エンジン始動したは良いけど40km/h辺りから加速しない。エアーフィルターエレメントが無いからだと思ったんだけど・・・
前オーナーが「フィルターの新品有るからあげる」って言うのでもらってきた。ハンターカブのエアーフィルターは湿式なんだ。湿式っていうのはスポンジ状のフィルターにフィルターオイルが塗布してある仕組みのもの。オフロードバイクは大抵湿式なんだけど、こんな所はオフロード仕様なんだな。
エアークリーナーボックスの後ろの蝶ネジを外すとフタが取れてフィルターにアクセス出来る。メンテナンス性は良いんだけど、僕はボックスの脱落防止にステーを追加してしまったので少々面倒くさい。
エアーフィルターの芯(上)と、湿式フィルター(下)。芯にスポンジを被せて使う。フィルターオイルを塗布しなきゃいけないのかと思って10年ほど寝かせたオイルを取り出してきたけど、新品のフィルターには最初からオイルが塗布してあった。前オーナーは「スポンジがボロボロになるから、外したまま乗ってた」って言う。ん?フィルター無くても走るんかいな?ガス薄過ぎてエンジン回すとヤバいんじゃないの?
さて、これでやっと走れるな。と思ったら、やっぱりアクセルを開けると息つきして加速しない。んー、困ったな。40km/hでは原付にも劣るじゃないか。何が悪いんだろ?って考えて、
1)交換したコイル、ピックアップコイル、CDI等の電気系
2)リヤキャリアを外した影響(吸気口がキャリアに有る為流量が変化するおそれ)
3)マフラーエンドのディフューザーを外した影響(排気の抜けの変化)
辺りが思い浮かぶんだけど、購入したコイルはハンターカブ専門店で実績が有るのと、前オーナーは普通に走ってたので電気系トラブルではなさそう。一度キャリアとマフラーを標準状態に戻してみる。
結局野暮ったい標準状態に戻っちゃったけど、ちゃんとい走った。ちゃんと加速する。修理とモディファイを同時にやるのはマズかった。キャリアの吸気口も、マフラーの排気口も絞られているので、単純に外してしまうだけではまともに走らないんだ。でも逆に、キャリアとディフューザーを外すとまともに走らないほどセッティングが狂うって事は、そこで相当なロスが生じているともいえる。走るし加速もするけど、外した状態に比べると効率が落ちて苦しい印象。そのうちジェット買ってセッティングしてみる。
あぁ、良かった。とりあえずはまともに走った。
今回使用した部品
エアーフィルターエレメント 17211-102-720 ?円