シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

サイクルレコーダー 自転車用ドライブレコーダー

 

 

 

自転車で使う為に長時間録画出来るレコーダーを選んだつもりだったけど、実際は2時間程度しか録画出来なかった。失敗したけど記録を残しておく。

 

 

静止画:jpeg

録音:WAV

録画形式: avi

画像比: 16:9

解像度: 1080P/30fps 720P/30fps

電池容量: 560mAh

充電時間: 1時間

録画時間: 3時間

録音時間: 7時間

重量: 34.8g

SDカード:micro-SD/64GBまで

 

XTHYというブランドのレコーダー。本体にIDVと書いて有るけど正式な型式は不明。3,962円というお手頃価格だったけど、現在は在庫切れになっている。以前はSSXYというブランドで売っていたので、もしかしたら別ブランドで出品されているかもしれない。

品物の紹介文には「バイク、ドライブレコーダー」などと書かれているけど、恐らく本来は議事録作成とか、ハイキングやジョギングとか、そういうシチュエーションを想定しているんじゃないかと思う。バイクや自転車用にしては形状が不向きだからだ。

じゃあ何でこんな得体のしれない不向きなレコーダーを買ったんだ?といえば、バッテリーの持ち(録画可能時間)がとても長いからだ。XTHYの製品紹介では録画時間についての説明が無いけど、以前出品されていたSSXYの製品の紹介文では「7時間の録画化可能」と書いて有った(実際は違う)。

自転車の場合、この録画時間がとても重要になる。車やバイクの様に、外部から電源を供給する事が出来ないからだ。モバイルバッテリーを使えば出来なくはないけど、別にバッテリーを準備する必要がある、バッテリーに繋ぐ事で設置個所に制限が出来る、などの不都合が生じる。だからレコーダー本体のバッテリーで長時間(最低でも4時間、出来れば5時間以上)録画が出来る製品を探していたんだけど、大体は2時間程度しか持たない。2時間ごとにバッテリーを取り換えるのも面倒臭い。以前もレコーダーについて色々やってはみたけど、面倒臭いので結局使わなくなる。

なので、レコーダー単体だけで7時間録画できるというのは非常に便利で自転車で使うにはうってつけだと思った。本格的なレコーダーや自転車専用品と比べるとかなり安いので本当に使えるのか心配になるけど、4千円程度なら失敗したり壊したりしてもダメージはまだ少ないだろう。

※取説を翻訳してようやく気付いたけど、録画時間は3時間だった。録音時間が7時間だった。これはカタログ値で、実際の録画時間は2~2時間半程度だ。マジで失敗したのでそれなりにダメージを受けている。

 

 

ネットで見るより厚みが有る。比較的小振りだけど縦長な形状になる。取説が付属するけど中国語で書いてるのでさっぱり分からない。翻訳アプリを使いながら何とか操作方法を理解する。

本体の側面に操作ボタン、micro-SDカードスロット、USBコネクタがある。SDカードは付属しないので別途購入する必要が有る。

操作方法は

1)一番上のボタン(電源マーク)を長押しすると電源が入る(スタンバイ状態/青色LED点灯)。

2)一番下のボタン(カメラマーク)を長押しすると録画を開始する(青色LED点滅)。

3)再度一番上のボタン(電源マーク)を長押しすると録画停止、電源OFF。

なお、録画中に真ん中のボタンを長押しするとLEDの表示が消灯する。バッテリーを少しでも長持ちさせたいなら消灯させておくと良い。

 

レコーダーの固定方法は、

・本体のマグネットでくっつける

・本体のクリップではさむ

・カメラマウントのネジを使って固定する

の3方法。マグネットはかなり強力だけど、振動する自転車やバイクで使うには少々心もとない。クリップで固定するのが一番簡単だけど、丁度良い画角に合うような固定場所が都合よく有る訳でも無いので工夫が必要。カメラマウントを使って固定するのが一番安定して確実だけど、マウントのネジ穴が曲者。本体がカーブしていて、マウントネジが凹んでいるのでしっかりマウントに固定出来ない。しかもネジの位置が本体の一番下にあるので、レコーダーが出っ張ってしまう。

 

試しにバイク用ヘルメットに固定してみる。バイクにしろ自転車にしろ、車体に固定するとかなり激しい振動に曝される。頭か身体に固定すればその分緩衝される。

固定すると上にかなり出っ張る。形状が良くない。レコーダーを付けるとシールドを上まで開けられなくなるのは誤算だった。

 

マウントとレコーダー本体に隙間が出来る。レコーダーの形状が良くないのと、マウントのネジ穴が凹んでいるからだ。しかもカメラマウントに固定すると本体のクリップが邪魔になる。形状はとても悪い。マウントは以前アクションカムの固定用に千円位で買った汎用品。安い割に意外に役に立つ。

 

実際に録画してみると画質は思ってたよりもかなり良かった。動画をYouTubeにアップすると画質が落ちてしまってあまり参考にならないので、参考に動画再生のキャプチャー画像を載せて置く。

 

昼間なら充分。ナンバーまで詳細に読み取ろうとすると少々難が有るけど、事故時の状況を確認する程度なら充分な画質。

 

夜間は走ってないので参考にトンネル内の画像。暗いと画質がかなり落ちる。ナンバーも読み取れないし、ライトでハレーションが起きる。でもまぁ事故時の状況を確認出来れば良いのであれば最低限の実用性は有るかと思うし、僕は夜間はほとんど乗らない。

 

録画時間は5時間程度は確認出来た。それ以上はループ撮影で古いデーターから消えていくので正確には分からなかった。本当に7時間撮影出来るのかは怪しいが、5時間以上は撮影出来そう。僕が自転車に乗る時間位はカバー出来そうだ。

注意点は、固定に工夫が必要という事。特にカメラマウントを使う場合はネジ穴の位置が悪くてしっかり固定し辛い。また、本体にはモニターが無くスマホでの確認も出来ない為、どの様な映像が撮れているのかがその場で確認出来ない。取付位置や角度が悪いと上手く撮影出来ないので、取付に関しては何度か試行錯誤が必要。

 

長時間録画出来て、しかもループ撮影出来て、更にとても安価で、これは自転車のレコーダーにうってつけだと思っていたけど実際はバッテリーが2時間程度しか持たないので役立たずだった。バッテリーの持ちが2時間程度の製品は山ほどあるので、この製品を選ぶ理由は無い。