シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

ヘルメット GRIVEL STEALTH (グリベル ステルス)

 

 

 

  おことわり

「グリベル ステルス」で検索してこのページにたどり着く人が結構居るみたいです。Googleで検索するとトップに出てきてしまいます。グリベルのステルスを扱うショップも使っている人も世の中にゴマンと居るでしょうに、なぜ僕の記事がトップに出てきてしまうのか分からないというか、いやほんとこんな素人記事で申し訳ない。僕はクライミングはしません。通常の登山道から一般的なバリエーションルートレベルを歩いているだけなので、用途もその程度のものである事と、他の登山用ヘルメットと比較した訳ではない事をご了承下さい。ごめんなさい。ぶっちゃけ見た目で買いました。

 

以下本文

 

登山用ヘルメット買いました。グリベルのニューモデル、ステルス。買ったのは山岳金物店。グリベルのステルスで検索するとトップに出てくる。対応は早くて丁寧。

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フロントサイド。11月頃に発売されたんだけど、あっと言う間に売り切れ。次回の入荷は12月と書いてあったので予約しておいた。カラーはチタニウム。グレーにイエローのロゴは渋くて素敵。

 

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側面。お椀形状ではなく、後頭部まで保護する形状。かなり大胆なベンチレーション。ステルスのというネーミングの通り、角々とした独特の多角形デザイン。

 

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トップはベンチレーション無い。思ってたよりコンパクト。

 

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内装は極めてシンプル。クッションも最低限で、緩衝材のポリスチレン(発泡スチロールみたいなの)むき出し。調整用のクッションも付属しない。その代わりに重量は200gと超軽量。

 

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登山用ヘルメットもインモールドが主流になりつつある。

 

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装着したところ。画像はYouTubeから。おっさんの顔がデカいんじゃなくてヘルメットが小さめなの。

 

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良く有るダイヤル式アジャスターではなく、黄色のストラップを引っ張って調整する。ほぼワンタッチ。あご紐だけじゃないからホールド感は秀逸。調整をストラップで簡素化する事で軽量化しているのかも。

 

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ポニーテールでもOKよ。

 


Grivel 2016 - Stealth Helmet

 

今まではアクティビティ用のヘルメットを使ってきた。特にそれで不便も無かったんだけど、独りで変な所に行ったり、雪山に行ったりするのでヘルメットの必要性は高いと思ってたし、そろそろ登山用のヘルメットを買っても良いんじゃないかと思ってた。どうせなら以前から気に入っていたグリベルのサラマンダーが欲しかったんだけど、何処も売り切れ。そんな折、会社の友人が「グリベルの新しいヘルメット売ってたよ」って教えてくれた。そこそこな値段するけど、結構使うから買っても良いかな。試しに被ってみると、かなりコンパクト。でも外国製に有りがちな幅の狭さは感じない。山岳金物店で扱っているステルスは並行輸入品みたいで、正規品と同じジャパンフィットなのか不明なんだけど、BELLのヘルメットの様に幅が狭くてキツいという事も無く被り心地は悪くない。ストラップを締めると頭に簡単にフィットする。あと、今までのアクションカム用のカメラマウントが使えなくなる。グリベルに穴を空ける訳にもいかないので、何かマウント方法を考えないといけない。

実際に使ってみての感想

物凄く軽くて、長時間被っても圧迫感が無い。日帰り登山で被りっ放し(8時間程度)でも違和感や圧迫感は全く感じない。被っている事を忘れるくらい秀逸。それは普段仕事でヘルメット被ってたり、バイク用のクソ重いヘルメットに慣れているからかもしれないんだけど。

冬は持っていく道具が多くて、ストック、ピッケル、アイゼン、スノーシューと、これらをザックにくくり付けてたりするともうヘルメットを保持する場所が無い。ならば最初からずっと被っとくか、と気負いなく使えて良かった。

 



 

ここからは余談

登山用のヘルメットもインモールドという製造方法が主流になりつつある様。インモールドの詳しい内容は検索すると沢山出てくる。軽量化と高強度を両立させた製造方法で、自転車用のヘルメットが一般的でイメージしやすい。軽量化と高強度化だけではなく、大胆なベンチレーションが設けられるのはインモールドだからじゃないかと思う。厚い樹脂製のアウターのみで強度を確保するハードシェルのヘルメットでは、強度的にあんな大きな穴は空けられない。

ただ、じゃあハードシェルのヘルメットはダメなのかというと、別に悪くは無いと思う。頑丈で安価なハードシェルのヘルメットは気軽に扱えるし、強度的にも不安は無い。手軽さのハードシェルと快適性のインモールド、グリベルのヘルメットもインモールドのステルスと、ハードシェルのサラマンダーの2種類が有るけど、それはどちらが高級とか高性能とかそういう意味ではなく、ユーザーの用途や好みで使い分けしてくれ、という事じゃないかと思う。

 

そもそも、登山でヘルメットを被る事に対して否定的な意見はいまだに多い。一部の山域でヘルメット推奨区域は有るものの、あくまでも「推奨」で、バイクの様に法律で「義務化」されてる訳ではない。個人の自由なので被りたくない人は被らなければ良いだけの話なんだけど、危険な個所でもヘルメットを被らない事を「カッコイイ」とか「出来るベテラン」などと持ち上げたり、被る人に対して「落ちれば被っていても同じ」と言うのはちょっと違うんじゃないかと思う。被らない事が自由なら被る事もまた自由だし、ヘルメットを被ることでダメージを低減出来るかもしれないけど、被らない事でダメージが減る事は有り得ないからだ。
強要するつもりはないけど、個人的な意見としてはなるべく被った方が良いと思う。それは危険な岩場や雪山や活火山に限らず、ハイキングレベルを超える様な山を歩くなら。知人は低山で滑落して20針縫う大怪我をしたし、先日歩いた低山でも一歩踏み外せばただでは済まないという個所は往々にして遭遇する。転んだ拍子に頭を強打する、という事も有りえるし、ソロで人気の無い山だと誰も助けてはくれない。そういう意味では、もう帽子代わりに超軽量な登山用ヘルメットを被りっ放しでも良いんじゃないかと思うんだけど、先の様にヘルメットを被らない事がカッコイイとか、「こんな所で被るなんて意識高い系」とか言われるのはちょっと嫌だなと思うんだけど、じゃあ格好良いヘルメットを被ってまるでモデルの様にイケてるダンディなおじさまになれば「あ、ヘルメットって素敵♪」って思われて流行るんじゃないかという事でグリベル買いましたよ。


ちなみにこれも個人的な考えだけど、危険な個所だけ被るのなら別に高価なインモールドのヘルメットでなくても良いと思うし、もっと言えば登山用ヘルメットでなくても良いと思ってる。そりゃ登山用の方が機能的で格好良いけど、それ以外のヘルメットが全く役に立たないかといえば被らないよりはずっとマシだと思うから。ただ、既にヘルメットを持っている人ならともかく、例えば自転車用を新たに買うと登山用ヘルメットと変わらない金額になったり、工事用ヘルメットもフィット感や使い勝手や見栄えが悪い割には数千円したりするので、必要性を感じるけど手元に代用品が無い場合はとりあえず安い登山用ヘルメットを買った方が良いんじゃないかと思う。

キャプテンスタッグ CS スポーツヘルメット ホワイト MC-3547
 

 

 

 

 

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) ハーフドーム BD12011 ライムストーン M/L:55?61.5cm

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