フロアマットが濡れている。リヤのエンジンカバーも濡れて錆びている。窓からの雨漏りが原因だ。ネットで調べるとスマートの雨漏り修理記事が沢山出てくる。古いスマートの持病らしい。購入時に店側から「雨漏りはしていない」と聞いていたけど、フロアマットが濡れているのに気付かない訳は無いだろう(バッテリーを触る為には必ずフロアマットも触る必要が有るから)。中古車販売店などこんなものか。
厄介なのは放置すると電気系トラブルなどの深刻な問題を引き起こす可能性が有るという事で、助手席下に有るリレーボックスが水没してショートしたり、助手席の足元付近のECUが故障したりするらしい。深刻な状態になる前に修理する。って、買ったばかりなのに、何この修理連発は?
フロントガラス下、ダッシュボードの前、窓のフチ部分に水が流れた後が有った(画像は修理後なので綺麗)。さすがにフロントガラスは素人では直せない。行きつけの車屋さんに相談して修理してもらったけど、車屋さんもガラス屋に依頼するらしい。ガラスを一旦外してシールし直す。窓ガラスの半分位が剥がれていた。修理費用は4万円強。フロントガラスのフチのモールが1万円くらい(smart純正部品で高額)、シール材が5千円位、工賃が2万5千円位。修理費用に関しては販売元の車屋さんと交渉中。古いスマートは窓ガラスのシールをやり直す前提でいた方が良い。
リヤサイド ウィンドウ(ポリカーボネイト製)も雨漏りする。これも持病で古いスマートでは定番の修理。リヤサイドはガラス屋さんはやった事が無いので出来ないと言われたけど、こちらは自分で出来そうなので自分で修理する。
車内側のウィンドウ下部。掃除した後なので分からないけど、ここも水が流れた後が有った。リヤサイド ウィンドウは素人でも比較的簡単に外せる。車内側のプラスチック製の窓のフチを外すと窓が外れる。
だけどこのパーツがなかなか外れない。無理に外すと割れる。フチの後ろ側垂直部分の裏側に入っているので、パーツを下方向に押し下げながら結合部を小さめのマイナスドライバーでこじる。made in Germanyって書いてるのを見ると、おぉ外車なんだ。って改めて思う。
何とか外れたけど左側は少し割れた気がする。細かい事は気にするな。雨漏りしなきゃ良い。
リヤサイド ウィンドウも半分くらい剥がれてる。パカパカする。そりゃ雨漏りするわ。
リヤサイド ウィンドウ上部のフロント寄りに1ヶ所固定部(画像の穴)が有る。窓を横に引っ張って固定部を外す。シールも劣化して効いてないので簡単に外れる。
外したリヤサイド ウィンドウ。スポンジ状のシール材が張り付けてあるけどヘタって効いていないし、接着部分も半分剥がれている。
シール材はネットでは止水スポンジやコーキングとか色々使っているけど、ブチルゴムのシール材にしてみた(φ8.5×4m)。ブチルゴムは沢山売っているけど細い物や平べったい物が多い。細いとしっかりシール出来ない。PITWORKの製品を買おうかと思ったけど、知らないメーカーの製品が安かったのでこちらにした。車用みたいなので多分大丈夫だろ。

PITWORK(ピットワーク) R77S ブチルゴム オールシーズン用 黒 4m巻 KA460-08570
- 出版社/メーカー: ピットワーク(Pitwork)
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劣化したスポンジシールを剥がして、ブチルシールをつける。φ8.5では細いかと思ったけど、元々ついていたスポンジシールが6mm位(ヘタっているので本来はもっと厚いはず)なのでφ8.5なら丁度良いくらい。ボディ側も汚れを掃除して、後は逆手順で組み立て。リヤサイド ウィンドウ側に引っ掛け用の穴が有って、窓のフチに引っ掛ける出っ張りが有るので、穴に出っ張りを入れて固定していく。
作業時間は2時間位。窓枠を外すのに手間取るのと、窓に残った古いスポンジシールを剥がすのに時間が掛かるけどそれ以外は難しくもない。雨漏りは困るけど、特殊な工具や技術が無くても作業できる構造になっているのは有難い。スパークプラグといい、思いのほか自分で出来る事が多いのは何かと維持費が高くつく外車にしては有難い。
次々とやらなければいけないメンテナンスや修理が出てきて嫌気が差してきていたけど、大抵の事は何とかなりそうな気がしてきた。これでとりあえずは致命的なトラブルは防げるかな。何だかこれならローバーmini(トラブルが多い事で有名)とかも乗れるんじゃないか?と意味も無く自信がついたり。
今回の出費
フロントガラス張り替え ?円
ブチルテープ 1,825円