シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

伊吹山 さざれ石公園から ドライブウェイ↑ 南東尾根↓

 

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2018年1月14日(日)晴れ
伊吹山にさざれ石公園から登る

笹又からドライブウェイを経由して登り、南東尾根で下る周回ルート

 

 

07:00 林道脇 無風 -3℃

08:05 林道終点駐車場 無風 -4℃

10:45 ドライブウェイ出合 微風

12:05 ドライブウェイ駐車場 微風 -7℃

12:50 伊吹山山頂 微風 -3℃

15:45 林道脇 無風 -3℃

 

 

 

 

駐車場発〜駐車場着 11.2km 8時間45分(休憩含む)
駐車場標高:384m 最高点:1343m 標高差:959m 累積標高登り:1252m
道中の飲料水 0.6L(お茶0.3L コーヒー0.3L)
着衣(上) 長袖シャツ シェルジャケット フリース(未着用) ダウン(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) シェルパンツ タイツ
靴 ASOLO シェルパGV アイゼン スノーシュー 
他 グローブ ストック ヘルメット ピッケル(未使用)

 

 

久しぶりに山に行く。前回からかなり間が空いてしまった事と、今シーズン初の雪山、シェルジャケットとシェルパンツのテストも兼ねてという事でルートを把握している所にする。

 

アクセス

国道417号線から県道32号、春日方面(西)へ。途中左折して県道257号、さざれ石公園方面へ。無雪期はさざれ石公園まで進み、駐車場から林道に入り、林道終点の駐車場まで。駐車場は5、6台停められる。積雪期はさざれ石公園までも行けない。公園手前の貯水タンクまでは除雪してあるので、その付近の空地に停める。県道257号線は関ヶ原まで抜けているけど、現在雪の為通行止めで関ヶ原から抜ける事は出来ない。雪融け時期でも工事の為通行出来ない。


 

ルート

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今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

 積雪期にさざれ石公園から伊吹山山頂を目指す。積雪期のドライヴウェイは状況が読めないので登りで使う。夏道の笹又谷の東の尾根を登ってドライブウェイへ出てそのまま山頂へ。下りは伊吹山の南東尾根(正式名称は知らない)を使う。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

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行程が長めなのと、夜の間に雪が降ったので早めに行動する。積雪の為さざれ石公園までは行けないけど、手前の貯水槽までは除雪してあるので通れる。

 

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早めに行動したはずが、準備してたらスタート7時になっちゃった。積雪量は予想してた程でもないけど、歩きにくいのでスノーシュー履く。

 

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モルゲンロート。誰も居ない静かな朝。

 

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さざれ石公園を進み、さざれ石まで来たら折り返し気味に斜面に登る。ルートが有る。

 

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林道をそのまま通らずに畑をショートカットしていく。んだけど、獣防止の柵で通れなかったりする。右寄りの尾根を歩いて遥か上に見える白い所まで登る。

 

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 1時間ほど歩いて林道終点の駐車場。無雪期はここまで車で入れる。登山口をスルーして少し進んだ辺りから適当に尾根に取り付く。

 

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尾根終点はまだ遥か彼方。あそこまで登るのかと思うとちょっとため息が出る。

 

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バリエーションルートだからめっちゃ急登。急登を終えたかと思ったら雪深い。降雪直後だから歩きにくい。予想以上に体力を消耗していく。

 

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尾根登り切った。なんかもう疲れた。

 

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麓にショートカットしてきた畑が見える。

 

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南方、養老山方面。今日は風も無く良い天気。

 

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ドライブウェイ直下。オレのスノーシューはハイエンドモデルだぜ。急斜面でも登っちゃうぜ。って思ってたけど無理。壁じゃん。スノーシューからアイゼンに替えて登るけど、雪がふかふかで全然登れない。股まで埋まる。あぁ、ラッセルってこういう事なのかと実感。膝を使わないと登れないシチュエーションは初めて。

 

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ドライブウェイを進む。初めの難所のトラバース。積雪量が少なめで難しくないけど、雪が締まってないから膝上まで埋まる。スノーシュー履く。

 

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難しくないとは言うものの、落ちたらサヨナラだな。

 

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そそる尾根とドライブウェイ。ドライブウェイ終点遠い・・・。

 

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雪の回廊。ヤバいなぁ。体力の消耗が予想以上に激しい。スノーシュー履いていても地味に埋まるから平坦路でもしんどくてペースが上がらない。

 

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歩いてきたドライブウェイと静馬ヶ原。

 

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東尾根No3リッジ(正式名称知らない)

 

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ドライブウェイの難関、雪の壁。No3リッジから降り注ぐ雪で壁が出来る。締まっているとツボ足で登れるんだけど、今回はふかふかなのでラッセル(*´Д`) 崩れて全然登れない。マジしんどい。

 

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やっとの事で登り切った。褒めて欲しいけど誰も居ない。

 

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やっとドライブウェイ駐車場。正午になっちゃったよ。

 

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駐車場から迂回しつつ山頂を目指す。樹氷綺麗だけど、しんどくてそれどころじゃない。

 

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登り切った。駐車場から意外に登るのよね。

 

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伊吹山山頂。6時間弱掛かった。しんどい。正直山頂なんかどうでも良い。

 

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琵琶湖が見える。山頂付近は登山者多い。

 

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伊吹山三角点を過ぎた辺りに鳥居が有る。ここから南東尾根に降下する。

 

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南東尾根降下ポイント。誰も歩いていないけど、スキー板の跡がかすかに残っている。写真で見ると何てこと無さそうだけど、滑落すんじゃね?って位の急斜面。

 

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滑り落ちる様に下ってきた。

 

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去年登った南東尾根のもう一つ北の斜面。知らなかったとはいえ、あんな斜面登るのは自殺行為だった。

 

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南東尾根、結構急。えげつない。下りだから良いけど、登りたくない。

 

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一旦ドライブウェイに出る。丁度駐車場みたいな広い所に出る。

 

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ドライブウェイを少し北に歩いて尾根に下るポイントまで移動する。マーキングは無かった。下る尾根間違えない様に。

 

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低木の枝木で歩きにくい上に急斜面。もう嫌。しかも途中で下る尾根を間違えた。

 

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杉林の途中から沢に下る。ここはマーキングが有ったけど、低木で下が見えなくて一度スルーしてしまった。

 

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下って沢を渡る。さざれ石公園の駐車場手前付近。水量も少なくて渡渉は全然問題ない。

 

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ちょっと歩き過ぎだった。無事に戻れて良かった。

 

ルート

さざれ石公園から笹又(尾根)ードライブウェイ

積雪期は公園まで車で入れないので手前から歩く事になる。公園から畑を抜けて夏の登山口まで進む。登山口付近から尾根に取り付いてドライブウェイ出合まで尾根沿いに登る。山岳用スノーシューでも滑り落ちる位のかなりの急登。ルート上に支尾根分岐点が2ヶ所有る。登りでは何気なく登れるけど、下りは注意しないと違う尾根に下ってしまう。マーキングはほとんど無い。

ドライブウェイは積雪状況で全然難易度が変わるのであまり参考にならない。林道等の山間部の舗装路は雪が降るとデブリで埋もれるので積雪期に歩くような所ではないと思うけど、歩いて歩けない訳でもない。積雪期に歩いている人はほとんど居ないので他人はアテに出来ない。

 

さざれ石公園から南東尾根

尾根沿いに伊吹山山頂まで登れる。基本は尾根沿いだから登りは延々歩いていれば登れる(多分)。マーキングはほとんど無いので下りはルートファインディングに注意。特に視界が悪いと進むべきルートを見失いやすいので注意。マーキングはほとんど無いし歩いている人も少ないけど、以前登山者を見掛けたので全く歩いてない訳じゃなさそう。ただ、延々と急登、しかも山頂付近まで地味なので、そこまでしてこのルートを歩かなければいけない理由が思い浮かばない。

 

 感想

久しぶりの山行、久しぶりの雪山という事で、がっつり歩きたい反面ブランクが空いて身体がついて来ないかもしれないという心配も有って、過去に登頂しているルートを選定してみたんだけど、ちょっとやり過ぎだった。ブランクだけじゃなく、雪質で体力を著しく消耗した。降雪直後は無難なルートにしておくべきだった。それでもラッセルの体験が出来たのは良かった。降雪直後のこのタイミングで歩いていなければ、もっと甘く見ていたかもしれない。

シェルジャケットとシェルパンツは効果的だった。ラッセルが必要な状況だと、それらが無いと話にならない。

下りでルートミスしたけど冷静にリカバリー出来て良かった。体力を消耗しきった状態で登り返すのは非常に辛いけど、地形図を見るとどう考えても下れなかった。最終的には体力次第なんだろう。どんな状況であっても体力を使い切ってしまわないルートの選定は必要かと思う。

両足の親指の爪が死んだ。歩いている時は気付かなかったけど、帰宅後に見たら紫色になってる(+_+)。多分延々と下りの急坂を歩いたせいだと思う。スノーシューを履いていると前のめりになるから、絶えず爪先に負荷が掛かったんだろう。「あとは下るだけだし」って気楽に考えてたけど、下りは下りで厄介。

 

参考

singlesmile.hatenadiary.jp

singlesmile.hatenadiary.jp

singlesmile.hatenadiary.jp