シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

冬のイルミネーションを誰と見ますか

 

 

 

少し前になるけど、「ホンマでっかTV」でブラマヨのエピソードが取り上げられていた。確かブラマヨの吉田が子供を連れてジェットコースターの乗車の列に並んでいたら、子供が身長制限にギリギリ届かなかった。何とかジェットコースターに乗りたい子供は「靴にティッシュを敷きたい」と言う。そんな内容だったと思う。コメンテーターの回答は、「親が止めるべき」というものだった。理屈では無くてルールを守るという事は親が教えなければいけない、と。

 まぁそりゃそうなんだけどね。僕がその立場に置かれた時に、ちゃんと止められるかな。止められない気がする。先日だって止められなかったじゃないか。TV番組を見てから、僕は間違ってたのかな、上手く出来ていなかったのかな、止められないのは子供に嫌われたくないからなのかな、と考えていた。

多分それは、「止めなくても良い子供」だったからなんだ。僕と子供を先のジェットコースターの例に当てはめてみると、日頃の言動や性格から考えてウチの子供は制限を満たさないと分かった時点で諦めてしまうんじゃないかと思う。厳格に育ててきた訳じゃないんだけど、多分性格なんだろう。自分の欲求や我を押し通す様な性格ではなくて、ルールや道徳的に外れた行為はやりたがらない。だから僕が止めるまでもなかっただけなんだ。そんな子供がティッシュを詰めてまで乗りたいと言うのなら、それは一時的衝動的な欲求ではなくて、もう相当乗りたい、何としてでも乗りたいという本当に一生のお願い的な強い欲求だと思う。そんな事は滅多に無くて、そこまで言うのならほらお父さんの一万円札を敷き詰めなさい。と僕は言うかもしれない。ごめん。本当は千円札しか入ってないです。

何が正しくて、何が間違っているのかいまだに良く分からない。僕の育て方が良かったのか悪かったのかも分からないし、そもそも僕がどの程度子供に影響を与えてきたのかも分からない。自分がルールを守っていても、ルールを守らない事に何の躊躇いも無い人は世の中に沢山居るし、理屈が通じない感情そのままの言動をする人だって沢山居る。そんな中で、のほほんと平穏に生きている僕の子供たちが上手く立ち回っていけるのか、もっと僕に何か出来る事ややるべき事が有ったんじゃないか。これで良かったんだろうか。

週末にイルミネーションを見に行った。何の躊躇いも無く二つ返事でお父さんについてくる二人の年頃の娘に対して複雑な思いを抱きながら、僕はそんな事を考えていた。正解なんて有るはずが無い。だから僕はこれからもずっと考えなきゃいけないいんだろう。

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