- 作者: 志水辰夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: 文庫
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あらすじ
トンネルを抜けると緑濃い山を背景に美しい里が現れた。浅茅が原だ。わたしは民家を借り、しばらくここで暮らすことにしたのだった。よそ者への警戒か、多くの視線を肌で感じる。その日、有力者たる氏家礼次郎、そして娘の紀美子と出会ったことで、眼前に新たな道が開いた。歳月を黒々と宿す廃坑。木々を吹き抜ける滅びの風。わたしは、静かに胸を焦がす恋があることを知った。(本書裏表紙より)
レビュー
あらすじを見ると、田舎に越した都会人と田舎の有力者の娘とのはかない恋話?かと思ったのですが、ハードボイルドモノだったんですね。何も知らずに買いましたが、著者はその手の小説を多く手がけてるようです。
内容的には、どんな展開になるのか予想がつかなくて面白いです。最後はちょっと七転八倒し過ぎな感じがしますが、まぁこの手の話はアレくらい有って丁度いいんでしょうか。
恋愛モノかと思って買ったらハードボイルドだったって事で、ちょっとガッカリして評価下がってます。