岐阜市内を走る自動運転バスに乗って来た。
無料で乗れるけど予め予約する必要が有る。乗車予約はLINEから行う。キャンセルや昇降変更も出来る。

真っ赤なこじんまりとしたEVバス。

EVバスはNAVYAというフランスのメーカー製。

iPad位のタッチパネルに車両の状況が表示される様。走行時は補助のオペレーターの陰になって見えなかった。オペレーターが操作するコントローラーはx-boxっぽかった。

車体はモノコック構造ではなく鋼管フレームの様。

鋼管フレームの向こうにグラスファイバー製の外装が見える。窓が大きくて視界が広く開放的な反面、天気がいいと暑い。バッテリー残量を気遣ってエアコンはギリギリまで入れられないとの事。複数台運行しているけど結構な頻度で稼働している(30分おき)ので途中で充電する機会が無いんだろう。
走行速度はせいぜい15~20km/hくらいか。自転車レベル。それでも市街地なので路線バスと大差無いくらいで、イライラする程遅くは感じない。
乗り心地は悪い。電動カートとか電動フォークリフトみたいな印象で、根本的にサスペンションの造りが貧弱っぽい。恐らく低速で走行する前提なんだろう。状況が許せば速度は出るかもしれないが、これが60km/hくらいで走ったら相当ゴツゴツすると思う。
運転は小刻みなハンドル修正など時折ぎこちなさは感じるものの、もともとの速度が遅いので酔う程酷くはない。ブレーキングに関しては減速は丁寧でスムーズだけど、停止する時に結構なカックンブレーキになるのでちょっと気になる。この辺りは制御の問題なので修正可能だろうし、完全自律型自動運転の制御に比べたら些末な問題だろう。
一番興味が有るのは「自動運転がどれだけ自律して行えるのか」なんだけど、同乗するオペレーターの人に尋ねてみたら自動:手動介入の比率は、通常7:3くらい、良くても8:2くらいだそう。そもそも法律上「完全な自動運転は車線変更してはいけない」らしく、バスレーン上に駐停車している車両があるとどうしても手動介入せざるを得ないらしい。法改正とか道路環境整備が必要になるので、完全自律で自動走行するのは当面無理だろう。それでも至らない点を洗い出して解決していく道筋をつけるには良い事だと思う。岐阜市街は昔路面電車が走っていたので、路面電車の代わりに自動運転バスを運行すれば路上駐車に阻まれる事は無く、バスレーンを走るよりも現実味が帯びて来そうな気はする。
行きはお父さんと子供がメディアコスモス(図書館)まで、帰りは年配の婦人2人と単独のおじさんが乗っていたけど、休日なのに混雑するほどの乗車は無かった。乗車に予約が必要なのは立ち乗りは危険で出来ないからだろう。今回は自動運転バスに乗るのが目的だったので市街を走る「中心部ルート」のバスに乗り、岐阜駅から周回して再び岐阜駅に戻ってきたんだけど、柳ケ瀬で降りて買い物したり、「岐阜公園ルート」(運行は土日祝日のみ)で公園や岐阜城に行ったりも出来るので岐阜に来た際には乗ってみると面白いかも。