バイク用ヘルメット買いました。リード工業のRAZZO-Ⅲの白色。
2年ほど前にヘルメットを買い直しているんだけど、少々難有りで使っていなかった。
難点は、
1)被りが浅くフィット感に乏しい
2)バイザーが風の抵抗をモロに受ける
3)風切音が酷い
フィット感はまぁ安い製品なので仕方がないかなと思う。いや、安全性=命に直結する物だから良くはないが、金も出さずに過剰な文句は言えない。バイザーはとにかく邪魔なので外して只のロード用フルフェイスとして使っていた。これも、アライやショーエイ等の一流メーカー製なら上手く作っているんだろう。ただ、風切音が酷い。これが耐えられない。特に目立つ突起物が有る訳でもないのに耳鳴りがするほど酷くて長時間使っていられない。仕方なく古いアライのジェットを使っていたんだけどこれも随分とくたびれていて、流石に使い続けるのもどうかと。
難有りとはいえ全く使い物にならない訳でもないので今どうしても買わなければいけない物でもなく、しかもバイクに乗る頻度がそれほど高くない。まともなヘルメットは数万円するし、とはいえ安物を買ってまた失敗するのも困る。じゃあどうするか。
リードのRAZZO-Ⅲは以前から気になっていたヘルメット。シンプルだけど安っぽくない外見と手頃な価格。シールド付オフ用ヘルメットで失敗したので、ならば端からジェットでも良いんじゃないか。問題なのは実物が見れないので質感やフィット感が分からない(安物なりなのか)のと、シールドの支点が露出している事。デザイン的には良いんだけど、風切音が発生しないのかが心配。Amazonの評価では風切音は酷くないと書いて有ったのと、どうやら廃番で生産中止になる様なのと、これ以上コスパが良いヘルメットが見つけられなかったので在庫が有るうちに買ってみた。
ちゃんと専用のヘルメットカバーが付属する。薄手だけど。
外観はなかなか質感高い。重量は1200g(カタログ値)。
内装も悪くない。僕は頭囲56cmくらいでサイズはMにしたけど帽体の形状も良く非常にフィットする。やや深めに被るとメガネのツルも上手く収まって違和感はないし、速度を上げてもブレる事も無い。
顎紐はラチェットバックル。赤色のホルダに差し込むと逆戻りしない構造。外す時は赤色のホルダのタブを引くとリリースされる。節度も悪くない。Dリングでも構わないんだけど、これはこれで手軽で便利。
サイドから。非常にシンプルだけど秀逸なデザイン。シールド越しの視界もクリヤで歪みは無い。替えシールドも安いので買っておこうか。
シールドの支点が露出しているのがアクセント。アルミの座金に金属製のビスが使用されており質感は高い。露出しているので風切音が心配だったけど、ほとんど気にならない。いやこれなかなか凄い。
ベンチレーションはトップのみ開閉機能が付いている。小さなレバーを動かす事で開閉する。穴は小さな丸穴なので効果はそれ程期待出来ないかもしれない。
ロゴはX-AIRのX。OGKのロゴに見えなくもない。
トップから。
バックから。後頭部にベルトが付いている。ゴーグルのホルダ? シールドが有るのでゴーグルは使わないだろう。質感は悪くないのでデザインには良いのかも。
リヤサイド。
被ったらこんな感じ。
なんとなくオジサン臭く見えるのはオジサンが被っているから。
外観、内装、フィット感、ベルトの使用感、風切音、全て全く問題なかった。リード工業って安価な原付用ヘルメットのイメージしかなかったけど、意外にも安っぽさは微塵もない。このデザインとクオリティの製品が1万円そこそこで買えるのは素晴らしい。唯一、帽体はABS樹脂なのでアライやショーエイ程の強度は得られないというのが難点だけど、価格的には1/3位。在庫が有るうちに買って良かった。これが廃番になってしまうのは勿体ない。