50代も半ばになると周りも流石にいい大人ばかりになるというか、20代なんて自分の娘くらいしか関わりが無いし、半分棺桶に足を突っ込んでいる様な人も散見される。特定の人の事を差す訳ではないのだけれど、最近特に「大人」について考えさせられる事が多かった。親戚関係とか自分の親、奥さんの親とか、話したり伝え聞いたりすると、碌でもなかったり、当事者なら頭を抱えたくなったりする様な状況が多々ある。なんだこれ。
「大人」って、客観的で多角的な視点を持ち、思慮深くて冷静で礼節をわきまえている人の事だと思っていた。そういう大人になろうと思ってきた。だけど、身内、親類、職場の人、街中のすれ違う人、誰もがそんな「大人」な人なんか居ないではないか。いい歳して何やってんだよ、という人ばかりじゃないか。
それは僕の周囲の極狭い観測範囲だからかもしれないし、類は友を呼ぶなのかもしれない。また、社会には様々な思考をもつ人たちが居て当然だし、だからこそ面白いんだとも思う。なので別に人に迷惑を掛けなければ何やったって良いじゃないか、と思う反面、身内には迷惑を掛けても良いのか、とか、人が社会で生きていく上では人に迷惑を掛けずには居られないのだからそう言う僕自身も周囲に迷惑を掛けながら生きている訳だけれども、いやいや迷惑の掛け方や度合いは全然違うんじゃないか?とか。
多様性が声高に叫ばれる今、色んな思考の人が居て良いとは思う。ただ、何だか凄く利己的で自己中心的な人や言動が目立つ気がする。まぁ、思慮深くて冷静で礼節をわきまえている人は大人ではあるけれど、それは目立つようなものでもなく「良い人だけどつまらない」という評価をされそうだし、勝手気ままな人の方が「破天荒で面白い人」と評価されそうな気がする。
まぁ「気がする」というだけで何のエビデンスも無いんだけど、でも周囲で見聞きする分には充分なエビデンスとも言えなくもないのだけれど、50代になってなお「理想的な大人」と標榜出来る人が周囲に居ないというのは少し残念に思う。