シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

あの頃のまま僕は

 

 

言いたいこと、書きたいことはいくらでも有るんだ。でも、「書きたい事」=「書ける事」では無いんだよね。結局、随分と毒気が抜かれた当たり障りない事しか書けない。

 

 

以前書いた記事が見つけられないので、改めて考え直すと共にもう一度まとめてみる。

 

人は必ずいつか死にます。誰でも。そんな当たり前で逃れられない自然の摂理を知らない人は居ないけど、それを切実に実感している人も多くない。それは僕自身も含めて。

1つ目のキッカケは、会社でとても世話になった人が亡くなった時の事。「死んでしまったらもう二度と話せない」っていう当たり前の事が実感出来ていなかった。激しく後悔した。

もう1つのキッカケは、ハムスターを飼った事。これは僕の生き方の指標にするべくブログのタイトルにも書いてある。ハムスターの様に、死ぬ間際まで滑車を回し続けたい。

その後震災も有った。みんな自分自身が、自分の家族や大切な人が生きているだけで、ただそれだけで幸せだという事をまざまざと見せつけられたというのに、数年経って平常に戻ってしまった。これは主な一例というだけでこれだけではないんだけど、そんな事から僕はこのままではダメだと思った。このままでは、10年後、20年後に必ず後悔する。

世の中には驚異的な行動力、実行力を持った人が居るもので、バックパッカーで世界を周ったり、自転車で日本を巡ったりというのは割とメジャーな部類で、仕事で起業したり、ネットワークを構築したり、他にももっとマイナーでイッちゃってる様な人も沢山居るんだけど、良いのか悪いのか僕にはそんな行動力が無い。面倒くさがりで、夏休みの宿題はいつも8月末に絶望的な気分でやったクチだ。大人になった今でもその性格は大して変わってない。だから、やるべき事、やらなければいけない事、やりたい事でさえ先延ばしにしてしまいがちだ。だけど、いざやらなければいけな段になってからでは遅いかもれない。「定年後に第二の人生を」なんて悠長で無責任な言葉に騙されちゃいけない。その時になってやりたい事を実行できるだけの健康体で居られるか分からないし、そもそも生きているかさえ誰にも分からないんだから。良い人は早死にするのが世の常ってものだ。良い人の僕はきっと早死にする。

 自分が死ぬ事は分かっていても、いつ死ぬかは分からない。だから死を切実に感じる事も無い。切迫していないから物事を先延ばしにしてしまう。 だから、とりあえず僕は50歳で死ぬ事にした。実際に死ぬ訳じゃない。「余命は50歳まで」と自分の心の中で勝手に宣告してみただけ。そうでもしないと腰が重い僕はなかなかアクションを起こせない。そう決めたのは多分5、6年くらい前だと思う。それから面倒くさがりながらに少しだけ頑張って重い腰を上げてきた。50になっても生きていれば次は55にすれば良いし、50になる前に死んでしまっても、とりあえず出来るだけの努力はしただろうって後悔は少なくて済む。

これ、我ながら凄く良い考え方だなぁって思っていたんだけど、1つだけ重大なミスが有った。「自分の年齢を忘れがちだ」っていう事だ。いや、自分の歳くらいは分かってるよ。分かっているんだけど、感覚的な年齢というか、僕は何となく35歳辺りから自分が歳をくっているという感覚が無くなってしまっている。永遠の35歳と言えば聞こえは良いけど、単に自分を客観視出来ていない痛いおっさんでしかなくて、身体能力は衰え、35歳から精神的な向上も見られない。僕が思っていた50って、もっと紳士的で大人なはずだったのに。「あれ?僕はもうすぐ50じゃん?」っていう事実、精神的にまだ未熟だという現実に愕然とする。35で止まっているから、50間近なのに切迫感が無い。だめじゃん。

僕にとって大切なものは何だ?やるべき事は何だ?やりたい事は何だ?思い残している事は?何をすれば満足出来る? 精神的に35の僕には未だに良く分からない。まぁ、死ぬ死ぬなんて常に考えてたらストレスで本当に死んでしまいそうだから、適当な方が良いのかもしれないけど。

 

 

 

 

 

 

フロントウインカーバルブの交換とプラスティリベット

 

 

 

出勤のついでに子供を最寄り駅まで送る途中、右折しようとしたらウインカーがビートを上げた。朝からハイテンション。ウインカーのバルブ(電球)が切れた。駐車場に停めてから確認すると、フロント右側のウインカーが点かない。サイドマーカーならまだしも、フロントのウインカーが点かないのは事故に繋がりかねないので早急に交換する。

 バルブが切れているんだから、新しいバルブを買わないといけない。実物を取り外して確認しなくても、今はネットで簡単に情報が得られる。

車種別電球適合表

K12型マーチのフロントウインカーはT20のアンバー(オレンジ色付)。クリヤのバルブなら以前三菱アイのバルブ交換で買ったので自宅に在庫が有るんだけど、マーチの中期型はウインカーレンズがクリヤだから色付きバルブ。同じマーチでも前期型はウインカーレンズがオレンジ色なのでバルブはクリヤになる。

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T20のアンバー21w。バルブに口金が無いタイプ。2個入りで570円。

 

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フロントウインカーのバルブを交換するには、エンジンルームに隙間が無いのでグリルを外さないといけない。

 

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グリルの上に2ヶ所有る黒い樹脂製の取り外し可能なリベット(プラスティリベット)を外す。小さなマイナスドライバーでセンター部分を持ち上げると抜けるんだけど、僕のマーチは1ヵ所リベットが無くて、もう1ヶ所は何もしなくてもすっぽ抜ける・・・

 

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リベットを抜いたらグリルを前側に引き抜く。3ヶ所固定用の爪(分かりやすい様に色付けておいた)がバンパーに差し込んであるので、爪の抜け止めを押しながら引き抜く。バンパーのエアスクープから手を突っ込んで抜け止めを押して抜く。無理やり引っ張ると固定爪が壊れるか、バンパーが壊れる。

 

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グリルを外したら、バルブのコネクタを引っこ抜く。ロック部を押しながら引っ張るとコネクタが抜ける。当たり前だけど電線を引っ張らない様に。

 

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グリル単体になったので、バルブホルダを外してバルブを交換する。左(反時計回り)に回すとロックが外れてバルブホルダが引っこ抜ける。良く見ると合わせマークが書いてある。分かりやすい様に色付けしておいたけど、標準で色は付いてない。

後は逆手順で戻すだけ。手順が分かっていれば作業時間は5分くらい。

 

 

ウインカーは直ったんだけど、固定用リベットが無い。

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右グリルで1ヶ所、左グリルは2ヶ所共リベットが無い。

 

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エアインテークのリベットも無い。

 

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ん?僕のドライヴィングがアグレッシヴだからリベットが耐えきれずに飛んでしまったのかしら?と思ったら、劣化で抜け止めの爪が折損して振動で脱落してしまったみたい。以前もタイヤハウス内のリベットが無くなっていて、何だよ納車整備不良じゃねーの?って思ってたら、劣化みたいだ。

 

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プラスティリベットはホームセンターのカー用品コーナーに売っている。2個入りで200円くらい。タイヤハウス内はプラスドライバーでロック/アンロックするタイプだったけど、エンジンルーム内はマイナスドライバーで持ち上げるタイプ。別に固定するだけなので穴径さえ合えば代用出来る。

プラスティリベットは車体のあちこちで使われていて、よく確認しないと一体何処が無くなっているのか分からない。多分これからも劣化でポロポロ落っこちていくだろうから余分目に買っておく。知らない間に抜け落ちて、走行中にいきなりバンパーがぶっ飛んでいった、なんて事にならない様に。でも走行中にバンパーがぶっ飛んだなんて話は聞いた事が無いな。




ブログのアクセスが劇的に上がった原因は〇〇〇

 

 

 

先日ユニクロとかワークマンについて記事を書いたんだけど、その後未だかつて見た事が無い程のアクセス数になって、一体何がどうなったんだ?「使うのは勝手だけどオレに文句言うなよ」って書いただけなのに、何でだろう?って考えて、あぁアレだ。きっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

セクシーパンツ画像だろ?

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(青少年保護の観点からモザイクを掛けています。本編ではモザイクは有りません。)

 

 

 

 

 

 

 あぁ、ごめんごめん。モザイク掛けるほど立派じゃなかったよ。いや、そういう事じゃないよね。

あれだけのアクセス数は、多分検索で訪れた読者じゃない。SNSを通じて拡散されたんだ。SNSすげーな。逆に、沢山読まれたければSNSを使わないと難しいのかもしれない。

ツイッターが流行って、ブログが衰退するのかな?って思ったんだけど、ある程度の長文でまとめて書けるブログは僕は結構好きだ。それに、僕が知らないだけで検索しきれない面白いブログが多分世の中には沢山あるんだろう。

アクセス数がびっくりな数になったのは一日だけで、今は以前と同じ位に落ち着いた。また好き勝手書かせてもらうよ。

 

 

 

ユニクロやワークマンの製品を登山で使うこと

 

 

 

僕が以前書いたユニクロやワークマンの衣類に関する記事が読まれている事は知っていた。検索するとヒットするんだろう。まぁでも個人のチンケなブログの記事などさして影響力も無いだろうって呑気に考えていたんだけど、読まれている記事のトップになってしまうと、流石に無責任に推奨するのはちょっとマズいんじゃないかと思い始めた。そこで、ユニクロやワークマンの製品を登山で使用出来るのかどうかについて、今までの経験を踏まえて詳細をもう一度書いておく。ベテランの登山者なら改めて僕が言う様な事じゃない。ただ、僕の記事をどんな人が読んでいるのか分からない以上、一言断っておかなきゃいけない。っていうか、何で人気記事(読まれている記事)が数年前の記事ばっかりなんだよ。最新の記事も読め(-"-)

 

何故ユニクロやワークマンなのか

僕はユニクロやワークマン、ホームセンターで購入した衣類やアクセサリを登山で使っている。それは夏山、低山に限らず、冬以外の高山、冬の低山でも。どんな所で使ってきたのかは、山行記録で分かる。この記録の全てで使用している。登山専門用品はほとんど持っていないからだ。そのせいで死にかけた、という事は幸い今までに一度も無い。 だからと言って、ユニクロやワークマンの製品を「誰にでもお勧め」とは言わないし、「高価な登山用品メーカーの製品を買う事がムダだ」とは思わない。登山専門メーカーの製品が高価なのは、登山に求められる性能や機能を満たしているからだ。

じゃあ何故登山専門用品を買って使わないんだ?と問われれば、恥ずかしい話「買えないから」だ。何も「ワークマンが良い」と言っているんじゃない。ダサいと揶揄されるモンベルの製品ですら買えないからだ。シャツや靴下は数千円、ジャケットやパンツは数万円。みんな「安い」とは思わないだろうけど「必要だから」と買って使っているんじゃないかと思う。でも僕は、その数千円、数万円を躊躇ってしまう。一度買えばそうそう買い替える物じゃない。だけど数万円。

金は無い。でも山は登りたい。手持ちで代用出来る物も無い。じゃあ何か安価で代用出来る物はないのか?ユニクロもワークマンもホームセンターも、高価な物は買えないけど山は登りたいという僕の苦し紛れから試行錯誤した結果だ。結果的に失敗だった物も沢山有るし、使えなくはないという物も有る。でもそれは僕が判断した結果で、誰にでも当てはまる物じゃない。体力、発汗、寒さの耐性は人それぞれで、僕が使えたから他の人もOKという物じゃない。何の保証も無い。確信が欲しければ、最初から登山用に仕立てられた専門用品を買うべきだ。僕は自分の判断と責任で安物を使う。失敗しても誰にも文句は言わない。その代わり、安物を使う事に対して誰にも文句は言って欲しくない。

 

アウトドアメーカー製品の意味

そもそも、条件さえ良ければ冬でも大抵シャツ一枚で歩いてる。風が出ればジャケットやフリースを併用する。それは別に当たり前の事だし、そのレベルなら多少快適性は劣るかもしれないけど登山専門用品でなくても充分歩く事は出来る。じゃあ登山専門用品でなければいけない条件、状況って何なのか?というと、「かなりイレギュラーな時」だと思う。暴風雨、ブリザード、滑落、ビバーグなどの。例えば、安いカッパやジャケットはコストの関係上フードの調整機能が簡素化されている。暴風雨やブリザードに巻き込まれた時に、フードが外れてしまったり視界を遮ってしまったりする可能性が有る。著しく過酷な状況下でフードが被れなかったり視界を悪化させたりする事は命取りになりかねない。だけど安物の場合はそこまで過酷な状況下で使用する事など想定していない。フードに限らず、専門の用品はそういう過酷な状況を想定して使える様に作られている。

だから僕がユニクロやワークマンを使っているのは、「それで大丈夫」なのではなく、「それで大丈夫な状況にしか行かない」からだ。行けるか行けないかは、その都度自分で判断しなければいけない。それは登山専門用品を使っていても同じ事なんだけど、性能が劣る分より一層神経質になる必要がある。ソロなら尚更だ。

 

結局どうなの?

買えるなら、アウトドアメーカーのちゃんとした登山用品を買った方が良い。間違いがないし、安物で済ませようとしても「結局ちゃんとした物を買った方が安上がりだった」なんて事にもなりかねない。これから登山を始めよう、始めたばかりだ、でも続けられるか分からない、とりあえず1、2回歩いてみたい、という人で、装備に充分に金を掛けられないのなら、場合によってはユニクロやワークマンなどを選択肢に入れても良いんじゃないか?と思う。場合というのは、明瞭でメジャーでいつでも引き返す事が出来るルート。ダメそうな時は引き返せば良い。何か問題が起きた時に引き返すタイミングの判断は難しいと思うけど、「装備が万全でないから」というのは逆に無謀に突き進むのを抑制出来るかもしれない。装備は万全に越した事はないけど過剰な装備は必要ない。考え過ぎて行動できないよりは、とりあえずやってみるという方が良いんじゃないかと思う。安全を担保した上で。

どんな道具であれ、最終的には使う人次第だと思う。結局自分の足を使って歩かなければいけないから、登山は面白いんだと思う。

 

参考に、僕の装備を書いておく。あくまで参考でお勧めじゃない。

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下着。GUのボクサーパンツ。500円くらいだったと思う。おっさんのパンツなんか見たくも無いだろうけど、参考だって言ってるだろ。登山用でなくても綿じゃない下着は比較的簡単に安価に手に入る。登山以外では使わないので買って以来数年使っているので、それだけ持てば登山用を買っても充分ペイ出来るんじゃないかと思うものの、別に安いパンツで困った事が無いので買ってない。冬でもこれ。

 

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夏用ベース。ワークマンのクールシャツ長袖。千円くらいだった様な。クールシャツも半袖、長袖で数着買ってみたけど、春から秋までほとんどコレ。着倒してるので、そこまで使うなら登山用品買っても良いと思うけど、夏山では安物でもあまり困らない。日焼けすると疲れるので真夏でも基本長袖。自転車やバイクにも使えるのでコスパは半端ない。

 

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冬用ベース。長袖のヒートシャツ。ホームセンターで購入。2千円はしなかったと思う。冬でも低山なら大抵これ一枚で歩いている。ヒートシャツは2、3種類買ってみたけど冬はこればかり。この手のシャツはワークマンやホームセンターで多種多様な製品が有るので、安物買いの何とやらになりかねない。

 

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ストレッチブルゾン。ワークマンで2900円。最近はホームセンターでも似た様な製品を良く見かけるので、必ずしもワークマン至上ではない。ストレッチ素材の為完全な防風ではなく、気温が低くて風が強いと寒い。代わりに行動時には使いやすい。行先や状況に応じてウインドブレーカーと使い分けすると良いかも。

 

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フリース。釣具屋で購入。買うつもりではなく安かったから買ったと思うので980円くらいだったと思う。薄くて携帯に便利で、冬山の休憩時、風が強くて冷える時に中間着に使う。結構便利。

 

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ULダウン。ユニクロ。定価5990円を3990円で購入。泊まり用もしくはビバーグ用で保険みたなもの。冬山や過酷な山行で携帯するけど通常は使わない。

 

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アウター。ユニクロのブロックテック・ボンディングパーカー。定価5990円を2990円で購入。既に廃盤だけど、探せばユニクロに限らず似た様な製品は出てくると思う。簡易的な防水、防風で主に冬のアウターに使用してきた。通気性が無いので寒い時以外は着ない。

 

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ハードシェル。ワークマンで3900円。これから使うので評価は不明。

 

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夏用パンツ。スポーツオーソリティのオリジナルブランド、アルパインデザイン。2900円くらいだったような気がする。後述の中厚パンツが良かったから買ったけど、ストレッチしないのであんまり良くない。夏は別に何でもいいので履いているだけ。夏にGUでナイロン素材の使い勝手が良さそうなパンツが売っていた。シーズン中の好天ならそんなので充分かと思う。

 

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パンツ(中厚)。同じくアルパインデザイン。3900円くらいだったような気が。安いけどストレッチして履きやすく、歩きやすい。かなりコスパが良い。冬でもこれで歩いてたけど、防水素材じゃないので長時間雪に埋もれていると濡れる。

 

季節や行先に応じて上記のウェアを組み合わせて使っている。持って行っても保険的な意味合いが大きくて、大抵はシャツ1枚か、せいぜいウインドブレーカー程度しか使わない。

最近は、ユニクロ、GU、ワークマン、ホームセンターでも登山に流用出来そうな衣類が売っているので、これが正解という訳じゃない。あと、当たり前だけど人目やブランドステイタスが気になる人には無理。割きりは必要だけど、歩くだけならそんなに金掛けなくても歩ける。

 

 

 

プライドと腰の重さと思い残した事

 

 

 

週末の朝6時。目覚ましを止めて布団を抜けだす。顔を洗いハミガキをしてシャツを着替える。秋の朝の冷えた空気の中、走り出す。

 

 先週末に友人と山に登って以来、ずっと考えていた。なんでこんなにも色んな思いに囚われるんだろう?って。便宜上「嫉妬」と書いたけど実際はもっと複雑な思いや考えが交錯して混沌とした感情だったんだけど、それを冷静に客観的に1つ1つ紐解いていくと、最終的に1つだけに絞られた。何てことはない。ただの「プライド」なんだ。

登山を始めた頃は、周りの人は自分と同様の初心者か、もしくは自分よりもレベルの高い人しか居ない。謙虚にならざるを得ない。それからしばらくしてある程度の経験を積むと、僕は自分が有る程度歩ける「体質」だって事に気付いた。マラソンが得意な人が居れば苦手な人も居る様に、本人の努力に関わらず向き不向きは有ると思う。日常的に何らかのトレーニングをしている訳でもなく、単に僕は体質的に長距離の負荷に耐えやすい身体の作りなだけなんだと思う。そんな体質に甘えて高い山に登ったり、険しい岩稜を歩いたり、不明瞭な道を分け入ったり、雪山に登ったりして、優越に浸って周囲の人を下に見ていたんだ。実際には僕がそうやって独りよがりな山行を繰り返している間に周囲の友人たちは新たな人脈を作って、それぞれ知識と経験を蓄積してきた。リアルな実体験を通じて。その差なのかなと思う。僕はGoogleで富士山山頂の画像を見て「登らなくても分かるしw」って言っている様なものだったんだ。

もう1つ根本的な事を忘れていた。僕は面倒くさがりなんだ。遠方の山に自分で計画して自分で出掛けて行くのが面倒くさい。例えば剱山、ジャンダルム、みたいに明確な目標が有れば良いけど、次はどっか良い所無いかな?って探して計画するのが面倒くさい。有る程度ハードな行程を組もうとすると、綿密な情報収集と緻密な計画を立てる必要が有る。それを自分1人でやらなきゃいけない。それもまた楽しいんだけど、教えてくれたりアドバイスをくれたりする人が居た方が楽に決まっている。

まずは自覚しよう。原因が分かれば対策も取り様がある。プライドを捨てる事。フットワークを軽くする事。とりあえず会社の友人に「どこの山が良かった?」って真剣に聞いている。今まではなかなか遠方の山なんか行けないし、って半分諦めていたけど、いつ行けるか分からないにしても実際の経験談は聞いておいた方が良い。道具類やその他の細々としたノウハウも聞いた。上とか下とかじゃない。僕たちは友人だ。むしろ今は僕が教えてもらう立場だ。僕が僕なりにソロで歩いてきた経験と知識もそれはそれでムダじゃない。それは惜しまず教えるし、一緒に歩く時には活用しよう。

 性格を変えるのは難しい。余程の極限状態にまで追い込まれなければ不可能だと思う。僕の面倒くさがりも改善される見込みは無い。だから、僕は「50歳で死ぬ」つもりで日々生きようって決めた。という記事を以前書いたはずなんだけど、探しても見つからない。つまり「今やらないとすぐに死んじゃうよ」って自分に精神的に発破を掛けて、今やりたい事で、今出来る事は、今やろう、というフットワークの軽さに繋げようという試み。ある日突然ポックリ逝ってしまっても、あんまり思い残す事が無い様に。

50歳まであと2年半しかない。真剣にそう思えば、プライドとか面倒くさいとか言っている場合じゃない。そんな足かせはすぐに捨ててしまおう。あと2年半で僕は何が出来る?何をすれば良い?思い残している事は何だ?

 

とりあえず走れ。もう熱中症になる時期じゃない。山だけじゃなく、何をいつやるしにてもスタートダッシュ出来る様に、走れ!走れ!って思ってたら胃が気持ち悪くて吐きそう・・・。50手前のおっさんが無理するもんじゃない(-"-)

 

 

趣味と嫉妬とコストパフォーマンス

 

 

 

僕は嫉妬していたんだ。もう認めざるを得ない。

友人と山を歩き、今までの友人の山行話を聞いて、四季を通じて僕よりもずっといろんな山に登っている事に対して。それは今回一緒に歩いた友人だけではなく、他の友人に対しても、遠方の山に登れる事、泊りで縦走出来る事、高価な装備を購入出来る事、そしてその行動力に嫉妬していた。穏やかに平静を装って居ながら、内心は醜く嫉妬している。彼らに対して唯一僕の方が一歩抜きん出ている事が有るとすればそれは「体力が有る事」だけで、だからがむしゃらに歩こうとするんだろう。何とか彼らに追いつこうとして。だけどがむしゃらにひたすらに歩いたって離れるばかりで、一向に追いつけない。

それなら、自分も遠方の山に登れば良いじゃないか。泊りで出掛ければ良いじゃないか。と思うんだけど、独りで出掛けるのはコスパが悪い。かと言って仲間と行動出来るほど自由でもない。家族に無理を言って週末にわざわざ時間と金を使って遠方に出掛けるからには満足したい。そこまでして出掛ける価値が有るのか?ってまず考えてしまう。

 そういう考えをしている時点で、もう既にダメなんだと思った。だって、趣味なんて所詮ムダな物事なんだから。山に登る事に何の意味が有るのかなんてそれは後付けの理由でしかなく、単に「登りたいから登る」んだ。そこに効率を優先させてしまう様では、きっと楽しめない。登山を始めたばかりの頃は、ただただ歩くのが楽しかった。近場の低山でも、天気が悪くても、序盤の地味な急登でも、ただ歩ける事が楽しかった。いつから効率を求める様になったんだろう。

登山に勝ち負けなんか無い。なのに人に嫉妬してしまうのはどうしてなんだろう。僕は何をしたら心から満足出来るんだろう。何もかもを優先させる事など無理だとしたら、僕は何を優先させたら良いんだろう。

何度も登った白山を友人とのんびり歩きながら、僕はそんな事を考えていた。

 

 

 

白山 平瀬道から日帰りピストン

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2017年9月24日(日)晴れ
白山に平瀬ルートから登る

 

 

05:40 白水湖

08:00 大倉山避難小屋

10:20 室堂

11:50 御前峰

12:50 室堂

14:15 大倉山避難小屋

16:00 白水湖

 

 

 

駐車場発〜駐車場着 15.5km 10時間20分(休憩含む)
駐車場標高:1244m 最高点:2702m 標高差:1458m 累積標高登り:1515m
道中の飲料水 1.6L(お茶1.6L)
着衣(上) 長袖シャツ ハードシェル(未着用) フリース(未着用) ULダウン(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 adidas TERREX SWIFT R Go
他 グローブ 帽子 サングラス ストック

 

会社の山友から日曜日に白山に行かないか?と誘われた。白山は何度も登っているし先日登ったばかりなんだけど、丁度ひたすらにがむしゃらに歩くだけが山じゃないだろうって思っていた所だった。友人とのんびり歩くのも、それはそれで良いんじゃないかなと思う。

 

 

アクセス

岐阜方面からだと、国道156号を北上。国道158号との三叉路を左折して国道156号のまま。白川郷の看板を目指して走ると分かりやすい。御母衣ダムを過ぎると白山公園という看板が有るので左折。林道を13kmほど走ると白水湖畔の駐車場に着く。林道はすれ違い困難な細い林道でカーブミラーは乏しい。日中は対向車に注意。

 

ルート

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今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

白水湖を起点に平瀬ルートで登る。

 

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

 

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AM4時くらいに白水湖に着いて、少し仮眠。行程が長いので明るくなった5時半にスタート。登山者は多くて車も多い。

 

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いつも終盤にバテるので、序盤はペースを抑え気味に。友人の体力やペースも分かっていないので、ゆっくり目に歩く。雲海の向こうに御嶽、乗鞍、北アルプスが浮かんでた。

 

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尾根に出ると、御前峰と剣ヶ峰が見えた。まだまだ登る。風も無く良い天気。思ってたよりも暑い。木々の紅葉はまだこれから。

 

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スタートから2時間半ほどで大倉山避難小屋。避難小屋は人が多い。

 

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チン寒な崩落地を抜けて

 

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初秋のカンクラ雪渓。

 

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やっと尾根登り切った。良い天気なんだけど、この後東側は曇ってしまった。

 

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御前峰を横目にハイマツ林を抜けると

 

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草紅葉。写真だとあんまり鮮やかに見えないけど、綺麗。紅葉ってこの事だったんだね。室堂周辺で紅葉が見られるって知らなかったよ。

 

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別山方面。開放的で(斜面が無くて)気持ち良い(*‘∀‘)

 

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室堂見えたよ。

 

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スタートから5時間弱で室堂。室堂は登山者で賑わっている。室堂の神社は閉まってる。

 

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室堂ビジターセンターで軽く休憩。友人の体力が少々心配になってきたんだけど、大丈夫、登る、って言うので御前峰に向かう。眼下に室堂。

 

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スタートから6時間で御前峰登頂。よくがんばった。頑張って登ったのに、ガスっちゃったよ。

 

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体力的に心配なのと、ガスってしまったのでお池巡りはやめてピストンで下る。午後からはガスってしまった。下りも長いのよね。

 

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眼下に白水湖。延々と下る。慌てずにゆっくりと。結局10時間歩いた。よくがんばりました。

 

 

ルート

白山 平瀬道

よく整備された登山道で、難所もほとんどない。登山者も多く、困った事になる事も少ないとは思うものの、16kmほどの長い距離と累積標高1500m超の標高差で日帰りで歩くにはそこそこの体力が必要。前回は下りで足を痛めた年配の男性を二人、今回は室堂に向かう途中で足を攣った男性を一人、下りで膝を傷めた男性を一人見掛けた。距離が長いので道中でトラブルが発生すると困難になる。時間、体力には余裕を持って。また途中に水場は無いので飲料水不足にならない様に。

 

 感想

平瀬道は長いので、歩いた事が有る僕にガイド兼パートナーとして声を掛けてくれたんだと思う。山友とは、僕が本格的に登山を始める前に一度ハイキングレベルのトレッキングを歩いた位で、歩くペースも体力も全然把握してなかった。結果的には友人には平瀬道の行程は一杯一杯だったみたいで、もう少しペースや休憩のタイミングを考慮すれば良かった。今後の反省材料にしたい。

友人の歩くペースはほぼコースタイム通りだった。コースタイムの6~7割程度で歩く僕のペースから比べるとかなり遅いんだけど、だからといってつまらない訳じゃない。これは以前自分の子供を連れて登った時に思った事だけど、仲間とゆっくり歩くのは、それはそれで楽しい。しきりに「遅くてすみません」って謝られたんだけど、それでも僕はとても楽しかったんだ。僕にとって良い山行って、速く登頂する事じゃない。別に登頂しなくたって構わない。それよりも「どれだけ楽しいか」だと思うんだよ。今回よりも遥かに速いスピードで歩いた前回の白山より、もっとずっと楽しかったんだ。

 そういう山友もズブの初心者という訳じゃなく、聞けば結構あちこち登っていた。装備もちゃんと揃えているし、無茶して登頂せずにちゃんと見極めて引き返すだけの冷静さも持ち合わせている。僕の様に体力任せで無茶したり、体力も無いのに無理したりする事も無い。そんな友人より僕が勝っているのはスタミナの1点だけ。スタミナが無いなら無いなりの行程を考えたり、歩き方や休憩のタイミング、装備などを工夫したりすれば、そのアドバンテージも無いに等しい。

がんばってあちこち山に登っている友人の話を聞いて、それに対して僕はかなり偏った偏屈な山登りをしているんだと自覚した。そろそろソロの限界かもしれない。冗談じゃなく。自分の狭い価値観でしか山を見れないから、素敵なもの、素晴らしいもの、良い山を沢山見落としている様な気がする。白山の草紅葉だって知らなかったんだから。

速く歩けるに越した事はない。でも、絶対じゃない。良い山行をありがとう。