ルノー・トゥインゴのネット上の評価は概ね好評ではあるものの、突出して2点だけネガな意見が目に付く。
1) 遅い
2) フットレストが無い
前回 1)遅い について僕なりの私見を書いたので、今回は 2)フットレストが無い について。対象はトゥインゴの3世代目、1000ccNAエンジンのMT車。
2)フットレストが無い
フットレストというのは、運転席足元の左端に有る左足を置く場所の事。例えばパジェロミニの場合はこんな感じ。

クラッチペダルの左に傾斜したプレートが設置されている。これがフットレスト。クラッチ操作しない時はフットレストに左足を載せておく。で、このフットレストがトゥインゴには無い。これがネット上のレビューでは一様にして酷評されている。
フットレストが無いならATの方がマシ、とかフットレストが無いから足が攣るとか、フットレストは必須とか、もうフットレストが絶対条件の様に書かれている。フットレストが無い事がそこまで苦になるのか、と驚いた。あくまでも個人的な感想だけど、AT、MTに関わらずフットレストが有っても無くてもどっちでも構わない。有るに越したことはないけど、無くても別に困らない。
軽自動車の、しかも1999年製の古いパジェロミニですらフットレストが有るのだからトゥインゴにも有ってしかるべきだろう、というのは分からなくもない。しかもトゥインゴGT(スポーツグレード)ですら無い。これは元々左ハンドルだったものを右ハンドル仕様にした際の弊害だろう。理由はともあれ、トゥインゴには無い。
トゥインゴには無いが、今まで乗ってきた車にも大概は無かった。日産マーチ(AK12)も無かったし、フォードKaにも無かった。軽トラにももちろん無い。だけど、僕はフットレストが無い事で困ったり苦痛だったりした事がない。サーキットなどでスポーツ走行しないという事もあるかもしれないけど、登山の行き帰りで結構な峠道を延々と走ったりしても特に何も困らない。今までフットレストが無い車に乗っていたからフットレストの有難みが理解出来ないのだろう、という訳でもなく、パジェロミニを運転している時も「これは便利だ。必須アイテムだ。」なんて思わなかった。これは誇張とかやせ我慢とかではなく、本当に何も意識していない。
フットレストが無い事に何故困らないんだろう?と、改めて自分が運転する時の足元の動きを観察してみた。市街地などで頻繁にクラッチ操作する時は、当然すぐにクラッチが踏めるようにクラッチペダルの前で待機している。しばらく操作しなさそうな時は、左足をクラッチペダルの下に置くか、または膝を曲げてクラッチペダルの前の床に置いている。これで特に困らない。
理由の1つは、僕はクラッチ操作をする際に踵を床につけた状態で踏んでいる、というのが有る。踵を支点にして操作する事でペダルの踏み加減を微調整しやすいからだ。これはクラッチに限らずアクセルでもブレーキでも同じ。それで、踵をつけて操作するので、クラッチ操作する際にフットレスト置いた左足をクラッチペダルの前まで移動させる必要がある。それならクラッチペダルの下でも、クラッチペダルの前でも操作性に関してはあんまり変わらない。
もう1つは、今までの車は大抵バケットシート(リクライニングしないフルバケ)を使っていたというのも有る。バケットシートのホールド性は純正シートの比ではないので、激しくコーナーリングしても身体が振られない。なので思い切り踏ん張る必要がない。だけど、日常的に運転するのは市街地走行が大半だろうし、市街地走行でも何も思わない、何の違和感も感じないという事はバケットシートの恩恵という意味合いは薄い気がする。
フットレストを使う場面というのは、高速道路やバイパスの様にクラッチ操作をしない時、または峠道の様な身体が振られる場面で踏ん張りたい時、というのが主じゃないかと思う。そういう時は僕は大体床を踏んでる。
トゥインゴのレビューでは皆一様にフットレストが無い事を酷評しているのだから、必要な人にとってはフットレストが無い事は我慢ならないんだろう。タイヤやホイールの様に後から変更するのもなかなか難しい所でもある。だけど、あくまでも個人的な感想としては、本当に何も困らない。フットレストが無い事に何も困っていないし、何の違和感も感じていないので、何故みんながそこまでフットレストに固執するのか分からない。これは他のレビュアーをディスっている訳じゃない。これだけ一様に酷評されるという事は、フットレストが無い事に困らない僕の方が異端かもしれない。
結局
2)フットレストが無い
に関しては、人によっては全く困らない
困る人は困るみたいなので、購入する際は実車で確認した方が良い。
トゥインゴのレビューでは、ネガティブな意見はエンジンパワーが低い事と、フットレストが無い事の2点が大半だ。逆に言えばその2点意外は特に問題にならない、という事でもある。とは言っても評価は人によって全く変わる(ものすごく主観が入る)ので、フットレストに限らずやはり自分で確認した方が良いかと思う。
追記
流して走っている時は全然気にならない(市街地でも峠でも)、ただ、峠をそこそこのペースで走る時はいつでもクラッチを踏めるように(シフトチェンジ出来る様に)クラッチペダルの前で構えていないといけない。そうすると、脛の辺りが張って辛い。
ただし、
シートをフルバケにした
フルバケのポジションを尻下がりにした
という影響が大きい。フルバケはサポートがしっかりしている反面、太もも辺りもかなり拘束されるので足の自由が効かない。またシート座面をなるべく下げる為に尻下がりのポジションにした影響で身体が後傾気味になり、結果的につま先を上げて待機するのが辛くなる。
座面を諦めて尻下がりを修正したら楽になった。この状態だと左足をクラッチペダルの前で待機させていても苦にならない。なのでシートポジションによる影響が大きい。また、トゥインゴ3genはフルバケにしても純正シートと比べて座面がほとんど下がらないので、フルバケのサポートが必要無いのであれば純正シートの方が何かと都合がいいと思う。
とりあえず、かなりの期間、かなりの距離を走ってみたけど僕は峠でも市街地でもフットレストが無くても苦にならない。個人差や好みがあるだろうけど。
ちなみに、ケータハム・super7にはフットレストは無い。あんなスポーツ走行以外何も考えていない様な車ですら無い(というかそもそもスペースが無い)。なのでトゥインゴも屋根が有るsuper7だと思えば何ら苦にならない(のか?)