散々あれこれやってきたけど結局寒くなると始動出来ない。
始動性改善の為にイグニッションコイルを交換する。交換するのはウオタニというメーカーのSP2というコイル。
XR600Rは単気筒のCDI点火方式で、SP2の汎用コイル1個有れば良い。最低限の構成で1万円位。正直微妙。というのも既に武川の強化イグニッションコイルを使っているからだ。それでもノーマルコイルと比較して目に見えての効果は確認出来なかった。ウオタニSP2にしてもYouTubeで比較テストしている動画がアップされているけれど、目視で確認出来る程の変化は無かった(但しスパークテスターで比較すると効果は確認出来る)。
ウオタニSP2の評価を見ると、大抵のユーザーは加速が良くなった等の高評価をしているけれど、具体的に何がどれ位変化するか明確に評価している物は上記動画位しかなく、ほとんどが感覚的主観的な評価でしかない。それに1万円掛けられるか。
ただし、イグニッションコイル本体の構造により、より効率を上げる事は可能らしい。
halu-blues.hatenablog.com上記記事では中古の車用コイルを流用している。ただ「効果は有る」というものの数値で比較している訳では無く画像や動画での検証も無く、どの程度の効果が有るのかが分からない。それと、最近の車はダイレクトイグニッション形式になっていて、イグニッションコイル単体は流通量としてはなかり少なく、有っても比較的高額になる。自分のXR600Rに対してどの程度の効果が得られるか分からなくて信頼性にも欠ける中古品をそこそこの金額で入手すると、また何をやっているのか分からなくなりそうなので、多少割高でもウオタニを買った方が確実だろう。正直期待は出来ないが、もうこれが最後という事で購入して交換する。これでも改善されなければ、寒い時は始動前にプレヒートする事を考える。
現状はノーマルIGコイルから武川の強化IGコイルに交換している。ウオタニに交換する前に、比較の為スパークの現状を確認する。
www.youtube.comキックで車体が揺れるので、カメラマウントを車体に変更した。アップした画像は粗いけど、意外にも一応スパークしているのが確認出来る。
ウオタニのPS2コイル。汎用コイルの最低限の構成。コイル本体、固定用ブラケット、接続用コネクタケーブル、ハイテンションケーブルを繋ぐ為のカシメ金具とケーブルキャップ。ハイテンションケーブルとプラグキャップは別途用意する必要が有る。
ウオタニSP2を仮設する。純正や武川のコイルとは形状が異なるのでフレームに収まらない。
タンクとフレームのクリアランスもさほど無いので、コイルの取付場所は熟慮する必要が有る。
で、ウオタニSP2に交換したら効果が有ったか?というと、
www.youtube.com画像が粗くて分かり難いけど、ほぼキック1回に対して1回スパークが見える。武川コイルの時は2、3回に1回の割合で見えていたので、もしかしたら結構効果があるのかもしれない!
と、思ったらキックアーム壊れた。
踏み下ろすと戻ってこない。武川コイルの動画を撮っている途中で壊れた。なのでウオタニSP2の動画の時は、1回1回キックアームを自分で戻して蹴っている。フルストロークでキック出来ないけどスパークはちゃんと確認出来ているので、ウオタニSP2コイルはそれなりに効果が有るんじゃないかと思う。ただし、始動前にコイルの固定とキックアームの修理が必要。リターンスプリングってどうやって直すんだろう・・・
乗る時間よりも直す時間の方が長いじゃないか。
今回の出費
イグニッションコイル ウオタニPS2 ハイパワーコイルセット1P 9,200円
送料 700円
税 990円
計 10,890円
追記
イグニッションコイルよりも先ずはキックを直さなければならず、しばらく作業が頓挫した。
キックを直したので、イグニッションコイルを固定して仕上げ。
どこにも余剰なスペースが無く、どうしても元の場所に収めなければならない。ステーを作って固定するけど、隙間に余裕が無くてなかなかシビアだ。何とか固定する。
丁度寒い朝だったので始動テストしてみた。結果は掛からない。
なんやねん。あの1万円は何だったのか。というかあの信頼性抜群のホンダのバイクで気温が低いと掛からないってのは異常じゃないのか。2万kmオーバーだし古い車両なので一度整備した方が良いのかもしれない。
追記
ダイレクトイグニッションに換装した。