿いに歩くみたいだ。尾根を歩くと歩きやすい。外すととても歩きにくい。表山~裏山間はほとんどマーキングは無いし、トレースも読み取れない。
表山と裏山のコル。あれれ?紅葉してないよ・・・。表山登る間に大体見当付いてたけど。ここから裏山に登り返す。極稀にマーキングが有るけどトレースもほとんど分かららず、歩きやすそうな所を適当に登っていく。
スタートから2時間、表山から30分ほどで裏山。裏山は360度良い眺め。向こうは伊吹山。
裏山から麓の町並み。風が少し強いけど悪くない天気。
これから向かう笙ヶ岳。裏山から笙ヶ岳も極めて不明瞭で難しい。
裏山から笙ヶ岳方面に下る。トレース無いよ。
林道終点を抜けて、薄っすいトレースを進む。この微妙に凹んでるのがトレースっぽい。ここだけは尾根を忠実に歩いてはいけない。尾根の左側(東側)を巻いて進む。
そうするとトレースに乗れる。トレースに乗れたら後は尾根沿いにトレースを辿ればいい。
もう1カ所のポイント。笙ヶ岳手前(東)のピークで右(西)へ曲がる。裏山から笙ヶ岳に向かうとうっかり直進(南進)しそうになる。トレースも非常に薄いので間違えやすい。
スタートから2時間40分で笙ヶ岳。わりと順調。まだ早いせいか誰にも会わない。
楽器名シリーズだって。他にも有るの?
笙ヶ岳から養老山方面に向かう。一見分かりにくいけど、マーキングが「これでもか!」て位有るから迷いにくい。こっちは結構歩かれているんだろう。
沢を渡る。笙ヶ岳付近以外は明瞭なルート。
良い感じなんだけど紅葉にはちょっと早かった。
分岐。笙ヶ岳から養老山に向かうには良いんだけど、養老山(養老公園方面)から笙ヶ岳に向かう場合はうっかり直進してしまうらしい。大きくて立派な標識の下に、ちっちゃく「笙ヶ岳」と書いてある。しかも逆さまに。直進するとあらぬ方向へ行くので注意。
この雰囲気好き。あぁ紅葉見たかった。紅葉は全然アテにしていない時はがっつり見るのに、いざ紅葉目当てで歩くと全くしてないっていう辺りが僕の人生を如実に表している気がしなくもない。というか事前に調べろよ。
もみじ峠。多分。人居ないな。
旧牧場。テント張れそうだけど、養老山でテントを張る意味を見いだせない。
尾根沿いに歩く。良い天気ですよ。
笹原峠を経て小倉山へ。もう少し。良い季節だから登山者沢山居るかと思ったら、ちらほらだった。
スタートから4時間ほどで小倉山。小倉山は良い眺め。向こうに歩いてきた笙ヶ岳、裏山、表山が見える。
小倉山から麓の町並み。霞んでるけどわりと良い天気。
小倉山から養老山へ。養老山は眺望が全く無いので小倉山まで充分なだけど、小倉山までしか歩いていないのに「養老山行ってきた」って言うのも何となくはばかられるので一応養老山山頂まで進む。
小倉山から20分で養老山。実際には休憩しているので10~15分くらい。眺望は得られず。でも歩いている人とちらほらすれ違う。
小倉山まで戻り、下る。小倉山は良い眺め。
今回は笹原峠から旧牧場まで戻って林道を下る。今後子供とか他の人と笙ヶ岳方面に登る時に笹原峠経由でピストンするよりは林道歩いた方が良いだろうという事で下見を兼ねて。会社の山友が以前この林道を歩いてうんざりしたって言っていたけど、フラットな林道で思いのほか良かった。これ、マウンテンユニサイクルの手始めに丁度良さそうだな。乗れる様になったら一輪車持って来よう。
林道分岐(山頂寄り)。標識無いよ。うっかり直進しないのかしら?駐車場から登る場合は三叉路を左へ。
林道分岐(麓側)。こちらは標識と通行止めが有るから間違えないね。
綺麗な林道。これならカブでも通れそうだけど、そこまでして歩きたくない訳でもなく。ポケモンGOしながら下ると林道も悪くない。でも林道でも上の方は遊べなかった。
林道麓には簡易ゲート。
登山口(滝の上駐車場)まで下ってきた。
養老の滝に寄って。観光客で賑わってる。
駐車場まで戻ってきた。お手軽そうで、結構歩いた。
ルート
養老公園~表山
急登を繰り返すものの、比較的明瞭で迷う心配は少ない。気持ちのいいポイントも点在するけど、全般的に雑木林の中を歩くため眺望は良くない。表山も眺望は期待できない。尾根沿いだから間違えにくいけど一部不明瞭な個所も有るので、バリエーションルートに慣れてない人にはお勧めしない。
表山~裏山
不明瞭。完全なバリエーションルート。トレース、マーキングはほぼアテにならない。単純に下って登り返すだけだけど、どうとでも歩けるので進行方向をしっかり見極める必要が有る。特に天候が悪く視界が得られない時は注意が必要。地図とコンパスは必須。地図も1/10000でなければ読み取れない。
裏山~笙ヶ岳
尾根沿いである事と薄いトレースが有るものの、間違えやすいポイントも多くて難易度は高め。もみじ谷経由のルートと同じ感覚で入るとマジで迷う。バリエーションルートに慣れていない人は歩かない方が良い。特に周回の下りで使うと迷って日没までに下れないという状況になりかねないので注意。
笙ヶ岳~笹原峠
開放的な尾根、もみじ谷の雰囲気は素晴らしく、沢沿いのトラバースも綺麗で楽しい。このルートはとても良い。
笹原峠~小倉山~養老山
登山者も多く、明瞭で歩きやすいハイキングコースレベル。特に注意すべき点は見当たらない。
旧牧場~登山口
フラットな整備された林道。ただ歩くだけではつまらないかもしれないけど、フラットで傾斜も緩いので歩きやすく、意外に良かった。
養老公園から小倉山方面は良く整備された明瞭な登山道で安心して歩けるものの、養老山系も笙ヶ岳より北は極めて不明瞭で難しくなる。状況を充分理解して歩くなら面白いけど、ルートファインディングに慣れてない人は立ち入らない方が良い。養老山でも遭難する人が時々居るけれど、ほぼ笙ヶ岳より先で迷ってる。養老山方面と同じ感覚で進むと迷うので注意が必要。
参考
笙ヶ岳(ほぼ同ルート)
http://singlesmile.hatenadiary.jp/entries/2016/05/08
笙ヶ岳(沢田/養老北端から)
http://singlesmile.hatenadiary.jp/entries/2015/10/10
感想
麓から見る感じ、週明けから色付きだしたので紅葉は次の週末から翌翌週の週末に掛けてじゃないかと思う。
旧牧場からの林道下りと、登山口から駐車場間はポケモンやりながらなので時間長めです。ポケモンGOはverアップで僻地では起動しなくなった様です。GPSも電波も入るけど起動しないので、規定範囲外になると起動しない様になっているみたい。
日帰り短時間という条件で養老のもみじ峠の紅葉を見ようと思ったんだけど、早過ぎた。以前も歩いた事が有るルートなのでルートファインディングで緊張しっ放しって事は無かったけど、登山者は少なめで静かな山歩きが出来た。一見退屈な林道も、個人的には活用出来そう。
前日に一輪車の練習をし過ぎたせいか、腰を傷めた。大した行程でもないのに膝が痛み出したのも一輪車の練習の影響かもしれない。何事もほどほどに。
おまけ
朝6時過ぎに駐車場に着くと、奥の方に一台だけ車が停まっていました。誰も乗っていなかったから朝から歩いている登山者の車かと思って隣に停めて準備していると、車のドアを開け閉めする音が聞こえました。あぁ人居たんだ、と思って振り向くと、突然「他人の車を覗くのは良くないですよ」的なニュアンスの事を見るからにDQ活発そうな男性がやや強めの語気で話しかけてきたのです。「これは失礼しました」的なニュアンスで返答したのですが、普段僕の周囲では見掛けないタイプの男性だったのでちょっと驚いたというか、視線が合っただけで恫喝する人って本当に居るんだなとか、それでいちいち怒っていたら毎日四六時中怒ってなきゃいけなくてそれはそれで大変なんじゃないのかとも思うんだけど、四六時中怒ってたらまるで呼吸する様に自然に怒れるのかもしれない、とも思ったり。
早朝の駐車場に停まっている車は登山者とは限らないという、まぁ当たり前の話なんだけど。