シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 

 

 

久しぶりに義弟に会った。昔から風格が有ったけど、久しぶりに有ったら「どこぞの社長か?」と思うくらい増していて、もはやどっちが弟なんだか分からない。

見た目だけでなく何事にも動じない性格とか、ゆるぎない自信とか、でもそれが嫌味ではなくて老若男女問わず慕われる。いつも周りに誰かが居る。何もかもが僕とは全く違って、それは努力とかではどうしようもない持って生まれたもので、そうするともう数年ばかり早く生まれ様が遅く生まれ様が関係ないんじゃないかと思う。もう僕が弟で良いや。

この歳になって尚コンプレックスに苛まれるのか。かといって、努力とか経験とかで覆せるものでもない。それはきっと無い物ねだりなんだろう。僕は僕なりに何か違った良い面が有るんだろう。多分。

義弟のあのゆるぎない自信は一体何処から出てくるんだろう。僕にも少しばかり分けて欲しい。だけど義弟を見て、僕もそんなに卑屈にならなくても良いのかな、と思えたのは良かったかもしれない。義弟の様にはなれないけど、僕なりに何とか生きていくよ。