シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

自転車のわっぱと僕の笑顔

日曜日、下の娘が「パパ、自転車のわっぱ取って。」と、言ってきた。自転車に乗る練習をしたいから補助輪を外してくれ、という。子供が何かをやる時、子供に何かさせる時、子供自身の「やりたい」っていう意欲がとても大切。だけど、正直なところ僕は気乗りしなかった。休日にやりたい事が色々有ったからだ。でも、自転車に乗る練習は最初から1人では出来ないし、そんな危なっかしい状況で小さな子供を目の届かない場所に1人置いておくことなんて出来なくて、僕は渋々子供の自転車の練習に付き合うことになった。
娘はなかなか筋がいい。もちろん支えていなければ倒れてしまうんだけれど、上の娘の時よりも安定している。それに「やりたい」という意欲がプラスされれば、みるみる上達すると思う。それが分かっているのに、僕は心から応援し、惜しみなく手助けをすることが出来なかった。きっと休日の時間を取られて不機嫌そうな顔をしていたに違いない。
子供のために自分の生活の全てを犠牲にするべきだとは思わない。でも、子供の純粋な意欲に対して心から応援してあげられなかった自分は、とても小さくて、酷く情けなかった。せめて子供が「また頑張ろう!」と思える様にサポートするべきだった。
お詫びに自転車のサポートハンドルを作ったよ。これで、腰をかがめなくても不安定な自転車を支えることができるからね。天気の良いお休みの日に、一緒にいっぱい練習しよう。今度は僕も、笑顔でね。