無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』。店のオーナーの息子・心也は、怪我で大好きなサッカーができなくなり、中学最後の夏休みを前に晴れない気持ちを持て余している。また心也は、時々こども飯を食べにくる同級生のことを気にしていた。一人は夕花。クラスから疎外され、義父との折り合いも悪い。もう一人は金髪パーマの不良、石村。友情と恋心、夏の逃避行。大人たちの深い想い。〈子ども食堂〉から始まる思いやりの連鎖が、温かな奇跡を呼ぶ。
★★★☆☆
レビュー
映画のプロモーションを見て興味がわいたので原作を読んでみた。
正直なところ期待したほどではなかった。以前読んだイニシエーション・ラブを思い起こす。「結果ありき」な印象で、結果に結びつける為にストーリーを展開させている様な印象。母を亡くした男子中学生と義父のDVに耐える孤立した女子中学生、子ども食堂と不良を交えながら展開し、成人後のふとしたキッカケで・・・という流れだけど、どうしても感情移入出来なかった。
おっさんになったからなのかなぁ。人間はもっと下衆いモノだよなぁと思ってしまって白々しくてもう恋愛小説は読めないかも。まぁ、こうした平穏でアットホーム的な小説が高評価されるのは平和で良いのかもしれないけど。
