車にしてもバイクにしても、何故それほどまでに運転に神経質になるかといえば、口外するような良い事ではないのだけれど、僕は車にしてもバイクにしても事故の経験があって、加害者側も被害者側も経験があって、自分の過信とか、どうにも避け難いケースなどもあって、あの無機質な物体がぶつかり合う独特の音と、慣性を急激に止められるあの衝撃を思い出すからというか、いきなり目前に現れて僕をぶっ飛ばした上に大切なバイクを廃車にし、更にはせっかくのゴールド免許をもフイにしてくれたにも関わらず、菓子箱どころか詫びの一言も無いどころか、僕が放り出されて道端に転がっているにも関わらず救急車どころか「大丈夫ですか？」の一言も無くシカトしたどころか、明らかに相手側の過失にも関わらず電話にも応対しないどころか保険屋の示談にも応じないどころか、あの軽トラの爺さんは今思い出してもあー！もう！ムカムカする！
と、いうのが理由ではなくて、口外するような良い事ではないのだけれど、最近著しいのです。衰えが。判断力というか、反射神経というか、思考能力というか、歳のせいとは思いたくない。でも、最近漠然とした能力低下を意識して、運転するのが少し怖かったりする。対物ならまだ良い。すみません。保険で直させて頂きます。と、菓子箱持って謝れば良いけど、対人はマズい。すみませんではすみません。同乗者を事故に巻き込むのもマズいし。
そこで、判断力や反射神経を訓練し、柔軟性に富んだ思考が出来るように、更にはいつ何時でも気の利いたジョークを繰り出せて、ウィットに富んだ会話が出来て、女の子にモテモテになれるように、ＮｉｎｔｅｎｄｏＤＳを買って大人のＤＳをプレイするべきであると考えたものの、クリスマス商戦とお年玉商戦の結果、任天堂もビックリの売れ行きで何処へ行ってもＤＳは在庫切れ。
僕の脳年齢は、まだまだ若返りそうにありません。
