※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
2016年11月20日(日)曇り
霊仙山に柏原ルートで登る
07:05 林道空地 無風 11℃
07:30 二合目(二本杉) 無風 11℃
08:00 四合目(避難小屋) 無風 10℃
09:25 避難小屋 微風 9℃
09:50 霊仙山山頂 弱風 7℃
10:00 霊仙山最高地点 弱風 8℃
10:15~10:40 避難小屋 弱風 7℃
11:45 四合目(避難小屋) 無風 10℃
12:10 二合目(二本杉) 無風 10℃
12:30 林道空地 無風 11℃
駐車場発〜駐車場着 12.4km 5時間25分(休憩含む)
駐車場標高:368m 最高点:1094m 標高差:726m 累積標高登り:m
道中の飲料水 0.7L(お茶0.7L)
着衣(上) 長袖シャツ カッパ ウインドブレーカー(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄手) カッパ
靴 キャラバン C2-02
他 帽子 サングラス
日曜日に時間が出来たので山に行く。行先を色々考えたんだけど、今の時期は何処に向かっても混雑しそうで憂鬱。冬の下見に霊仙に行こうと思ったんだけど、雨上がりの霊仙って泥地獄になりそうで嫌だな。榑ヶ畑(くれがはた/醒ヶ井方面)の登山道は登山者多そうだし。という所まで考えて、そういえば柏原から歩けば良いんじゃね?って思い出した。ルートを確認すると、それほどキツくもなさそうだし、歩いたことが無いルートだし、ハイキングがてら歩いてみよう。
アクセス
岐阜方面からだと国道21号を西へ。柏原の信号の1つ西の路地を左折(南)。道なりに進み、養鶏場の脇の林道へ。適当な空地に停める。養鶏場から先はすれ違い出来ない未舗装の林道。転回も困難なので、大型車や運転に不慣れな人は注意。
ルート
今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。
林道を出来るだけ車で詰めたけど、JR柏原駅から歩く人も結構居るみたいだ。
国道21号から路地に入ると、登山口の表示と登山届のポストが有った。所々に登山道の表示が有る。そこそこ整備されて、そこそこ歩かれてるみたい。天気予報は午前中は晴れだったんだけど、この近辺は曇ってて暗い。
養鶏場から先はすれ違い出来ない未舗装の林道になる。乗用車で入って大丈夫なのか?って不安になるものの、ネットで見た山行記事は乗用車で結構入っていたので多分大丈夫だろう。車はこの辺りで限界。転回して寄せて停める。2台停めたら転回出来ない。
車で来た林道をそのまま進むと自然に登山道に入っていく。序盤は沢沿いに進む。
紅葉の沢を進む。トレースはわりと明瞭。
時折マムシグサの赤い実を見かけた。マムシグサってウツボットみたいな花?で面白いなって思ってたんだけど、かなり強烈な毒が有るらしい。それを試食してみたという記事が有った。身を挺して実践するその行動力に感服するんだけど、なかなか面白いのでぜひ読んでみよう。
30分ほど歩いて二本杉。立派な杉の木。わりと速いけど、まだ二合目。
いやー良い感じじゃない。紅葉の中ハイキング。
1時間ほど歩いて四合目の避難小屋。日が昇ればガスが晴れるかと思ったら、相変わらずガスったまま。
登山道の脇に林道が通ってる。と、思ったら車が走ってる。
登山道分岐。河内道との分岐らしいけど、ロープが張ってある。通行止めなのか。
この辺りから林道に出入り出来そう。「林道では霊仙に登れません」という看板が有ったけど、林道を使った楽しみ方も有るんだね。
登山道から少し逸れた所に継子穴という穴が有る。苔むした岩の奥に穴が空いてる。
継子穴。深さ30m有るらしい。名前の由来は知らないけど、ちょっとエロい。こんな穴を見てエロを想像する僕も相当なもんだけど。
ほんとならそろそろ霊仙山見えるんじゃないの?晴れるどころか、ガスが濃くなる。
谷山谷ルートとの分岐。谷山谷は砂防工事の為通行止めだそうですよ。
登り切った。何も見えん。
避難小屋。かなり近づいてやっと見える。ほんとなら良い眺めなんだけど・・
経塚山(九合目)。風が出てきた。ガスって何も見えない。眺望が悪いどころではなく、進む先も見えない。本来ならその先に山頂が見えるはずなんだけど。方角を見定めて、トレースを辿る。
2時間45分で霊仙山山頂。榑ヶ畑から登っている人が居るかと思ったら誰も居ない。休憩したかったんだけど、風と視界の悪さでさっさと撤収する。
霊仙最高地点。こちらも真っ白けで何も見えない。行程に余裕が有るから南西尾根か、お虎ヶ池付近まで散策しようかと思ってたんだけど、余りにも視界が悪くてそれどころじゃない。
最高地点から経塚山に戻る。トレースが有るから良いものの、トレースが無いと心細い。
視界不良の上雨までパラついてきて踏んだり蹴ったり。避難小屋に入って食事にする。河合寿司のおにぎり美味しい。4個買ったんだけど、途中お腹空いて1個食べちゃった。避難小屋で支度してると、登山者が来た。同じく柏原から登ってきたソロの男性なんだけど、駅から歩いてきて、醒ヶ井に下ると言ってた。えー、相当歩くんじゃない?
下る。幻想的な雰囲気ですね。晴れるに越したことないですけどね。下る途中にもう1人ソロの男性とすれ違った。その人も柏原駅から歩いてきたという。むむむ・・車で林道詰めると何だかインチキ臭くて心苦しいぞ。いや、でも林道歩いても楽しくないよ。
四合目避難小屋。避難小屋も紅葉とコーディネート。
麓の方はガスってない。紅葉には少し遅かったかな。でもまぁ良いハイキング。
下ってきた。車が一台増えてる。柏原から登る人も多くないとは思うものの、車で林道を詰める場合は注意が必要。
ルート
霊仙山 柏原ルート
距離が長めなものの急登や困難な個所も無く、比較的歩きやすい。榑ヶ畑ルートに比べるとマイナーでルートファインディングに悩まされるかと思いきや、全体的にトレースは明瞭でマーキングも丁寧に施されていた。ただ榑ヶ畑ルートに比べると不明瞭な個所も多く、ルートは不意に向きを変える、尾根を進むかと思ったらトラバースしていく等、うっかり間違えそうな個所も多い。注意が必要な個所は丁寧にマーキングされているものの、劣化や誰かが外してしまって無くなる可能性も有るので、マーキング頼りで歩くのは危険。
榑ヶ畑ルートでなくても雨上がりは泥が酷い。スパッツ着けた方が良い。
伊吹山、霊仙山近辺は天気が変わりやすい。霊仙は山頂付近がフラットなので、視界不良になるととても難しくなる。
車で林道を詰める場合は、コンクリート舗装の坂を上った先のコンクリート製の橋を渡った辺りが車で進める限界になる。転回出来ないと細い未舗装の林道を延々とバックする事になるので、進めるか進めないかの見極めは慎重に。
感想
今回は子供は行かないと言うので、独りで歩いてきた。天候はともかく、静かな山歩きが出来た。子供に無理強いする気は無くて、早速登山靴やザックを見に行ったのも早計だったかもしれない。本人のやる気が有る時に、買えば良いかな。
霊仙の柏原ルートは距離が長いけど今回二人も駅から歩いている人と会って、電車で来るという事は名古屋方面なのか大阪方面なのか、ともかく時間とお金を使って駅から歩く事も厭わず登りに来ているんだ。対して僕はと言えば昨晩「あぁ霊仙でも行くか」ってな感じで朝起きて車でひょいと来て、掛かる金も時間も違う。モチベーションが全然違う。このアドバンテージに対して、僕は何が出来るんだろう。てな事を思った。
マーチのクロスオーバー化は良かった、落石で腹を擦る事も無いし、スタックもしにくい。舗装路の影響も悪くは無いし、良いモディファイだったと思う。
参考
霊仙は登山者の多い山なので、一般的なルートの情報は調べれば沢山出てきます。なので、あまり出てこない谷山谷と、ホワイトアウトはマジでヤバいという情報を参考までに載せておきます。
霊仙 谷山谷ルート
http://ameblo.jp/single779/entry-11581824152.html
霊仙 榑ヶ畑ルート 冬季
http://singlesmile.hatenadiary.jp/entries/2014/01/19
霊仙 西南尾根 冬季ホワイトアウト
http://singlesmile.hatenadiary.jp/entries/2015/02/14