シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

幸運なこと

ツーリングが決まってからというもの、毎日天気予報を見ては週末の天気をチェックしてる。持ち物は何が要るかな。バイクのコンディションのチェックもしないと。今の時期、日中は暑いだろうか。バイクだと寒いだろうか。ジャケットはどうしようか。まるで遠足前の小学生の様。
そんなに浮かれて用意をするほどハードなライディングをする訳じゃない。僕のバイクのお師匠さんは、僕より15も上だから本当にいい歳したオッサンだし、他にもオジサンビギナーライダーが一緒だからとてもハードなコースを走る訳にもいかないし、近年近場でハードに走れる場所も無くなった。
つまり、僕が楽しみなのは何処に行くかとか、どの様に走るかではなくて、誰と走るか。お師匠さんは、僕にバイクのイロハを1から教えてくれた人だ。走り方、用品の選定の仕方、メカニズムや整備のやり方にメンタル面まで、ありとあらゆる事を教えてもらい、多大な影響を受けた。人間性にはやや難が無きにしも非ずという感じがしなくもないけど、あの人に出会わなければ僕はとうの昔にバイクをやめていただろう。だけど、しばらくバイクから遠ざかっていて、ここ数年バイクに乗っている姿を見た事が無かった。それがここ最近バイクを整備してたまに乗っていると聞いた。
気取る事も、強がる事も、格好付ける必要も無い。また一緒に走れる。だたそれだけで充分楽しみなんだ。そういう人に出会えたことは、僕にとってとても幸運なことだと思うんだ。