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シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

サバイヴ

 

 

 

正月の退屈なTVの合間に、「ご本、出しときますね」という番組を見てた。小説家をゲストに招き、思いや裏話的な事をトークする番組(下記サイトでネット配信されてます)。

www.bs-j.co.jp

そのゲスト小説家の中の一人、村田沙耶香が良かった。周りに変人よばわりされているみたいだけど、何か共感するものを感じる。

彼女はトークの中で「例えば今私が野人になるとしたら相当レベルが低い」という様な話題を持ち出した。同席の小説家でさえも「え!?」って驚いて、MCの若林は「そういうサバイバル体験出来るツアーも有る」的な方向へ話を持っていったんだけど、それって別に突飛な事でも不思議な事でも何でもないと思うんだよね。

例えば大規模な災害に見舞われた時、それはもうサバイブなんだ。登山で遭難したらサバイブ。自分には全く無縁のものっていう訳じゃない。災害の時は待避所に避難すれば救援物資が有るし、数日でライフラインが復旧する、っていうのは今現在の価値観にどっぷりとはまり過ぎなんじゃないのか。全国規模のトラブルが発生した時に、救援など望めない。蛇口をひねると水が出て、コンセントに差し込めば電気が使えて、誰でもいつでも携帯で連絡が取れる、っていうのは当たり前ではなく、非常に特殊で緻密な環境の上に成り立っているって事を忘れてる。ネットで調べれば何でも分かるという世の中で、ネットが使えず、ライフラインも復旧しない、救援も望めない、物資が無いんだから金も意味をなさないという状況に置かれた時、どれだけの人が冷静に生活していけるだろう。

戦後の何も無かった時代は、きっとそんな感じだったんじゃないかと思う。今のこの生活環境はそれから数十年で築き上げてきたもので、それなら今後数十年この環境が継続していくという保証も無いのに。

彼女の小説、読んでみようか。