登山用に腕時計買いました。
今までは兄から貰った古いプロトレックを使っていた。登山を始めた頃は「これは便利な時計だ」って喜んで使っていたものの、気温は体温や輻射を拾ってアテにならないし、気圧(高度)も頻繁に補正しなければならないし、コンパスは普通の磁石の方が使いやすいし、何これ?ただのデカくて邪魔な時計? それでも腕時計としての機能が悪い訳じゃないから使っていたんだけど、電池切れた。
デジタルの表示が消えかかってる。確かプロトレックって電池2つ使ってた様な気が。ってな訳で、いっそ時計替えよう。森の友達Mックマさんがルミノックスを使っていて、ルミノックスってケースも裏蓋も樹脂で出来ていて非常に軽く、夜光とは違う蛍光塗料で夜間の視認性も良いという優れ物。というのは、金属製の腕時計は冬山で使うとハンパなく冷たくなってしまって着けていられない。だから樹脂製というのは利点だし、アナログで視認性が良いというのも有利。金属製じゃないから安っぽい外観なんだけどその割には結構良い値段するんだけど、探せば中古の美品が出てたりするし、良し!ルミノックス買おう!って思ったものの、壊れたとか、すぐ夜光が薄くなったとか、性能は国産に遠く及ばないとか、酷評も目に付いて、物欲に任せて勢いで買ってしまいそうだけど、ちょっと待て。冷静に考えて本当に必要なのかな? それなら今まで使ってきた実績も有るカシオで良いじゃん。ジョギングで使ってたカシオの安物が凄くて、未だに壊れないし電池も切れないし、そんな実体験からカシオの腕時計にしようと思う。
で、買ったのがカシオのMW-600F-1AJFっていうとびきりチープな腕時計。
[カシオ]CASIO 腕時計 スタンダード MW-600F-1AJF メンズ
- 出版社/メーカー: CASIO(カシオ)
- 発売日: 2010/07/08
- メディア: 時計
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[カシオ]CASIO 腕時計 Baby-G ベビージー BGA-150-1BJF レディース
- 出版社/メーカー: CASIO(カシオ)
- 発売日: 2012/02/11
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よくホームセンターとかで売ってそうな、チープなプラパッケージの時計。定価は3千円。買値は1700円。時計用電池2個分で買える腕時計。
ベルトもチープなウレタンバンド。バックル部分も樹脂製。チープ感丸出しだけど、これはこれで良いと思う。一応ツルツルではなくて、ザラザラ加工してある分だけチープさは薄れているかも。
フェイス部分。風防はさすがに樹脂製。シンプルなアナログで視認性は良好。ヘタにデジタルを追加したり、クロノグラフにしていない所が良い。10気圧防水に10年電池と、時計としての機能は秀逸としか言い様が無い。デイト表示付き。デイト表示すら要らないと思うものの、もし遭難した時に「あぁ・・もう3日経ったのか・・・」とか分かるから便利?
裏蓋はステンレス。さすがにルミノックスみたいに樹脂製とはいかない所。フタはビス留めだから自分で電池交換出来るけど、10年使えば元は取ったんじゃね?
G-SHOCKに比べると一回り小振り。それも邪魔にならずに良いと思う。
こんな安物の腕時計をわざわざアップする意味が有るのか疑問なんだけど、非常に高価な腕時計を登山で使う事に対しても疑問。山と言えばプロトレックだろうし、スントとか最近ではエプソンが登山用高機能腕時計を発売しているんだけど、それらの機能が必要か?って冷静に考えた時に、僕には要らないと思った。結局、登山でさえもステイタスとしての意味しか成さないのなら、もう極めつけの安物で良いやって思う。安物といえどカシオの腕時計は、時計の機能としては非の打ち所が無いレベルだから、これ以上の物は要らない。
こんな安物の時計を気にしているのは僕くらいなものか、って思っていたら巷でも「チープカシオ」という名称で注目されていた。シンプルで機能的で安くて信頼性高いっていう、コストパフォーマンスで言えば最強だと思うので、人気が有っても不思議じゃないんだけど。