シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

ハコブネ 村田沙耶香

 

 

 

 

自らの性に疑問を抱く里帆、女であることに固執する椿、生身の男性と接しても実感を持てない千佳子。三人の交差する性はどこへ向かうのか。

★★★☆☆

 

 

レビュー

著者の作品は人間の内面というか奥底の闇の部分をえぐる様なものが有って興味深いんだけど、本書もまた人の内面を露わにする。

3人の女性を登場させて性的マイノリティを描いている。今時なテーマだなと思うものの、LGBTとか同性愛者とかそういう枠組みにとらわれないグレーな部分を丁寧に描いている。なのでこのテーマありきで書きました、という様なフィクション感だとか、LGBTってこんな感じだよねといったマジョリティ側からの想像で描く押しつけがましさは感じられない。また、性格が全く異なる3人を違和感なく書き分けていて、それぞれの言動がちゃんとそれぞれの個人となっているのでとても読みやすい。登場人物の書き分けは作者の思考や意向が透けて見えると興醒めしてしまうから。

女性の性に関する内容ではあるけど、そこにロマンチシズムとかエロチシズムは感じられない。むしろ苦悩とか嫌悪感とかそういうネガティブな側面を女性視点で描いていて痛々しい。エロと言うよりは何だか哲学的とも思えるけど、マイノリティ視点ではあるけど女性視点からだとこんな風に見えるかもしれない、という気付きはとても興味深い。

1つだけ残念なのは、知佳子の恋人伊勢崎だ。いくら気が利いて察しが良いといってもまさか知佳子のセックスの相手が**だとは思わないだろう。良い人だったのに不憫でならない。

 

 

 

三菱ミニキャブトラック(U62T 1999年式) テールランプ交換

 

 

購入した後にテールランプ内部に水が入るのに気付いた。3ヵ月前に修理し、その後も色々やってみたけどまだ入る。

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雨天走行時にテールランプ内部に水が入ってしまう。最初はレンズとボディの接合面をシールし直してみたけどダメ。

それじゃバルブソケットかと思って、ソケット接合面をブチルゴムでシールしてみたけどダメだった。ブリーザーも養生テープで防水してみたけどダメ。

 

バルブソケットのシールで左側は何とか収まった。

 

が、右側がダメ。レンズ内部が結露して水滴が付いている。しかも結構な量。これだけやって直らないとなると、もう何処に手を付けて良いか分からない。

仕方が無いので新品に交換するか、と思って車屋さんに値段を聞いてみると、なんと1個25,800円!? ソケットとハーネスも込みのASSYっぽいけど、それにしても高い。軽トラだから5千円位で買えるものかと思っていた。

25,000円もするなら買えないな、と諦めて再修理しようかと思ったところ、車屋さんが社外品も有るみたいだと言う。調べてみると確かに売っている。しかも5千円前後で。とりあえずダメな右側だけ社外品を買って交換してみる。

 

上が取り外した純正品。下が購入した社外品。見た感じ違いは分からない。

 

 

純正品にはSTANLEYのロゴが有る。

 

社外品には部品型式の様なものしか記載が無い。軽自動車だから輸出されている訳でも無いのに、何なんだろうコレ。

 

ソケットとハーネスは使い回し。取付は特に問題が無いけど、若干上側に隙間が出来る。成型がイマイチなのかハーネスで押されているのか。

 

まぁ見た目特に問題が無いから良いか。これで直ってくるれと良いけど。

 

 


今回の出費

テールユニット CGC-41319 5,012円(送料込み)

計 5,012円

 

 

 

ミニキャブトラックに関する過去記事singlesmile.hatenadiary.jp

クライミングザック Black Diamond ROCK BLITZ 15

 

 

 

新たに入手したザック。ブラックダイヤモンドのロックブリッツ15。

本来の用途はクライミング用なので、めちゃくちゃシンプル。そしてめちゃくちゃ軽い。軽いけどクライミング用だけあって生地はかなりしっかりしていて丈夫。外観は素っ気なくてポケットもループも何も無い。

 

バックパネル側。ショルダーストラップは薄手ながら3次元的な形状になっていて背負いやすい。チェストハーネスとヒップベルトはめちゃくちゃ簡素で只の紐。

 

右側面にファスナーが有る。内部にアクセスする為の物ではなく、バックパネル側に独立した物入れになってる。

 

メインコンパートメントは1気室。内部にも1つファスナー付ポケットが有るけど全体的に簡素な構成。口紐を引っ張るだけで開閉できる。一応不用意に開かない様にロック用のベルトが有る。

 

簡素なチェストハーネスとヒップベルトは、ただくくり付けられているだけなので取り外す事が出来る。極めてシンプルかつ機能的。

 

 

登山用にしてもバイク用にしてももう既にザックが複数有る。

ameblo.jp登山でメインに使っているザック。ミレーの35L。

 

singlesmile.hatenadiary.jpトレラン用のグリベルの12L。カタログ値は12Lだけど実際は5L程度。トレランは当然として、自転車やバイクなどでも使いやすいけど容量が小さ過ぎる。

 

singlesmile.hatenadiary.jpミレーの容量は要らないけどグリベルでは小さ過ぎる、というシチュエーションでモンベルの22L。ハイキングレベルや少し荷物を持ちたいツーリングなど、非常に使い勝手が良い容量。しっかりとしたヒップベルトがあって重い荷物も背負いやすい。

 

singlesmile.hatenadiary.jpモンベルの22Lの代替としてCAMPの20L。実情は15L程度の印象。使い勝手が良いサイズだけど生地は薄め。その分軽量。沢登りなどで使っているけどあまり出番は無い。

 

その他にテン泊用の80Lザックとか、フレームザックとか、こんなにバックパックが有ってどうすんだよ?っていう状況なのに、まだ買い足すのか。

 

本当に全く買うつもりは無かったのに、たまたまリサイクルショップで程度極上品が安値で出ていた。ロックブリッツ15は普通に買うと9千円位する物だけど、3,500円くらいで売っていた。一見すると素っ気なくてペラペラなザックなので、日常使いのデイバッグが欲しい人から見るとイマイチなのかもしれない。が、ブラックダイヤモンドだけあって物は良い。ほぼ未使用品状態だし、この値段ならアリじゃないのか。

 

実際に使ってみるとこれはとても良いザックだ。めちゃくちゃシンプルなんだけどめちゃくちゃ軽く、しかも丈夫。15Lというサイズも絶妙な大きさで、ツーリングからハイキングレベルではかなり使いやすい。構造が簡素だから気軽に水洗い出来るので、汗だくになったり沢登りでずぶ濡れになったりしても後始末が楽だ。フレームザックではないしバックパネルやショルダーストラップも簡素なので15L満載にするとしんどいかもしれないけど、荷物がそれ程多くないシチュエーションではとても有効だと思う。