コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
2017年3月4日(土)晴れ
能郷白山に能郷谷から登る
06:20 林道脇空地 無風 -5℃
06:55 林道ゲート 無風 -4℃
08:00 登山口 無風 1℃
08:50 林道出合 無風 6℃
09:30 尾根 微風 9℃
10:25 前山 微風 3℃
11:55 能郷白山山頂 微風 9℃
登り所要時間5時間35分
13:20 前山 微風 7℃
14:15 林道出合 微風 5℃
14:55 登山口 無風 6℃
15:55 林道ゲート 無風 6℃
16:30 林道脇空地 無風 5℃
気温は輻射等で誤差が有るかもしれない
駐車場発〜駐車場着 21.2km(内林道11.6km) 10時間10分(休憩含む)
駐車場標高:296m 最高点:1617m 標高差:1321m 累積標高登り:1660m
道中の飲料水 1.5L(お茶1.0L コーヒー0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー フリース(未着用) ダウン(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 ASOLO シェルパGV アイゼン スノーシュー
他 サングラス グローブ ストック ヘルメット ピッケル
子供は学校で居ないから、山に行く事にした。穏やかな好天、土曜日、という事でハードな行程にしようかと思ったものの、そういえば上の子が受験の時に能郷白山にお参りに行ったっけ。冗談のつもりだったんだけどその時合格したものだから、下の子が来週受験なので能郷白山にお参りに行ってくる。
アクセス
能郷谷までは、国道157号線を北上、黒津口バス停の三叉路を左、道なりに林道終点まで進む。3/4時点では積雪の為林道終点のゲートまで行けず、かなり手前の橋の付近の空地に停めた。
ルート
今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。
能郷谷から能郷白山を目指す。基本夏道と同じ。林道のゲートまで車で入れない為、片道5.8kmの林道歩き。
前回積雪期に歩いた時はもう少し進めたんだけど、今回は積雪の為随分手前から車が入れない。好天の週末という事で登山者多いかと思ったけど、僕を含めて車が3台。行程が長いから早めにスタートする。
朝は雪は締まって歩きやすい。30分ほど歩いて林道ゲート。林道に雪が無ければここまで車で入れるんだけど。ここからスタートしても1時間位林道を歩かないといけない。
雪が積もった林道を歩く。停まっていた車の人と思われるスノーシューの跡が有ったんだけど、いつの間にか無くなった。夏道を通らないのか。
1時間40分歩いてようやく登山口。でもここからが本番なのよね。
その前に渡渉。これが一番心配だった。合格祈願だから、滑る、落ちるはご法度なのです。今回は水量少な目で簡単に渡れた。
沢を渡って軽く休憩してアイゼン履いていたら、ソロの男性が追いついてきた。登山口からいきなりの急登。
能郷谷には沢山の堰堤が有る。10以上並ぶ雪の堰堤。凄いなぁ。
急登を経て林道(廃道)に出る。以前前山から右の尾根を下っている人が居た。向こうの尾根も面白そうだけど、今のコンディションだと踏み抜きまくりで大変そう。
林道出合からまたも急登。踏み跡も埋もれてる。先行の男性がアイゼン付けている間に追い越してしまったので、一歩一歩ステップを踏み固めながら登る。
尾根に出た。急登しんどい。と、あれ?スノーシューの跡が有る。先行者はやっぱり違う尾根を登ってきたみたいだ。とりあえず向こうに見える前山まで登る。結構登る。
登り終えたと思ったらまだ先が有るトラップ。もう何度も引っ掛かってるから分かってるんだけど。前山までトレースがついてる。先行者速い。
きっつい。尾根に出てからもキツい。でも楽しい。ハァハァ言いながらニヤニヤしてる。もう変態。
4時間歩いて前山。冬の前山は開放的。夏は藪。
歩いてきた尾根。結構登ってきた。そりゃ4時間掛かるわ。
前山から能郷白山。快晴。絶景。素晴らしきかな能郷白山。と、あれ?10時半の時点でもう山頂までトレースついてる。先行者どんだけ速いんだよ。
前山から能郷白山に向かって尾根を進む。良い眺め。向こうは能郷白山の隣のピーク磯倉。
ちょいとスリリングな尾根も有るので慎重に。滑る、落ちるはご法度。
あぁ良いなぁ能郷白山。今日はまた快晴で最高。
最後の急登。
しんどいけど気持ち良いね。
天空に続くトレース。
5時間半歩いて山頂。風も強くなくて穏やか。
今日の目的、お参り。
絶景かな。能郷白山。良い山だな。
前山と歩いてきた尾根。
先行者のトレースは祠をスルーして磯倉方面に続いてる。でも磯倉にはトレースが無い。何処行ったんだろう?まさか周回するとか?と思っていたら、タイミング良く戻ってきた。何でも、「向こうに良い所が有る」とか。良い所っすか?僕も行きたいっす。ムフフ(違)
帰りも長いので下る。山頂直下の急斜面を下ってくる人が見える。
尾根も良いおね。
以前、森の友達Mックマさんが夏に登った時、沢登りしてきた人が居たと言っていた。あの沢を詰めると登れそうな感じが。でもあの沢まで行くのが大変そうだな。
前山まで戻ってきた。向こうに徳山ダムの一部が見える。右の尾根を歩いたら気持ち良さそうだけど、尾根の取り付きまで進むのが難しいかも。
尾根を下る。前山までの尾根は比較的締まって歩きやすい。急登も下りは楽ちん。
問題は尾根から支尾根で登山口まで下る部分。雪が緩んで踏み抜きが酷い。股まで埋まる。
ふらふらになって登山口。渡渉。林道をとぼとぼ下っていたら、4、5人の中年女性パーティとすれ違った。テン泊するのか。
戻ってきた。21km、10時間強、長かった。でも静かな山歩きが出来た。
ルート
能郷白山 能郷谷
この時期気になるのは、林道を車で何処まで進めるのか?と渡渉状況だと思う。3/4時点では林道はかなり手前の橋までしか通行出来なかった。根雪と倒木で、除雪等整備が入らなければしばらくはゲートまでは無理。渡渉は水量少な目で簡単だったけど、今後雪解けや天候でどうなるかは分からなない。今回は、駐車場~登山口間は登山靴のみ、登山口~前山間はアイゼン、前山~山頂間はスノーシューで歩いた。ピッケルは持って行ったが使わなかった。ヘルメットが必須な状況ではないけど、急登で滑落も起こり得るので推奨。
無雪期でも1時間ほどの林道歩きがあるのと、急登、距離が長いという事から登山者はそれほど多くない。積雪期は尚更多くない。でも歩いている人は居る。
積雪期は林道ゲートまで車で入れない為、余計に歩かないといけない。その分、人は少ない。ネックは登山口すぐの渡渉と、尾根に出るまでの急登。苦労して前山まで登ると、絶景が堪能できる。
距離が長いので体力が必要なのと、尾根に出てからのトレースは消えやすくてアテに出来ない。基本尾根沿いなので迷いにくいものの、前山はフラットで視界が悪いと方向感覚を失いやすいのと、支尾根に下るポイントを見失いそうなのが注意点。
感想
以前も歩いた事が有るので大方の予想はつくからドキドキ感は無いものの、夏山も冬山も能郷白山は僕の原点といえる。距離と急登で腹一杯歩いた。思いのほか静かに歩けて良かった。
夏道とは違う尾根で登っていたソロの男性と話す事が出来た。メジャールート以外にあちこち歩いているみたいで、どうやってルートを見付けるのか尋ねると、地形図から予測を立てるんだと言っていた。それでもダメな時もあるんだけどね。そういう時は引き返す。と言っていた。僕もそういう領域に入りつつあって危ないなぁ。
参考