シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

御池岳 木和田尾根-カタクリ峠-真の谷

 

 

 

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2022年5月2日(月)晴れ
御池岳に木和田尾根ルート(三重県側)で登る

 

 

07:05 山口登山口

08:20 藤原/白瀬峠分岐

08:50 白瀬峠

09:20 カタクリ

10:20 鈴北岳

10:50 御池岳

11:20 奥の平

12:05 奥の平

13:20 白瀬峠

13:40 藤原/白瀬峠分岐

14:45 山口登山口

 

 

 

 

駐車場発〜駐車場着 18.3km 7時間40分(休憩含む)
駐車場標高:229m 最高点:1247m 標高差:1018m 累積標高登り:1553m
道中の飲料水 0.8L(お茶0.6L コーヒー0.2L)
着衣(上) 長袖シャツ パーカー ウインドブレーカ(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄手)
靴 adidas TERREX SWIFT R Go
他 ストック グローブ 帽子 サングラス

 

アクセス
岐阜方面からだと国道365号を南下。
国道306号(鞍掛峠)との交差点を過ぎて、すぐに右折。
簡易パーキング藤原(山口の信号)まで行ってしまうと行き過ぎ。
標識は何も無いけど、右折出来る路地はほとんど無いから間違える事は無いと思う。
登山口の手前に獣害防止柵があるので自分で開けて通る。

 

ルート

今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

 冷川谷を詰めて木和田尾根ルートで登る。白瀬峠から尾根沿いに進み、カタクリ峠(コグルミ谷出合い)を経て御池岳方面へ。途中鈴北岳へ向かい、後に御池岳へ。奥の平から東端に足を延ばした後奥の平に戻り、真の谷へ下って白瀬峠へ戻る。地図でいうと、右端から反時計回りに歩いている。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

しばらく来ない間に登山口手前にゲートが出来ていた。道中長いので早めにスタートする。

 

沢沿いに進む。カエルの鳴き声があちこちで聞こえる。

 

ルートは以前より整備されている。間違えやすい個所にはロープや丸太で印が設けられ、標識もある。

 

沢を逸れて雑木林を歩く。左手の尾根に登るとルート。直進しても別の鉄塔が立つ尾根を経て合流する。今回は普通に左の尾根に出る。

 

鉄塔に出た。分岐を直進すると隣に見える鉄塔に出るはず。休憩しようかと思ったけど風が冷たいので風が無い所まで進む。

 

分岐。直進すると藤原岳方面、右手にトラバースすると白瀬峠。御池岳に登るので白瀬峠方面に進む。

 

カタクリが咲いている。丁度時期らしく、あちこちで咲いていた。

 

しばらく歩いて白瀬峠。登山者を見かけたけど、このルートは登山者は少ない。

 

ツツジ。花はさして興味が無いけど、咲いているとやっぱり良い。花見で宴会したいとは思わないけど、山奥で山桜見ながらお茶飲んだりご飯食べたりしたら楽しいかも。それだけが目的で登っても良いけど、山桜が咲く時期を見極めるのは難しい。

 

コグルミ谷出合。コグルミ谷から登る人はそこそこ居るので、この辺りから登山者が増える。

 

しばらく歩いて分岐。直進すると御池岳に直登する。右手に逸れると鈴北岳方面。鈴北岳付近のフラットで開放的な地形を見たいので鈴北岳方面に進む。

 

苔むした枯れ沢を進むと

 

池に出る。

 

池にはオタマジャクシがいっぱい。

 

別の池にはまだ雪が残ってる。

 

開放的。良い天気。これが見たかった。

 

北岳。西に琵琶湖が見える。

 

北岳付近はフラットで開けた地形。開放的。

 

御池岳に進む。登山者もほどほどに居てルートは比較的明瞭。

 

御池岳。御池岳は登山者が居るけど、混雑するほどでもない。

 

ボタンブチに足を延ばす。快晴で御在所まで見通せる。

 

ボタンブチ崖ですね。

ボタンブチから奥の平に登り返す。

 

奥の平。360度開放的。

 

奥の平から先(南東)に進むと、奥の平の奥の平(?)がある。

 

開放的な地形。奥の平から先へ進む人はかなり少ない。

 

南東端。向こうに藤原岳が見える。

 

下れなくはなさそうだけど、先の谷が深くて藤原岳方面に登り返すのは無理そう。

 

奥の平まで戻り、真の谷を目指して下る。バリエーションルート。

 

苔むした岩の急斜面を下る。尾根を外さない様に。

 

目的の尾根を外さない様に確認しながら下っていたのに、あれ?谷やんけ。

 

危ないので尾根に登り直す。朽ちたマーキングが有る。目的の尾根だ。一安心してしばし休憩すると、下から登ってくる登山者が。こんな所歩く人居るんだ。

 

尾根を下ると、丁度白瀬峠に向かう登り口付近だった。

 

真の谷は一応テン場。さっき会ったソロの男性はテン泊するそう。

 

枯れ沢の出合から登ると、白瀬峠に向かうルートになる。一部不明瞭。

 

白瀬峠まで登り返した。後は下るだけだけど、この辺りから膝が痛みだした。ちょっと歩き過ぎ。

 

鉄塔まで下る。風が暖かくなったので休憩する。向こうに養老山が見える。

 

下ってきた。僕の車しかない。静かな山歩き。

 


ルート

木和田尾~御池岳

ルートの難易度は人によって解釈が違うものだけど、個人的な感想では木和田尾根で御池岳は難易度高めだと思う。距離が長い、地形が入り組んでいる、マーキングが乏しい、歩いている人が少ない、という点で難しい。ただ、それらをクリヤすると、とても静かな山歩きが出来る。過剰に人の手が入ってない少々難しい登山道というのも有る意味貴重かもしれない。地図とコンパスは必携。

 

 真の谷~御池岳

バリエーションルート。不明瞭な個所が多く、マーキングも少なく、有っても色褪せていたりしてアテにならない。その割にはえげつない急斜面が有ったりして、そりゃ余程の物好きしか歩かんわって思う。真の谷から御池岳に登る場合はひたすら尾根を詰めれば良いけど、御池岳(奥の平)から真の谷に下る場合は行先をよく見定めて。痩せ尾根じゃないので、尾根を外しかねない。積雪期は御池岳に登る定番ルートっぽいけど、雪が有れば楽というもんじゃない。

 

 

感想

久しぶりに山に登る。いつもこの時期は大洞林道から養老山に登っていたけど、生憎今バイクが修理中で林道を進めない。時間が有るので遠方に行っても良かったんだけど、前回から随分と間が空いてしまったので、静かにのんびり歩こうと思った。

真の谷に下る際に、目的の尾根を外した。谷に入ってしまい、それでもそのまま進めばその内尾根に戻るだろうと思っていたら、滑落しそうなほどの尾根の急斜面(谷側)になってしまった。これは枯れ沢に下りた方が歩きやすいんじゃないだろうか?と一瞬考えたんだけど、沢を下った先で水が出ていないとも限らないし、沢を下れば両側が切り立って登り返す事も出来なくなって進退窮まる可能性が有るので下りちゃいけない。かといって滑落しそうなトラバースも危ない。これは正に遭難するケースだ。自分が遭難パターンに入ってる。なので、尾根に登り返した。迷ったら下ってはいけないというのは本当。あと、登り返すだけの体力に余裕が有ったので焦らずに済んだ。体力と時間に余裕を持ったスケジュールを組むのは大事。

真の谷でテン泊するという男性に会った。あんな地味な所で、と思ったものの、実際にテントを張っている所を見ると案外良いかも、と思った。ロケーションが良い訳でもないし、利便性が良い訳でもない。でも、静かだ。金を払って混雑した煩いキャンプ場でキャンプするくらいなら、真の谷でキャンプした方が良さそう。テン場は道具や食事を全部自分で運ばないといけない。そういうストイックさが良い。時間に余裕が有れば、真の谷でテン泊する為だけに登っても良いかもしれない。