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白金触媒カイロ Zippoとハクキンカイロに違いは有るのか

 

 

白金(プラチナ/Pt)触媒カイロというのは、燃料のベンジンを白金の触媒に反応させることで発生する反応熱を利用して暖を取る器具のこと。ハクキンカイロがメジャーだけど、他のメーカーからも販売されている。

Zippoの白金触媒カイロ。2013年に購入したもの

 

ハクキンカイロの白金触媒カイロ。

 

外観、大きさはほぼ同じ。

 

構造も全く同じ。火口の形状が若干異なるけど、はめ込む部分の寸法はほとんど同じで入れ替え出来た。

 

Zippoの燃料の投入口。格子状の柵が有り口が絞られている。

 

ハクキンカイロの燃料投入口。何もない完全なオープン形状。抵抗になるものが無いので火力(というか熱量)に違いが出るかも。

 

Zippoの火口。

 

ハクキンカイロの火口。明らかに触媒部分が大きいんだけど、ハクキンカイロのwebサイトを見ると現行の交換用火口はZippoと同じ形状をしている。これは古い製品なのかもしれない。

 

Zippoには使用時に使うポーチが付属している。ハクキンカイロは中古品を購入したので本体のみ。

 

 

使用感に違いは有るのか?

Zippoに対してハクキンカイロは点火しているのかが分かりにくい。Zippoは当初なかなか点火しなかったけど、火口を交換したら5秒くらいで点火する様になったので特に不満は無い。

※着火し難い為、後日ハクキンカイロ純正の新品の火口に交換した。その後は5秒ほどで着火するし着火したかどうかも分かりやすくなった。原因は古い火口の様。

 

Zippoに対してハクキンカイロは熱量が大きい気がする。元の火口は着火性が悪かったのでハクキンカイロの現行火口に交換したが、火口が変わっても発熱温度は高い印象。ただ、「気がする」だけで感覚でしかないので、暇な時に同条件で温度を計測して違いが出るのか検証してみたい。(後日検証した/下記)

ハクキンカイロは温度が高いのは良いけど、カイロの使用中にかなりベンジンの臭い(揮発臭の様な)がする。旧火口でも新火口でも臭う。Zippoの使用中はここまで臭わなかった。僕は屋外の一人作業だから我慢できるけど、電車とかオフィスなどでは使えないかもしれない。更に、燃費が悪い。Zippoはベンジンの注油カップ半分くらいで約8時間持続するけど、ハクキンカイロは同じ量を入れても5時間しか持たなかった。

Zippoも火口を交換してからはかなり使いやすくなったので、使い勝手でいえばZippoでもハクキンカイロでもどちらでも良い気がする。ただ、Zippoは火口が外れやすいので火口の外れ止め加工はした方が良い。その上で、

・温度優先ならハクキンカイロ

・持続時間優先ならZippo

という感じ。寒い場所で使用するので温度が高い方が良いならハクキンカイロが有利だけどZippoに比べると明らかに燃費が悪い。そこそこの温度で良いので持ちが良い方がいいのであればZippo。

 

追記 2025.12.21

Zippoとハクキンカイロを同条件で使用して温度を測定した。

ベンジン 注油カップ半量

布団を被せた状態で放置した後、キャップ(穴あき部)の温度を測定

30分経過後

Zippo:64℃  ハクキンカイロ:63℃

1時間経過後

Zippo:63℃  ハクキンカイロ:63℃

1時間30分後

Zippo:67℃  ハクキンカイロ:64℃

2時間経過後

Zippo:74℃  ハクキンカイロ:69℃

 

結果、Zippoもハクキンカイロも発熱温度は変わらない。というかZippoの方が温度が高くなる。これは温度が高い方が燃料が供給されやすくなる為より温度が高くなるからだろう。という事で、火口が外れやすい事以外はZippoの方が優秀だった。

 

 

 

 

 

ところで、何でまたハクキンカイロを2個も持ってるんだ?といえば、寒いからだ。今年の春から仕事が主に屋外作業になり、夏は暑いし冬は寒い。しかも変則的な勤務なので夜更け過ぎとか夜明け前の作業もありとても寒い。寒くなるのを見越してワークマンの超防寒着を用意したりもしたんだけど、指先を温めるのにカイロが欲しい。

 

という事で利便性を考えて充電カイロを買った。この手の商品は山ほど有るけど、信頼性を考慮してアイリスオーヤマの製品を購入。

しかし、あまり温かくない。バッテリーの持ちも良くない。屋外作業でガッツリ使う様なシチュエーションは想定していないんだろう。通勤途中に駅のホームでとか、駅からオフィス、または自宅までとか、そんな感じの使い方なら満足出来るかもしれない。

しかも今アイリスオーヤマのサイトみたら在庫処分特価になっとるやんけ!

 

 

 

そんな訳で、12年前に購入したきりお蔵入りになっていたZippoのカイロを使ってみる事にした。なぜお蔵入りになっていたのかというと、まず使う前の段取りが面倒くさい。こぼさない様に注意しながら燃料を入れ、ライターで火口を加熱する。僕は煙草を吸わないので、普段ライターなど持ち歩かないから更に不便だ。これを毎朝やるんだから面倒臭いだろ。また、Zippoに限らずハクキンカイロはその構造上暖かい環境ほど温度が上がり、低温環境になるほど温度が上がりにくくなる。いや逆だろ。こちらが要求する条件と真逆だろそれ。

それでも、手間は掛かるけどそこそこの熱量とそこそこの持続時間で屋外作業にも耐えうる製品で、充電カイロよりはまだ実用的といえる。面倒くさいけど白金触媒カイロに勝る実用的なカイロが無いので仕方がない。

 

 

ただ、Zippoのカイロは質感が悪くて使っている間に火口が外れる。火口が外れると失火してしまう。失火すれば再点火しなければならないけど、先の通り僕は非喫煙者なのでライターなど持ち歩いていない。つまり火口が外れると使えなくなる。

それでも火口が外れる事以外は大きな問題も無く、とはいえ火口が外れる事が大きな問題であり、本体側の火口の嵌め合い部分に軽く窪みをつけて外れにくくした。その後は比較的外れにくくなって実用的になった。

しかしこんなに簡単に火口が外れてしまうのは欠陥だろう、とネットで調べてみると、やはり同じように火口が外れるというユーザーの書き込みがある。そして、ハクキンカイロの火口は外れない、とも書かれている。ハクキンカイロ以外の白金触媒カイロは火口が外れやすい様だ。

とはいえZippoのカイロも使えない訳ではないし、加工後はかなり実用的になったし、どれ程の違いが有るのかも分からないのに新たにハクキンカイロを買い足すのもなんか微妙だし、そもそもハクキンカイロって爺臭いんだよ。Zippoだとなんとなくオシャレなのに。とはいえ僕も既にジジイだった。いつの間にかハクキンカイロが似合う年齢になっていた。ならば日々使う物ならもう少し使い勝手が良い物を買っても良いんじゃないか。と思ってハクキンカイロを買う事にしたんだけど、オークションやフリマサイトを見るとハクキンカイロが沢山出品されている。まぁそりゃこんなクソ面倒臭いカイロを常用する人はそんなに居ないだろう。買ったは良いけど面倒で使わなくなった人が居てもおかしくはない。特に壊れる物でもないし、かといって酷使された物を買うのも良い気はしないので、ほどほどに程度が良い中古品を購入してみた。

ちなみに、ハクキンカイロには本体に銅メッキや真鍮メッキを施したプレミアムな製品が売っていて、これオシャレで良いじゃないか、と思ったんだけど、ベラボーに高い。しかも全てSOLD OUT。フリマサイトなどで出品される事もあるけど当然定価よりももっと高い。性能が向上している訳でもなく、ただ見た目がかっこいいというだけで2万円も出せるか。あと、Zippoのカイロでオレンジ色が売っていて、オシャレで思わず買ってしまいそうになったけど、いや待てちょっと待てZippoのカイロなら有るだろ、要るのはZippoじゃないだろ、と何とか思いとどまった。まぁどうでポーチに入れて使えば何色だろうが関係ないし。

でもZippoとハクキンカイロに雲泥の差が有る訳でもなかったので、それならZippoのオレンジ買っても良かったかもしれない。右手にブラック、左手にオレンジとか。