ゴールデンウィーク明けに車検が切れるので、継続して車検を通す為に準備をした。
今までの経緯、XR600R関連の記事はこちら
いつもはユーザー車検(自分で陸運事務所に持ち込んで車検を通す)でやっていたんだけど、今は有休も無く代休の予定も無く平日に時間が作れない。なので行きつけの車屋さん経由でお願いする事にした。
ユーザー車検は下記参照。整備作業や車検自体より、書類の書き方に慣れていないので躓く。
ちゃんと正常に走れる様にメンテナンスしているので、普通なら車検だからといって特別何か整備しなければいけないわけでもないはずなんだけど、XR600Rの場合はそうはいかない。オイル交換やブレーキフルード、ブレーキパッド、各部注油や清掃等一般的なメンテナンス以外にやらなければいけない整備は、
1)ハンドルバーの交換
2)ヘッドライトユニットの交換
3)シートベルトの追加
4)タンデムステップの追加
5)タイヤ交換
の5点。2年毎なので詳細を忘れてしまうので備忘録も兼ねて記事に残しておく。
1)ハンドルバー
車検時に車両の高さと幅を計測し、車検証の記載値と合っているか確認される。オフロードバイクの場合は転倒してハンドルバーを曲げたり破損させたりするケースが多いので、強度が高いアルミ製のハンドルバーに交換するモディファイを施す。僕の車両も社外品のアルミハンドルバーに交換して有る為、そのままでは車検証の記載値から外れてしまって車検が通らない。
いつもはアルミのハンドルバーで乗っている。テーパーハンドルなのでハンドルクランプ部にアダプターが追加されていて、ノーマルよりも若干高くなっている。XR600Rのクラッチレバー、デコンプレバーのホルダはブラケットが分割式ではないので、ハンドルバー先端から抜かないといけない為やや面倒くさい。
2)ヘッドライトユニットの交換
数年前に車検の基準が厳しくなり、ノーマルのヘッドライトユニットでは光量不足で車検が通らない。その為、明るいヘッドライトに丸ごと交換してしまう。これも転倒すると破損したり変形したりするので、車検の時しか使わない。
ノーマルのヘッドライト。オフロードバイクのヘッドライトは軽量化の為に元々とても小さい。なので当然暗い。それでも20年くらい前は通ってたと思う。
前回、前前回と車検を通しているので、今回も大丈夫だろうと高を括っていたら、ヘッドライト内部の反射板が割れている。安物だったのでハロゲンランプの発熱に耐えられなかったみたいだ。急遽ヘッドライトを買い直すハメに。
ヘッドライトステーを固定する。フォーククランプ下側のブレーキホースガイドが干渉するので、ヘッドライトを交換する時だけひっくり返して外側に逃がす。
フォーククランプ右上のブラケットに固定されているレギュレータがヘッドライトユニットと干渉するので取り外す。
取り外したレギュレータはヘッドライトステーに固定する。その際に一旦コネクタを外し、ライトステーの穴を通してから固定。
ヘッドライト交換。安物のヘッドライトは光軸調整が無かったり、配光が悪くて車検が通らない可能性が有る。あと、寸法が異なるとライトステーの追加工が必要になって面倒なので、やむなく同じ製品を購入した。ただ、購入したライトはホンダCB400SFの純正ライトのコピー品らしく、形状や寸法が全く一緒。なので今後はCB400SFの純正ライトを買っても良いかと思うけど、純正ライトは高額なのとどうせ車検の時しか使わないので優先度は低い。
3)シートベルトの追加
シートベルトというのは、シートの座面についているベルトのこと。こんなベルト誰も使わないだろうけど、定員2名で登録してある車両には必ず必要になる。本来XR600Rは2人乗りする様な仕様にはなっていないので、元々ついていない。逆輸入して日本国内で登録する際に、業者が適当にベルトをつけて定員2名で登録していたんだろう。
これも以前用意した物をつける。百均で買ったベルトを代用している。色が微妙なんだけど、どうせ車検の時しか使わないので作り直す気が無い。シート幅が並行では無く若干先細りになっているので、固定ネジ穴に前後の向きが有る。逆にするととても固定し難い(覚書)。
4)タンデムステップの追加
これも本来なら付いていない物だけど、登録時に業者が追加して定員2名登録している。転倒すると破損、変形するので普段は取り外していて、二人乗りする時だけ付けている。
いつもはタンデムステップを外し、自作のブラケットを追加してディスクローター用のロック(黄色の物)を固定している。ブレーキディスクの穴で固定する鍵。ハンドルロック用のキーが無く、イグニッションキーも簡素な物なので防犯効果がとても低い。なので街中で停めておく時はディスクローターに鍵を付ける。元々はシルバーだったけど、目立つ方が防犯効果があるのと、外し忘れを防止する為に黄色に塗装している。
タンデムステップはボルト2本で固定されているだけなので、左右取付けても5分で充分。
5)タイヤ交換
タイヤは定期整備の範疇だけど、本格的にオフロードを走る場合はちょっと・・・。
イボイボした本格的なオフロードタイヤ。摩耗してブロックが低くなっているのはともかく、このタイヤはバイクの師匠Sさんを通じて貰っている中古のモトクロスタイヤ(not for highway use)なので、摩耗の度合いに関係なく車検は通らない。
なのでタイヤを交換する。リヤタイヤは硬いので交換はちょっとしんどい。これは2020年4月に購入したタイヤ。車検用に買ったタイヤなので、車検後に交換しているからまだヒゲが残っている。Sさんから8部山程度のモトクロスタイヤがタダで貰えるので、そればかり履いていて全然使っていない。ちなみにフロントタイヤは2018年4月に交換したきり替えていない。リヤはあっという間になくなるけど、フロントは全然減らない。
その他
後付けのタコメーターの電池が切れそうだったので交換しておく。僕のXRは何故か車検の度に騒音測定される。騒音測定はエンジン回転数が3000rpmの時の音量を測定する決まりらしい。かといって後付けのタコメーターが正確なのかは分からないけど。
いつもの状態。
車検ver
ヘッドライトユニット
A085 マルチリフレクター ヘッドライト CB400SF ホーネット250 CBX400 VTR250
1,300円
送料 1,000円
計 2,300円
準備も出来たし、じゃあお願いします。と車屋さんに持ち込んだら、キックアームが壊れたらしい・・・。キックアームが無ければエンジン掛けられないので、当然車検どころじゃない。単気筒600ccの始動トルクどんだけやねん。