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Renault Twingo ZEN(2018年式)  バケットシート

 

 

 

トゥインゴにバケットシートをつける。

 

 

トゥインゴのシートはシンプルながら良い出来で、市街地からちょっとした峠道程度なら座り心地もサポートも申し分ない。しかもシートリフターが物凄く下がる。国産車の様な腰高なシートじゃない。カリカリ走るタイプの車でもないし、バケットシートが必要なのか?と言えばあんまり必要無い。が、手元にバケットシートが有る。有るなら使いたい。

 

バケットシートはBRIDEのZETA3というフルバケ(フルバケットシート/リクライニングしない)。以前知人より5千円で譲ってもらった物で、依頼日産マーチsmartKパジェロミニフォードKa軽トラと、歴代の愛車に使用し続けてきた。

過去の車はシートレールを自作していたけど、BRIDEからトゥインゴ用のシートレールが販売されている。丁度中古の良品がヤフオクに出ていたので購入した。金は掛かるが苦労して作る必要がないのは助かる。

 

シート外して付け替えるだけだろ、と思いきや、いきなり頓挫した。純正シートのシートレールを固定しているボルトはトルクスの凸。トルクス凹を回すレンチは持っているけど、トルクス凸を回すソケットレンチなど持っていない。とりあえず行きつけの車屋さんが持っていたので借りる。

 

トルクスに使用するソケットサイズはE12。ちなみにボルトサイズはM10×35mmの並目。なので、一旦外してしまえば通常のキャップスクリュー(六角レンチで回すボルト)に替えてしまっても良い。というか替えざるを得ない(後述)。

 

後日自分でトルクスソケット買った。こんな物滅多に使わないだろうに。なお、Amazonで安いセット品などが売られているけど、ある程度のクオリティ(せめて日本の工具メーカー製)にしておいた方が良い。かなり強いトルクで締結されている場合が多くて、安物の工具を使うとボルトをナメるかもしれない。そうなると取り外すのが困難になり作業が頓挫する。

 

シート下に配線コネクタが有る。シートベルトとサイドエアバッグの配線。これを外さないとシートを外せないんだけど、コネクタはベースに固定されていて作業性が悪く抜くのが大変。なお、茶色のコネクタには配線が繋がっていないのでトゥインゴZENでは使用されていない様。配線が太いのでシートヒーターか何かかと。

 

シート外れた。ネットでは「軽い」書かれているけど意外に重くて腰を傷めそう。

 

シートベルトホルダも一緒に外れてしまうので、純正シートからシートベルトホルダを外さないといけいない。が、コネクタが固定されているベースを外さないと狭くて作業が出来ないんだけど、まずベースの外し方が分からない。サイドを固定している樹脂の突起の中央部にピンが入っている。そのピンを押し抜くと樹脂の突起のツメをすぼめる事が出来る。ちょっと分かり難いけど、元は2カ所の丸い穴部分に樹脂のピンが入っている。それを抜かないとロック爪を狭める事が出来ず外せない。内張の固定などで良く使われているプラスティリベットの様な構造。

 

コネクタベースは外せたけど、シートベルトホルダの配線コネクタが抜けない。

 

両側にツメが2カ所有るので、それを精密ドライバーを使って狭めながら抜く。やれやれ。汗だくで何だかもう疲れた。

後はBRIDEのシートレールを付けて、バケットシートを付けるだけ。と思いきやシートレールの固定ボルトが締められない。前側のボルトの上にレールが重なっているのでソケットレンチが入らない。なので前側はM10のキャップスクリューに交換する。後側も交換したかったんだけど、手持ちで使えるボルトが2本しか無い。後ろはソケットレンチが使えるので、とりあえず純正のトルクスボルトで締めておく。ちなみに純正のボルトは強度が高いSCM(クロムモリブデン鋼/黒っぽい色)のボルトだと思う。ボルトを替える時はSCMのボルトを使った方が良い。ボルトの座面が小さいのでM10のワッシャを追加している。

 

SCMのボルト。ボルトの頭に数字(12.9)が刻印されている。この数字は強度表示で、数字が大きいほど高強度の素材で作られている。12.9というのは強力ボルト。安い低強度のボルトを使うと事故の衝撃でボルトが破断してシート毎飛んでいくかもしれない。

 

ボルトは何とかなったけど、取付穴が合わない。シートレールが歪んでいるのか、トゥインゴの取付穴が個体差があるのか分からないけど、左後ろが合わない。DRIDEなら精度が高いと思ったんだけど。何とか付けたけど穴を修正した方が良いかもしれない。思わぬ所で苦労する。

 

シートレールを固定したら、シートベルトホルダを固定して、バケットシートを固定する。仮組みしてみたけど、フルバケにしても意外に低くならない。固定穴の中段に固定すると純正シートの最下限とほとんど変わらない印象。固定穴の下段に固定すると、シートレールのスライドレバーがバケットシートに当たってしまって移動出来ない。なので固定穴の前側は中段、後側は下段で固定する。

 

純正シートにはサイドエアバッグが装備されている。そのまま外したのではアラームが出てしまうので、サイドエアバッグの信号をキャンセルする。サイドエアバッグの信号線は緑と白。そこにキャンセル用の抵抗を並列に入れる。

 

サイドエアバッグの信号をキャンセルし、シートベルトホルダのコネクタを接続する。ピンク色の線がキャンセル用の抵抗。なお、中間のコネクタを省略している(純正シートに残っている)ので、シートベルトホルダのコネクタのロック爪が効かない。

 

バケットシート載った。載せ替えるだけだから1時間もあれば出来るだろうと思ったら3時間掛かった。疲れた。

 

 

シートが薄くなった分、後ろはちょっと広くなるかも。

 

 

 

確認時にエンジンチェックランプが点灯してエンジンが掛からなくてビビった。何てことはない、作業中にうっかりシフトノブを押してしまってギヤが入っていたからエンジンが掛からないだけだった。始動するとチェックランプが消える。うっかりギヤが入ったまま始動して暴走する事は無いんだ。ニュートラルならクラッチ踏まなくても始動できるし、ギヤが入っているとクラッチ踏まなければ掛からないし、良く出来てる。

 

 

バケットシートに替えてもポジションは劇的に下がらない。何となく下がったかな?程度。好意的に見れば違和感がない範疇とも言えるけど、どうせフルバケにするならペタペタに下がっても良い様な気はする。それだけ純正シートの出来が良いという事だろう。あと、フルバケにしてもシフトノブは相変わらず僕には少し遠い。

フルバケになったので路面状況は伝わりやすい。尻で感じる。逆に言えばゴツゴツ感を拾いやすい。乗り心地が悪いという程ではないけど、なんせ今まで乗っていたのが軽トラなので、何に乗っても乗り心地が良く感じる。

フルバケはサイドシルが高いのでホールド性は良いけど昇降性がとても悪い。しかもトゥインゴの運転席にはアシストグリップがないので、毎回どっこいしょ、と乗り降りしないといけない。取付穴は有るので、ZENには無いのか左ハンドルには有るのか、詳細は分からない。もしかしたら助手席側のグリップを流用出来るかもしれないが、いずれにせよ乗り降りはし難い。

純正シートがかなり良いし、サイドエアバッグも無くなってしまうので、バケットシートを買ってまでは交換しないと思う。ただ、手持ちでフルバケが有るので使ってみても良いかなと思った。昇降性は悪化するけど運転はより楽しくなる。

 

 

今回の出費

シートレール BRIDE RH G129FO 22,060円

 

 

余談

純正シートの裏側についているコネクタのベースを固定しているピンが1ヵ所折れていた。また、サイドブレーキの右側側面に傷が付いている。普通の使い方をしていればコネクタベースを外したり壊したりする事はまず無いはずだし、これだけ室内が綺麗な状態なのにサイドブレーキ側面だけ傷が有るというのも違和感がある。それと、シートを固定しているトルクスのボルトが思ったよりも締まっていなかった。普通ならかなり強いトルクで締められているので緩めるのが大変なんだけど。もしかしたら前オーナーはシートを社外品に交換していたのかもしれない。バケットシートに交換する様な車ではないけど、リクライニングするレカロのバケットとかなら交換する人は居るかもしれない。

 

 

追記 2025.11.17

峠をそこそこのペースで走ると左足が辛くなる。シフトチェンジに備えていつでもクラッチペダルを踏める様に構えていると左足の脛が張って辛い。フルバケは太もも辺りもサポートがしっかりしているので足の自由が効かない(横に投げ出したりし難い)。また、座面をなるべく下げる為にフルバケを尻下がりのポジションにした影響もある。尻下がりになる事で身体も後傾気味になり、つま先を上げておくのがより辛くなる。

現状は座面を諦めて尻下がりポジションは修正している。なので純正シートと比べてもほとんど座面高さは変わっていないんじゃないかと思う。純正シートはかなり出来が良い。

 

 

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