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目指すのはジャンガリアンな生き様

銀河英雄伝説は宇宙をまたにかける水戸黄門

 

 

だらだらとYouTubeを眺めていたら、

銀河英雄伝説 die neue these(全24話)一挙無料配信

というのが出てきた(期間限定で今はもう公開されていない)。

 

銀河英雄伝説といえば「銀河英雄伝説は良いぞ」おじさんが沸いて出てくるほどの名作らしいけど、随分と長いストーリーなのでコミックにしろ映像にしろ追うのが大変だから敬遠していた。でも、タダで観れるならちょいと見てみようか。

と、覗いて見たのが運の尽き。なんだこれ。めっちゃ面白い。何の予備知識も無く見たけど、めちゃめちゃ面白い。というのも、脈絡もなくロリっぽい女の子が戦闘したりする事も無く、感情に任せて勢いで何とかなる訳でもなく、大人の鑑賞に堪えうる作品だったからだ。ぬるぬると動く宇宙船の戦闘シーンも素晴らしいし、メカデザインも素晴らしい。そして、それぞれに戦う理由(背景)がしっかりと作り込まれてる。

一気に24話観終わってそれはとても面白かったんだけど、ちょっと気になる事がある。「自軍の上官がポンコツ過ぎる」という事だ。お互いに敵側の指揮官(メインキャラクター)は有能だけど、有能な指揮官を邪魔する味方が必ず出てくる。そしてその邪魔者を実力で「ぎゃふん」と言わせる事でカタルシスを得る。

面白いしすっきりもするけど、上官がこんなポンコツじゃなくてもうちょっとだけでもまともだったなら全く話が変わってくるのに、と思わずにはいられない。それはそれで単なる血生臭い戦争モノになってしまうけど。ちなみに一番気に入ったキャラクターはオーベルシュタイン。綺麗事を言わないのが良い。映画が観たくなった。