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目指すのはジャンガリアンな生き様

 書籍

押井守監督が森博嗣スカイ・クロラという小説を映画化するらしく、押井監督が映画化したいという小説がどんな物なのか気になって読んでみたくなったのですが、近場の書店では見つけられず、amazonで注文することにしました。この小説、1冊だけではなくてどうらや5冊で完結するストーリーらしいのですが、しかも同じ内容でも単行本とノベルと文庫本と3種類があって(新しい作品の文庫は無い)、当然、単行本 > ノベル > 文庫と、価格も違って、読むだけなら別に文庫で充分なのですが、ノベルを注文してしまいました。イラストが鶴田謙二だったものだからつい。鶴田謙二って仕事してたんだ(笑) とりあえず今ノベルは4冊目まで出ていて、4冊買うと諸々で4500円くらいになって、小説も買い漁ると結構金が掛かります。

スカイ・クロラ (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

スカイ・クロラ (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

ナ・バ・テア―None But Air (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

ナ・バ・テア―None But Air (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)

ノベルや単行本に対し、文庫本って安くてコンパクトでコストパフォーマンス的にとても優れているのだけれど、それでも読みたい小説を考え無しに買っていると結構お金が掛るのと同時に、読み終わった小説が邪魔になりつつあります。いそいそと棚にしまっていると、奥さんに「それ、どうすんの?」と尋ねられました。うーん、どうしましょう? 以前、読み終わったコミックをいそいそと実家に溜め込んでいたら、親から「床が抜けそうだから何とかしろ」と言われて、それ以来なるべく買い控える様にしていましたが、同様の事態が小説でも起きつつあります。どうしましょう?
以前、バイク雑誌はデータ化した方が便利だし都合が良いという話を書きましたが、それは雑誌に限らずコミックや小説でも同じかもしれません。コミックはある程度の大きさと解像度の画面が無いと読み難い様な気がしますが、それでも既に携帯で読むコミックがある程度定着している所を見ると、それほど難しい話でもなさそうです。小説なら活字だけなのでより簡単そうだし、データで保管すれば場所は取らないし検索も楽だし、あぁ、そういえばあのシーンってどの小説の何ページだったっけ?なんて事も一発検索で、読み終わったらただの邪魔な紙の山ではなくてちゃんと活用できるデータベースと成り得るのです。データだから、フォントサイズの変更など朝飯前だし、セリフだけ音声再生なんて芸当も簡単に出来そうだし、マスターはPCにストレージしておいて読みたいものだけ落として端末で読む、なんて事が出来たら、とっても便利でとってもスマートで、いそいそと棚に仕舞う必要も無いわけで、更に脳を鍛え損なって埃を被りつつあるNintendoDSを端末として利用出来ると、全てが有効活用できるのだけれど。
既に電気機器の取扱説明書はCD−ROMだったりするし、HPから取説をダウンロード出来たりするのですが、いかんせん取説はデジタル化には不向きです。例えば、設置方法は20ページに書いてあって、接続方法が30ページ。設定の仕方が40ページで、設定の内容や詳細が50ページ、設定一覧が60ページ、トラブルシュートが70ページだとすると、まず、設置→接続は順序通りですが、機器を使う為に何の設定をしなければいけないかを調べるのに設定一覧。設定の詳細を調べて、そういえばどうやって設定するんだけ?となって、設定して、上手く動かずトラブルシュート。で、設定の詳細・・と、後ろに飛んだり前に戻ったりページの移動が頻繁に有って、そういう使い方をするには紙の方が便利なんだけど、実際に作業するまでどのページのどの項目が必要かなんて分からないのだから一部分だけをプリントアウトするのも難しいし、そもそもPCが無ければ取説が読めないなんて不便極まりない訳で、これは絶対にコスト削減が目的だというのが見え見えで、こんなんだったら金払ってでも従来通りの紙の取説が欲しいと思ったりします。
それに比べればコミックや小説はほとんどの場合一方通行の読み方しかしないので、データ化してもそれほど苦にならないと思うのですが、デジタル書籍って過去にも話題になった割には普及していないところを見ると、読書家って保守的なのか、それとも余計な金を使うくらいならその分本を買いたいとか?