なにも、読むのはヲタ系ばっかりじゃないぞって事をさりげなくアピール。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: 文庫
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レビュー
3億円の宝くじが当たるとか、神様が居候とか、とっぴもない設定の割には違和感もなく面白かった。
河野と片桐とファンタジー(神様)の軽妙なやり取りが楽しい。サバサバしてる割には改札口で泣きじゃくる片桐、可愛らしいです。終盤にかけて切ない展開になりますが、なんというか切羽詰った感じがしないのは、河野が仙人ぽいのと、まだ片桐が居るからでしょうか。先日読んだ同様の切ない展開をする「100回泣くこと」の方が、仕事の傍ら看なければならない分、やるせなさとかもどかしさとか、そういう訴えかけてくるものが有った様に思います。
ファンタジーは何を象徴しているのかとか、河野がどうしてあんな状況にならなければいけないのか、そしてその後どういう展開になったのか、いまいちハッキリと分からなくて、あと2、3回読み直せば何か分かるでしょうか。短い割りには奥深いです。
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- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/12/24
- メディア: 文庫
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レビュー
本屋でちょっと覗いた感じでは、ちょっぴりえっちな恋愛小説かと思ったのですが・・
怖いです。どうなっちゃうのか怖い。活字だけで脳内にこれだけの描写をさせるとは凄い。風呂場に裸で革靴ってのも凄い(何がだ?)