シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 給油

ヲタヲタ言ってるけどそれはブログのネタであって、本当は僕は見た目も素行も極普通のチョイ並オヤジで、以前ある人に「実際に会うまで、こときちさん(仮名)ってヲタクっぽい人かと思いました。」と言われたことはこの際内緒ですが、ここの所本当に暖かいですね。もうすっかり春の様ですね。なので、バイクですね。などと、ここでさりげなく非ヲタ系爽やかダンディをアピールしておく必要があります。アニメやゲーム同様、バイクもまた世間ではヲタクであると思われていたら目も当てられませんが。それ以前に、今更取り繕っても時既に遅しという感も無きにしも非ずですが。
そんな訳でさりげなく、と言いながら取って付けた様にバイクなのですが、僕は2stエンジンが嫌いで、2stエンジンが何なのか分からない人は詳しい人に聞くなり、調べるなりして頂きたいのですが、既に淘汰された感のある2stエンジンを今更知った所であまり意味が無いと思うので聞き流してもらって構わないのですが、その昔オフロードバイクで走行中にエンジンをカブらせてしまって以来、僕はこの2stエンジンが苦手なのです。カブるって何なのか分からない人はこの際面倒なので聞き流してもらうとして、どうして吸気と排気が同時に行えるのか、とか、どうしてエンジンオイルが循環してないのにエンジンが焼き付かないのか、とか、理路整然としていない仕組みも、潤滑フェチには納得できない潤滑形式も、どうも僕には馴染めないのです。そもそも、低回転走行を続けると走行不能になる(プラグがカブる)ってのは、どういう事だ。とてもまともなメカニズムとは思えない。
そんな2st嫌いの僕が乗るバイク(FANTIC)は2stエンジンで、トライアルバイクは普通のバイクと違ってメーカーも種類もとても少ないのでバイクの選びようが無いのです。本当は選べるのですが、貧乏人は選べないのです。コンパクトでシンプルで軽量に出来て、容易にパワーが出せる2stエンジンは、トライアル車両には向いているのでしょう。数年前までは2stエンジンの車両しか無くて、必然的に手に入れられるマシンも2stエンジンになってしまうのです。
そんなFANTICを始動させます。整備したエンジンはいとも簡単に始動して、「パイン、パイーン・・」という2stエンジン特有の軽やかな排気音と共に、微かな白煙と2stオイルの匂いを吐き出します。軽量な車体と、ハイレスポンスな2stエンジン。いやいや、意外に楽しいよ。結構楽しいよ。とても楽しいYO。やっほー!
何だか2stエンジンも悪くない気がしてきました。ただ、通勤に使うだけでも毎日給油(しかも混合ガソリン)しないといけないのは困りものです(40km程度の走行でガス欠。片道10km強の通勤では、2日持たない。)