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目指すのはジャンガリアンな生き様

 体験

子供と一緒に、山登りに行ってきました。まだまだ残暑が厳しくて、もう少し涼しくなってから行こうかと思っていたのですが、9月の週末は予定が結構詰まっているのと、子供が「山登り行きたい。いつ行くの?」と言ってうるさい事もあって、急遽行く事にしました。
行き先は養老の象鼻山。山登りと言うにはあまりにも小さな山ですが、次女は6才なのでいきなりハードな行程を組む訳にもいきません。先日用意した用品に、デジカメと双眼鏡、お茶とおにぎりを持っていざ山登り。
象鼻山
たかだか標高140mの小山です。バイクだとあっという間に上り切ってしまう位あっけない道で、車がしっかり走れる程度の広い林道だし大した事はないはずなのですが、これが自分で登ると意外にしんどい。山登りを見くびっていました。小さな子供には大変ですが、オジサンにも大変です。
実際に登って分かった事は、大した荷物じゃなくても結構重いという事、坂道を登るのは想像以上に大変だという事、靴はしっかり履かないと疲れるという事、ザックのパッキングが意外に難しいという事、それに子供は登るのが遅いって事など。色々な小物に、全然コンパクトじゃない古くて重いデジカメ、それにこれも古くて重い双眼鏡、お茶とおにぎり、ザックの底に入り込んで家に忘れたと思って買い足した余計なお茶、それらで大体5〜6kgくらい。結構な重さで、背負うとずっしりきます。もっと高くて歩き辛い山だと、かなり辛いかも。靴はトレッキングに向いた物を持っていたのですが、靴紐をしっかりと結んで中で遊ばないようにしないと疲れます。足にあった靴をしっかり履かないと山登りは無理。25リットルのザックはかなりの荷物が入りますが、内部は分かれていないので使用頻度や重さを考えて詰めないと荷物がグチャグチャになってしまいます。子供は山頂に到達する事が目的なのではなくて、その道中の全ての事に興味が有って、全ての事が楽しいみたいです。どんぐりを拾ったり、虫を観察したり、藪や崖に興味を持ったり、つまり中々前に進みません。大人の感覚で時間を計画すると失敗します。まぁ、どれも当たり前と言ってしまえばそれまでなんですが、実際に経験してみないと実感出来ないし。
まずは肩慣らし、という意味では良い経験が出来ました。今度は北隣の南宮山(標高420mほど)に登ろうかと思って次女に「今度もっと高い山に登ろうか?」と尋ねると、「これ位で良い。」と言われました。只単に山頂を目指すだけでは、子供には苦痛以外の何物でもないのかもしれません。子供にはこれくらいが丁度いいのかも。少し歩いて遊べる様な所を探してみるとしましょう。