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目指すのはジャンガリアンな生き様

HONDA CT110 ハンターカブ エキサイターコイル

 

 

 

CDIやレギュレーターを交換してもスパークしない。原因を調べるとエキサイターコイル(点火用の発電コイル)の不良だった。コイルなんてそうそう壊れるもんじゃないだろ、って思ったら、結構修理している人が居るみたいだ。で、そのエキサイターコイルを確認する為にはジェネレータカバーを外さなければいけない。ジェネレータカバーというのはエンジン左側面のカバーで、それを外すという事はエンジンオイルが抜ける、カバーガスケットの交換が必要になる、など考えただけで憂鬱。しかもコイルの純正部品は既に欠品になっているらしく、購入する事が出来ない。バラしたは良いけど直せないなんて事にもなりかねない。

 

文句言っていても直る訳じゃないので気を取り直して分解する。

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エンジンオイルをドレンから抜いて分解にかかる。交換頻度が長いのか泥水の様なエンジンオイル。オイルを抜いたらジェネレーターカバーを外す。カバーはM6の+ネジで緩めるのが困難。六角か六角穴付ボルトなら作業は簡単なのに、+ネジだから全然緩まない。ナメそう。仕方ないのでインパクトドライバーでがっつんがっつん叩く。ケースの周りの固定ビスを全部緩めたのに、ケースが外れない。

 

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どうやら副変速機も分解しないとカバーが外れないみたいだ。副変速機のカバーを外し、ギヤを取り外す。ドライブシャフトに付いているスナップリングを外して奥のギヤを外す。副変速機をバラしてジェネレーターカバーを外さないとドライブスプロケットが外せない構造になってる。整備性悪いなー。

 

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分解した副変速機。ハンカーカブは副変速機付きエンジンの方が人気みたいだけど、整備性が悪化するから山奥に行かないなら要らないんじゃないかと。バラせば当然カバーガスケットも交換が必要になる。パーツリストが無いから困ったな。

 

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さて、いよいよカバーを・・と思ったらステップが邪魔でカバーが外せない。ステップを外そうとするとサイドスタンドのステーも一緒だから倒れてしまう。しかも右側ステップはブレーキペダルと干渉する。何だコレ。カブなのに整備性悪い。カウルやカバー類は最小限なので、各部品を外すのは簡単ではあるけど。

 

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やっとこ外せたジェネレーターカバー。カバーの内側にコイルがついてる。これまた+ネジで緩まない。インパクトでがっつんがっつん。

 

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取り外したコイル。左上に見える1つだけ黒いのがエキサイターコイル。コイルの端子部分で導通を調べると、断線してる。ケーブル側は導通が有る。やっぱりコイル不良だった。ケーブルの断線なら直せるけど、コイル不良では自分では直せない。カブ系のエンジンだから、他車種の流用とか中国製エンジンのパーツとかで直せないかなぁ。

そんな訳で、バラしたは良いけど頓挫してます。

 

今回の出費

0円