シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

さよならBADEN

 

 

 

先日、BADENというアコースティックギターを買おうと思ったけど買えなかった、という記事を書いた。

singlesmile.hatenadiary.jp

 

以前より欲しかったギターの中古品で何とか手が届きそうな金額だった。んだけど、バック(裏板)にクラックが入っている事が分かり購入する事が出来なかった。ただ、買えませんでした、で終わりではなくて結構紆余曲折があったので書いておこうかと思う。内容としては単に「なんやかんや有ったけど結局買わなかった」というだけの話だ。オチも何もない。ただ本当になんやかんや有っても買うつもりでいたので、備忘録兼日記として残しておく。

 

 

 

買うつもりだったBADENはバックにクラックが見つかって買う事が出来ない。ただ音出しは出来る。というので、とりあえずBADENのギターがどんな物なのか実際に自分で確認してみる事にした。思ってたよりも悪ければ今後購入の対象にならないかもしれないし、思ってたよりも良ければ最悪ネットで購入しても良いんじゃないか、そういう判断基準が得られると思ったからだ。比較の参考に同じ材質(スプルース単板、ローズウッド単板)のヤマハLL16AREも弾かせてもらった。

BADENは装飾が全く無くてとても簡素な外観だけど、とても綺麗だ。外観はこの上なく好みだけど、音色は弾いた瞬間に「おぉっ!」と唸るほどのものではなかった。これは僕が良い音色のギターの基準を経験していない事も有る。なお、ネット上では「とても軽い=材が薄くて強度的に不安=割れる可能性も有るのでは」と書かれていたし、実際にクラックを目の当たりにして海外メーカー製のBADENは日本の環境での耐久性に関しては不安が残る。

逆に比較で引いたヤマハ(LL16)は弾いた瞬間に「お?」と思う程良く鳴る。軽く弾いても音量が出る。これはさぞかし高価なギターなんだろうと思ったら、なんと新品で12万円程で中古のBADENより安い。材はトップもサイドも単板を使用しているけど、中国で生産する事でコストを抑えているらしい。店員さんいわくヤマハはハッキリと音を出す傾向にある、音量がデカいギターが良いギターとは限らない、とのこと。ただ、音量が有るという事はそれだけ弾き具合で多彩な表現をしやすいのでは?とは思う。

ポイント

BADENは鳴りが良い(音量がデカい)訳ではない

BADENの音色の良し悪しは僕では分からない

安くても鳴りが良いギターは有る

 

当初買う予定だった中古のBADENは買えなかったけど、丁度提携クレジットカードで今購入すると10パーセントOFFになるというセール企画をやっていた。加えて手持ちの使う予定が無いギター(タカミネのエレアコ)を下取りに出すと3万円程度の値が付く。それならBADENの新品(18万円くらい)が買えるのでは。という事で、中古のBADENの代わりに新品のBADENを思わず注文してしまった。しかしその後納期確認をすると僕が欲しかったBADENのDスタイルは製造中止になっていて、もう新品を買う事が出来ないらしい。なので発注はキャンセルになった。ただ、勢いで注文したものの元々13万円で買う予定だったBADENを、新品で買うまでの物なのかずっと引っ掛かっていたからキャンセルになった時に少しほっとした気持ちになっている。

ポイント

BADENのDスタイルはカタログ落ちしている

 

BADENのDスタイルはもう新品で買う事が出来ない、となれば、クラックが入った中古のBADENを直せば手に入れる事が出来る。店員さんにクラックが入ったBADENをどうするのか尋ねると、思い切り値段を下げて現状で売るか、修理して売るか、どちらかになるだろうとの事。では進捗が有れば連絡を下さい、とお願いしておいた。

ポイント

クラックが入ったBADENは思い切り値段を下げて販売する、もしくは修理後に販売する

 

BADENのDスタイルはもう新品では買う事が出来ない。だから修理したBADENを買いたい。と思っていたら、何とネットでもDスタイルが売られていた。しかも丁度セールで99,800円という破格値。これは買いじゃないか、と思うものの販売しているショップが遠方で実物を見る事が出来ない。しかし結構実績が有るショップの様なのと、試奏動画をUPしている所から信頼は出来そう。悩んだものの、金額的に大差無いなら実際に自分で確認したBADENを買った方が良いだろうという事でネットのセール品は見送る事にした。ネットのBADENはその後すぐに売れてしまった。

ポイント

BADENのDスタイル中古品が10万円で売っていた

 

その後全く連絡が来なくて3ヶ月ほど経過し、これは販売出来なくなったのか、既に現状で売られてしまったのか、と思い楽器店に問い合わせしてみた。試奏の時に対応してくれた店員さんがなかなか捕まらない(電話したタイミングと店員の出勤日と合わない)。何だかもう半分どうでも良いというか、ここまで事が上手く進まないともう買うなという暗示じゃないかとも思えたけど、買えるのか買えないのかハッキリさせておく必要が有る。でなければ次のステップに進めない。なので何回目かの問い合わせの際に他の店員さんにBADENのその後を尋ねてみた。今修理中です、との事。

ポイント

クラックが入ったBADENはリペアショップで修理した

 

それで、先日ようやくBADENが修理から戻ってきたと連絡が有った。それで、販売価格はいくらになりますか?と尋ねると16万円だという。え?元々13万円でしたよね?と尋ねると、リペアに4万円ほど掛かっています、との回答。

ポイント

元々13万円だったBADENはリペア後に16万円になった

 

ちょっと検討します、とその場では電話を切ったんだけど、結局買わない事にした。16万円が出せない訳じゃない。ただ、今までの流れを見て買おうとは思えなかったからだ。

希望では10万円、出しても12万円、最大でも13万円を想定していた。というのも、元々完全な状態で13万円で販売されていた物だからだ。当初店員さんが「思い切り値段を下げて販売するか、」と言っていたのだから、仮にクラックが入ったBADENの現状価格が8万円だったとするなら、リペアで4万円掛かったとしても計12万円だ。腕のいいショップでリペアしてクラックが入る前の状態と遜色ない音色です、という状態であっても13万円が妥当じゃないかと思う。ネットで中古のDスタイルが10万円で売っていたので、それが特別セール品だったとしてもそれ程無茶な金額とは思えない。それなのに付加価値が付いた訳でもないのに16万円。クラック修理品なのに新品価格と大差無いやんけ。今でも16~17万円程度でネットでBADENのDスタイルが売っている。それらの金額を考慮して値を上げたんじゃないだろうか。しかしネットで売っているのはクラック修理していない程度の良いギターだ。どうせ同じ金額で買うならクラック入っていない方を買うだろう。欲しがっている客の足元を見てるんじゃないかと思えてしまう。ちょっとその楽器店には失望したというか不信感を覚える。

 

楽器店も商売だから、どんな値付けをしようが構わない。それを買うか買わないかも自由だ。元々最初から色々とケチがついて上手く行かなかったので買わない方が良いんじゃないかと薄々感じていた。ただ、BADENのDスタイルがなかなか売ってないので、手に入るなら手に入れたいと思っていた。結局とんでもない値段設定になっているし、欲しいからといってこれは無理して買わない方が良いだろう。今回のギターは縁が無かったと思って諦める事にした。

そもそもBADENのギターってほとんど情報が出て来ない。素人ビギナーの僕ではビックリする程の音量も音色も感じられなかった。しかし本当に良い物なら、もっと情報が発信されて良いんじゃないかと思うんだけど。同じ金を出すなら、もっと他のギターの方が良いんじゃないか。そもそも、手持ちのギター(K.YairiのBL-85)が有るし、このギターもなかなか良く鳴るし、そう大して弾かないし、新しいギターが必要なのか?という根本的な疑問がある。欲しいけどどうしても必要という訳でもない物に10万円以上の金を使うのは正しい事なのか。もっと他に有意義な使い道が有るんじゃないのか。

 

改めて冷静になって考え直すきっかけになったと思えば結果的に良かったのかもしれない。ただ、見ているとやっぱりBADENのDスタイルは良いなと思う。手が届く金額で良い物が出たら買うかもしれない。