シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

父親

とある所で、「理想の男性像はトトロのお父さん」という答えがあったのだけれど、トトロのお父さんと言っても恐らくは正確に言うと「『となりのトトロ』に登場するサツキとメイのお父さん」ということだと思うのだけれど、まさかまさか。本当にトトロってことはないですよね。いや、好みは人それぞれなので多くは申しませんが、愛嬌はあるけれどズングリムックリで「ふがぁ〜」とか言いながらゴロゴロと昼寝ばかりしている男ってどうなのよ? という事で多分サツキとメイのお父さんであろうという予測の元話を進めると、そのコメントを見て思い出したことがあるのです。
それはまた別のとある日記で、やはり「トトロのお父さん」について書かれていた事で、とある日記というのは個人的に写真を扱う女性が管理人のサイトの中のコンテンツだったのだけれど、彼女は日記のポータルサイトを通じて僕の日記をお気に入りに登録してくれたものだから僕も彼女の日記を時々拝見していた訳で、決してやましい気持ちがあるとか、下心があるからとか、女性じゃなかったら誰がそんな日記読むもんか。などという事は決して、断じて、全く、これっぽっちも思ってませんよ? 何故クエスチョンマークが付いているのかは微妙に揺れ動く男性心理を暗に察して頂きたいということで、とにかく女性の視点から見た些細な日常というのもなかなか興味深いものだったのだけれど、ポータルサイトのリニューアル時に登録データがグチャグチャになってしまって、それ以来見失ってしまいました。
前置きが長いですが、トトロのお父さんです。その日記中の、となりのトトロを久しぶりに見たら、大人の視点で見ると興味深い所が沢山出てくるという様な内容の中で、お父さんが引越し時に言う「お父さんはお化け屋敷に住むのが夢だったんだ。」というセリフについて書かれていた。メイとサツキが引っ越し先の家で不思議な体験をした事をお父さんに報告する訳ですね。その答えが先のセリフ。それがなかなか気の利いたセリフだと言うのです。確かに子供に「お父さん!家の中に何か居る!」と言われて、こんなセリフは言おうと思って言えるものじゃありません。
作中では気の利いたこのセリフ、でも実際に言ったらどうなんだろう? 何スットコドッコイな事言ってんだよ!とか、真面目に言ってるのに父さん真剣に聞いてくれない。バカにしてんの?とか思われそうな気がするんだけど、あぁ、そういうことか。普段から子供の話を真剣に聞いて、それに対してちゃんと毎回気の利いた答えを返していれば、「お父さんはお化け屋敷に住むのが夢だったんだ。」という一見トンチンカンなセリフも、子供の話を受け流しているとか、馬鹿にしているという訳ではない、ちゃんと気の利いたセリフになるって事なんだね。
つまり、良いセリフを真似したからといって、相手に同じ印象を与えられる訳ではないって事なのか。普段の小さな積み重ねがあって、初めて意味を持つセリフなんだね。う〜む、となりのトトロは一見子供向け娯楽映画の様で、その実奥が深い。というか、トトロのお父さん、意外に人気者なの?

仲間

先日遊んだフリーのギャルゲーの作者のサイトを眺めながら、なんか楽しそうかも。なんてフト思ったり。フリーのゲームといえど、いや、フリーだからこそ一人で作るには限界がある訳で、シナリオ、絵柄、音楽、システム等をそれぞれを得意な人が受け持って分業した方がクオリティも高くなるし、労力も少なくて済むと思う。そんな、仲間で集まって製作することが。
うわっ!こときちったらヲタまっしぐらだよ!片足どころかズッポリだよ! と、思うだろうか。でも、対象を変えれば誰しも有り得る事じゃないのかな。例えば、製作するものがギャルゲーではなくて、バイクだったなら? エンデューロに出たい。じゃあ、適当な中古車を仕上げよう。などと、週末に集まってバイクをイジりながら、あーでもないこーでもないと談義することはヲタクだろうか。対象が野球なら? バンドなら? 休日に集まって仲間と共に物事を成し遂げようとする行為は変わらないんじゃないかな。
分かった様な事を言うのは簡単。だけど、熱中できる物事があって、一緒に楽しめる気心の知れた仲間が居るという事は、とても幸せなことだと思うのです。本気になれるモノも無く、共に頑張れる仲間も居ないのに他人の行為は批判するというのは、ヲタクよりも格好悪いと思うのです。
ギャルゲーは所詮ギャルゲーでしかありません。でも、僕は先日買って読んだヘタな小説よりも面白いシナリオだと思った。

眼鏡

ご存知の通り僕はメガネを掛けているんだけど、ご存知じゃない方も居るかもしれないけどとにかくメガネを掛けているんだけど、裸眼で0.1〜0.2くらいなので矯正しないと普段の生活にも支障が出てしまうので、寝る時と風呂の時以外はずっと掛けている。
メガネは何かと不便で、例えばバイク、特にオフロードバイクでゴーグルを掛けたりすると、メガネとゴーグルで2重で曇って見えなくなったり、スキーやスノボでもゴーグルが曇るし、サッカーでヘディングしたらメガネに当たって木っ端微塵になったり、海水浴やプールに行ってもウハウハ出来なかったり、絶えず「くっ」とメガネの真ん中を押し上げてやらなければいけなかったり、ヲタクと思われたり、一部メガネが原因ではない事も含まれている気がしなくもないですが、とにかくあらゆる場面で支障が出てメガネを掛ける事によるメリットなんてほとんど無さそうなんだけど、そんな生活も長くなると慣れてしまってあまり不都合を感じなくなってしまった。
とはいうものの、先日新調したメガネがいまいちフィットしなくてズレやすくて、特に逆さを向くとメガネがオデコの方にデロリンと垂れ下がってしまって何も見えなくなってしまうんだけど、そもそも逆さ向く機会もそう無いだろ。と、思われるかもしれないけど、先日バイクのエンジンを直す際、メインフレーム越しに向こう側からシリンダーを組み込もうとしたらメガネがデロリンとなってしまって見えなくなってしまって、でも両手はシリンダーを抱えているからメガネを戻すことが出来なくて、メガネを掛けているのにメガネメガネ状態になってしまってとても不便な思いをした。
そんな折、雑誌でメガネの特集をやっていて、メガネ特集というととかくデザインが重視されるのだけれど、そんな中、パラサイトというフレームに目が留まる。以前バイク雑誌でも取り上げられていたのだけれど、何でも、どんな格好をしてもズレないメガネが欲しいというロッククライマーの要望によって作られたものらしく、つまり、フレーム越しにシリンダーを組み立てる作業にも見事に合致する訳で、これは僕にもよろしいメガネではありませんか。ただ、フレームが4万円くらい。レンズを入れると少なくとも6〜7万位は掛かりそうで、バイクの組立作業を諦めた方がよろしい気がします。
ほとんど四六時中着用しているメガネ。だから、もう少しお金を掛けると、もう少し快適な生活が送れるかもしれない。そう思うと、デザインだけではない機能的なメガネが6〜7万というのは、高過ぎる訳でもないのかも。僕は買えないけど。