シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

終末はXRで

 

 

大して乗らないのにバイクの車検を通す必要が有るのか悩ましい。ユーザー車検が手軽になり随分と費用が抑えられる様になったとはいえ、使わない物に金を掛けるのも意味がない。ただ、今、そして今後XRは価値がある物になる気がした。

コロナウイルスによるコロナ禍は、現代社会の脆さと便利で平穏な世の中が永遠に続くものではないという現実を突きつけてきた。ちなみに「コロナ禍」って良く目にする割に何て読むのか分からなくて悩んだ。コロナ鍋とかコロナ渦とか思ったけど違った。

震災の時も経済的な問題は有ったものの、被害地域は限定的だったので社会全体が破綻する様な事は無かった。でも世界中が危機的状況になったなら、誰かに助けを求めるのも難しい。コロナウイルスは今落ち着きを見せてはいるけれど、そもそもこの極度に便利になり過ぎた世の中がこの先もずっと続くなんて楽観的過ぎる。僕が子供の頃は、こんなに便利な世の中では無かった。50年程度でこんなにも変化するとしたら、この先50年で更に変化する可能性も有る。良い方向にか、悪い方向にかは分からない。

 何が言いたいのかというと、知識と技術と道具は大事だ、という事だ。「ネットで何でも知る事が出来る。だから勉強しなくても良い。」というのはネットワークとデバイスが健全である事が前提だ。そのどちらかが欠けてしまえば、無に等しい。だから、知識として知っている事、それを自分で実践出来るスキルを持っている事、スキルを発揮する為に適切なツールを持っている事、は非常に大切だ。もちろん、ネットワークが健全であるなら、多くの情報の中から目的の情報を探し出す能力と、探し出した情報が正しいものかどうかを判断する能力は高い方が良い。

で、結局何が言いたいのかといえば、世紀末(終末世界)はバイクだ。世紀末というとthe end of the worldだと思っていたんだけど、世紀が変わって随分経ってしまって世紀末=the end of the worldではなくなってしまったけど、北斗の拳とかマッドマックスのイメージが強過ぎて世紀末=the end of the worldだと今でも思ってしまう。で、その終末の移動手段はバイク。ヒャッハー!している奴は皆バイク乗ってる。他にもデスストランディングでも移動にバイクを使ったりするし、ゾンビゲームのDays Goneも移動はバイクで、現代日本では年寄りの暇つぶしオモチャと化しているバイクだけど、グローバルな視点では終末世界の手頃な移動手段はバイクになる。

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良く言われる、「もしゾンビに襲われた時にMTの車しか無かったら」ではなく、ゾンビに襲われたらバイク。しかも不整地も安定して速く走れる様にオフロード寄りの。バイクの機動力は非常に高い。軽トラとかジムニーの比じゃない、圧倒的な走破性。押したり、引き摺ったり、放り投げたりも出来る。難点は積載能力に劣るという事と、バランスが非常に重要な乗り物だという事。残念ながら映画やゲームの様に簡単には走れない。ゾンビに襲われた際に素早く逃げ切る為に、アクセルターン位はマスターしておこう。

終末に際して、バイクが有ればそれで良いという訳じゃない。終末世界では現代社会の様な整備された環境は望めないからだ。要は高度なハイテク機器は故障すると復元出来なくて意味をなさない。特殊な機能が失われるだけ(例えばABSやトラクションコントロールの機能)ならまだしも、ヘタをすると始動不能、走行不能になる可能性が有る。つまり、大して高性能、高機能でなくても良いから、極力簡素な物の方が望ましい。走行に必要な最低限の機能、機関以外は不要、つまり、ホンダXRだ。とはいえ、XR600Rだとかなり乗り手を選ぶマシンというか、正直エンジン掛けるのもしんどい。XR250とか、古いヤマハ セローなどがベストかと。燃費を優先させるならカブとかクロスカブも良いけど、移動速度と走破性を考慮するとXRかセロー。終末になると値上がりが予想されるので、今のうちに入手しておくのがお勧め。

あらゆるシチュエーションで使えるオフロードバイクは、汎用性が高く守備範囲が広く非常に有効なツールだと思う。だけど、現実ではかなり不便で不経済な道具だ。免許を取るのに10万円程度(車の免許を持っているとして)、車検に6、7万円。自動車税に任意保険、メンテナンスや消耗品に掛かる費用、それに対して非常に危なくて事故ると簡単に死ねる、二人しか乗れない、荷物積めない、夏は暑くて冬は寒い、雨が降ると濡れる、音楽を聴くのが難しい、ヘルメットで髪の毛がペシャンコになる、そもそも髪が無くなる等、全くコスパ良くない。それでも、可能性は有る。費用を抑えられる様に、必要な情報をこのブログに記載しておく。あと、オフロードバイクはバランス感覚が大事なので一輪車も練習しておこう。

 

 

HONDA XR600R 車検

 

 

ユーザー車検行ってきた。もう幾度かやっているので今更なんだけど、細かな点が変更されていたりするので覚書も兼ねて追記。基本的な内容は以前と変わらない。

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詳細は岐阜陸運事務所に関してなので、他県では違う点も有るかもしれない。

 

以下追記

〇車検予約がオンライン(ネット)になった。

www.yoyaku.naltec.go.jp予約する際に車体番号が必要になる為、車検証を用意しておく。予約後に予約番号を控えておく。IDは2年強保存されているので、継続車検の場合は前回のIDが残っているはず。

 

自賠責保険

安くなった。24ヶ月で9,680円。初めてユーザー車検受ける時は、再検査になる事を見越して25ヶ月にしておく。一度25ヵ月にしておけば、次回からは24ヶ月でも余裕が有る。

 

〇書類の書式

一部変更になっている。内容は変わらない。重量税は「自動車重量税納付書(ピンクの紙)に貼り付ける。検査手数料は「自動車検査票」に貼り付ける。サンプルがカウンターに表示してある。車屋さんが「自動車検査票は受付すると印字された物が出てくる」と言っていたけど、ユーザー車検の場合は出てこない(出し方を知らないだけかもしれない)。自分で記入した物に検査手数料の印紙を貼る。点検記録簿はネットで検索すると出てくる。走行距離の記載が必要。

 

〇車検ライン

以前はバイクはトラックと同じ検査ラインだったけど、今はバイク専用ラインで検査する(1番ライン/入口に向かって一番左)。

 

〇騒音測定

社外マフラーの場合、車検の度に測定される。車検ラインとは別の検査ラインで行う(車検ラインの左隣の建物)。

 

〇検査後

検査に合格したら検査ラインに有る機械で「自動車検査票」にハンコを押し、7番窓口に提出する。その際、7番窓口隣に有る機械(タッチパネル)で受付番号を発行し、半券を書類と一緒に提出する。

 

〇受付時間は目安

今回予約を取るのが遅かった為4ラウンド(受付14時)しか取れなかったけど、14時前でも受付してくれるし検査もしてくれる。時間はあくまで目安の様。

 

今回の出費

自賠責保険(24ヶ月) 9,680円

テスター 1,100円

重量税 5,000円

検査手数料 1,700円

自動車税 6,000円)

総計 23,480円

 

自動車税の納付とタイミングが重なったので出費が増えた。5月車検でなければー6,000円。

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備考

フロントブレーキと、ナンバー灯が不灯で危うく再検査になる所だった。接触不良が原因だったのでイジってたら点いて何とか通った。ブレーキランプは確認したはずなのに検査本番で不灯、ナンバー灯は後ろに周らないと確認出来ないので盲点だった。

社外マフラーだと毎回騒音測定するみたいだ。一応基準値以下で通るから良いんだけど、XR600Rは一般的な市販車ではない(コンペマシンの逆輸入)ので、車検場の資料に記載が無いみたいで係の人が悩んでいた。タコメーターが無いので回転数が分からず、プラグコードから回転数を拾う機械を使いながら測定する。要はイレギュラーな車両なので係員が慣れていなくて時間が掛かる。面倒臭いのでノーマルマフラー欲しい。

 

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車検後に、ライト、ハンドル、リヤタイヤを交換する。オフロードバイクでなければ、こんなに気を遣う事も無い。前回の車検時が21000km、今回が23800km。2年で2800kmしか走っていない。あんまり乗らなくて勿体ない気がするけど、消耗が激しいのでむやみに乗りたくないという気も。

一晩寝てから考えよう

 

 

休日の昼下がり。奥さんと買物に出掛けた。奥さんが車を運転し、僕は助手席でうたた寝していたんだ。朝から自転車漕いでちょっとばかし運動したし、昼食後で眠たかったから。すると奥さんが「今度結婚するなら運転してくれる人にする」と言い放った。頭の回転が速くない上に寝ぼけていた僕は、「う・・うん、午前中なら(運転)大丈夫」と、トンチンカンな事を言う。だけど、落ち着いて考えたら奥さんの言い分も相当なモノだ。

まず、それが冗談なのか本心なのかも良く分からないんだけど、そういえば昔から運転中に眠たくなる事に対してはやけに厳しかった。睡魔に耐えながら危なっかしい運転するよりは仮眠するなり運転を交代するなりした方がマシだと思うんだけど、多分「運転中に眠たくなる」事に対して理解が出来ないんだろう。

そんな事は些末な事で、それよりも「今度結婚するなら」という言い回しが一番問題なんだ。つまりそれは今までの結婚生活を全否定しているに等しい。そしてその条件の最たるモノが「マイカーを運転する事」だと言う。じゃあ定職に就いてなくても良いのかとか、酒癖が悪いとか、ギャンブルばかりやってるとか、家庭を顧みないとか、そういう人間でも良いのか?と突っ込みたくなるけど、恐らくそういう事は「全てクリヤしている」前提での話なんだろう。

 

そこで、だ。丁度結婚相手の条件についてネットで挙げられていたので見てみよう。

anond.hatelabo.jp「そんな男は存在しない」と言われているけど、僕はこの条件の全てに当てはまる。これが本当だとしたら、僕は相当なレアキャラらしい。だから、「諸々の条件をクリヤしている」というのは全然当たり前の事では無く、「マイカーの運転をしてくれる」という条件よりも相当に困難だという事がうかがえる。なので、「今度結婚するなら」などと軽率に言うのは控えた方が良い。

だからと言って、これらの条件を満たしている事はパートナーとしては堅実かもしれないけれど、友人としてはクソ面白くないし、人として魅力的かどうかはまた別問題だ。大体破天荒だったりロクデナシな男の方がモテたり魅力的だったりする。バカな事をやる奴は魅力的で面白いけど、それが身内だと辛い。両立は難しい。

 

結婚して子供を育て、僕はかなり頑張ってきたつもりだ。レアキャラな上に子供もよく見てきた。そういう今までの経緯よりも、「車の運転をする事」の方が上回るという事には呆れるというか、失望するというか、腹立たしいというか、何ともやり切れない。マイカーだって奥さんが乗りたいという車にしてるんだし。そうやってモヤモヤとイライラした思いをしていたんだけど、冷静になって客観的に考えてみたら、僕も無神経な事を言っていたかもしれない。不愉快な思いをさせたり、呆れられる行為をしてきた。

頭の回転が速くなくて良かったのかも。即座に反論していたら、収拾がつかなくなる。責めたり反論したりするのは、一晩寝て冷静になってから考えて、それでもやっぱり言うべきだと思った事だけ言おう。大抵の事は、一晩寝たらどうでも良くなってしまうから。